【9月8日 注意情報】愛知県西部・岐阜県美濃地方で線状降水帯発生のおそれ
2026年9月8日午後3時48分、愛知県西部と岐阜県美濃地方に、今後3時間以内に線状降水帯が発生する可能性があるとして、気象防災速報が発表されました。
愛知県の名古屋市、清須市、あま市、大治町、蟹江町には、午後3時34分にレベル4大雨危険警報も発表されています。
この記事で紹介する地点は、行政機関が公表している道路冠水想定箇所です。現在、すべての地点が冠水していることを示すものではありません。
大雨の際は道路情報板や通行規制を確認し、少しでも水がたまっている場合は進入せず、必ず迂回してください。
愛知県西部と岐阜県美濃地方では、線状降水帯の発生によって短時間に雨量が増え、低い土地の浸水や道路冠水が急速に進む可能性があります。
特に注意が必要なのが、鉄道や幹線道路などの下を通るアンダーパスや地下道です。
アンダーパスは周囲より路面が低く、雨水が集まりやすい構造になっています。入口から水深を判断することも難しく、気づいたときには車が動けなくなる場合があります。
この記事では、愛知県西部と岐阜県美濃地方で注意したいアンダーパスのうち、行政機関が冠水想定箇所として公表している場所を地図で確認します。
この記事の要点
- 愛知県西部・岐阜県美濃地方で線状降水帯が発生する可能性がある
- 名古屋市や清須市などにはレベル4大雨危険警報が発表された
- 清須市の古川アンダーパスでは、過去に車両水没による死亡事故が発生している
- 美濃加茂市は市内9か所を道路冠水想定箇所として公表している
- 掲載地点が現在冠水していることを示す記事ではない
愛知県西部で注意したいアンダーパス
愛知県は、短時間の大雨によって冠水する可能性があるアンダーパスなどを「道路冠水想定箇所」として公表しています。
今回は、線状降水帯直前予測やレベル4大雨危険警報の対象地域にある、清須市と名古屋市の代表的な注意箇所を確認します。
清須市・古川アンダーパス
清須市清洲田中町にある古川アンダーパスは、主要地方道・名古屋祖父江線が、JR東海道本線と東海道新幹線の下を通過する場所です。
所在地は、愛知県清須市清洲田中町116-11番地先です。
清須市清洲田中町の古川アンダーパス
2016年9月20日、台風16号に伴う大雨によって、このアンダーパスが冠水しました。
当時の報道によると、道路は約3mの深さまで冠水し、進入したワゴン車が水没。運転していた69歳の女性が死亡しました。
愛知県によると、アンダーパスの前後では通行止め規制が行われていましたが、車は規制区間内にある民有地側から冠水区域へ進入したとされています。
古川アンダーパスには冠水警報装置などが設置されていますが、大雨時は現地へ近づかず、周辺道路へ迂回することが重要です。
参考:
清須市「アンダーパス通行にはご注意を!」
国土交通省「古川アンダー 冠水想定箇所説明表」
名古屋市・荒子川公園西アンダーパス
荒子川公園西アンダーパスは、名古屋市港区の荒子川公園西側にあり、あおなみ線の線路下を通る道路です。
荒子川公園駅から南へ約500mの場所にあります。
名古屋市港区の荒子川公園西アンダーパス
名古屋市は、道路冠水が発生した場合に道路情報板を作動させるほか、一部のアンダーパスには、車両の進入を防ぐためのエアー遮断機を設置しています。
荒子川公園西アンダーパスにも道路情報板などが設けられています。
ただし、警報装置や遮断設備がある場合でも、通行止めが完了する前に急激に水位が上がる可能性があります。
道路情報板に「路面冠水」「通行止」などの表示が出ている場合は、絶対に進入しないでください。
参考:
名古屋市「大雨時、アンダーパスの通行にご注意ください」
岐阜県美濃地方・美濃加茂市の冠水想定箇所
岐阜県美濃地方では、美濃加茂市が市内のアンダーパスや地下道を道路冠水想定箇所として公表しています。
今回、国土交通省、岐阜県、美濃加茂市の公表資料をもとに、市内の対象地点をGoogleマイマップに整理しました。
国土交通省・岐阜県・美濃加茂市の公表資料をもとに作成
※掲載地点が現在冠水していることを示すものではありません。
美濃加茂市が公表する9か所
美濃加茂市内で公表されている冠水想定箇所は、次の9か所です。
| 名称 | 道路名 | 個別資料 |
|---|---|---|
| 稲辺2号アンダーパス | 稲辺349号線 | 位置図 |
