2026年9月7日、フジテレビの成田支局員として勤務するカメラマンが、成田空港の報道関係者専用エリアに知人を立ち入らせていたことが報じられました。
知人は航空機の撮影を目的に訪れていたとされ、問題が起きた「取材用デッキはどこなのか」「一般客も入れる展望デッキなのか」と気になった人も多いのではないでしょうか。
【この記事の結論】
- 問題が起きたのは成田空港第2ターミナル本館5階
- 取材用デッキは報道記者室に付属する報道関係者専用施設
- 一般客が利用できる4階の南・北見学デッキとは別の場所
- デッキの正確な区画や入口は一般向けに公表されていない
- Google Earthでは、本館中央部の5階付近に周囲とは形状の異なる区画を確認できる
この記事では、報道内容と成田空港の公式案内、航空画像をもとに、取材用デッキがある第2ターミナル本館の位置を確認します。
成田空港の取材用デッキはどこ?
問題の取材用デッキがあると報じられたのは、
成田国際空港
第2ターミナル本館5階
報道記者室に付属する取材用デッキ
です。
成田空港から取材パスを付与されたメディア関係者が使用する施設で、一般の空港利用者や航空ファンが自由に入れる場所ではありません。
成田空港の一般向けフロアマップには、報道記者室や取材用デッキの詳しい位置は掲