| 稲辺1号アンダーパス | 尼ケ屋敷大原線 | 位置図 |
| 川合第3地下道 | 川合99号線 | 位置図 |
| 中之番地下道 | 中之番295号線 | 位置図 |
| 宮浦536号アンダーパス | 宮浦536号線 | 位置図 |
| 北一中地下道 | 山手167号線 | 位置図 |
| 北一東地下道 | 山手170号線 | 位置図 |
| 西町アンダーパス | 国道21号・248号 | 位置図 |
| 飛鹿アンダーパス | 田島飛鹿線 | 位置図 |
地下道には、歩行者や自転車の通行を主な対象とする場所も含まれています。
例えば北一東地下道は、車道のアンダーパスではなく、歩行者・自転車が利用する地下道です。
そのため、車両水没の危険があるアンダーパスとは分けて考える必要がありますが、歩行者用地下道も大雨時には浸水・閉鎖される可能性があります。
飛鹿アンダーパス
飛鹿アンダーパスは、美濃加茂市太田町にあり、美濃太田駅から西へ約400mの地点にあります。
市道・田島飛鹿線が、JR高山本線などの線路下を南北方向に通るアンダーパスです。
美濃加茂市太田町の飛鹿アンダーパス
美濃加茂市は、飛鹿アンダーパスについて、実際に冠水した際の写真を公開して注意を呼びかけています。
線路下へ向かって道路が低くなるため、入口から最深部の水深を判断することは困難です。
宮浦536号アンダーパス
宮浦536号アンダーパスは、美濃加茂市田島町4丁目8-4付近にあります。
市道・宮浦536号線が国道248号の下を通るアンダーパスです。
美濃加茂市田島町の宮浦536号アンダーパス
美濃加茂市の注意喚起ページには、宮浦536号アンダーパスが閉鎖された際の写真も掲載されています。
大雨時に通行止め設備やバリケードが設置されている場合は、その先がまだ冠水していないように見えても進入してはいけません。
北一東地下道は歩行者・自転車用
北一東地下道は、美濃加茂市山手町2丁目83付近にある、歩行者・自転車向けの地下道です。
車道用アンダーパスではありませんが、大雨の際には浸水を防ぐため閉鎖される場合があります。
徒歩や自転車の場合も、水が流れ込んでいる地下道へは入らず、地上の安全な経路へ迂回してください。
アンダーパスはなぜ短時間で冠水する?
アンダーパスは、鉄道や幹線道路の下を通るため、周囲の道路より路面が低く造られています。
通常は排水ポンプや排水路によって雨水を外へ排出していますが、短時間に大量の雨が降ると、流れ込む水の量が排水能力を上回ることがあります。
アンダーパスで特に注意したい点
- 周囲より低いため雨水が集中しやすい
- 入口から最深部の水深が分かりにくい
- 短時間で急激に水位が上がることがある
- 車のタイヤが水に浸かると進退できなくなる場合がある
- 夜間は冠水範囲や水深をさらに確認しにくい
「前の車が通った」「浅く見える」という理由だけで進入するのは危険です。
雨水で路面の境界が見えない場合や、電光掲示板が点灯している場合、入口にバリケードが設置されている場合は、迷わず迂回してください。
現在の冠水・通行止め情報を確認する方法
この記事で紹介した地図は、行政が公表している冠水想定箇所を事前に確認するためのものです。
現在の冠水状況や通行規制については、次の公式情報を確認してください。
SNS上の投稿は現地の状況を知る参考になりますが、投稿時刻が古い場合や場所が正確でない場合もあります。
通行の可否は、自治体、警察、道路管理者が発表する最新情報を優先してください。
まとめ
2026年9月8日、愛知県西部と岐阜県美濃地方では、線状降水帯の発生によって大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとして警戒が呼びかけられています。
愛知県西部では、過去に死亡事故が発生した清須市の古川アンダーパスや、名古屋市港区の荒子川公園西アンダーパスなどに注意が必要です。
美濃加茂市では、飛鹿アンダーパスや宮浦536号アンダーパスを含む9か所が、道路冠水想定箇所として公表されています。
ただし、この記事で紹介した場所が、現在すべて冠水しているわけではありません。
大雨時にはアンダーパスの利用をできるだけ避け、道路情報板や通行止め表示がある場合は必ず迂回してください。





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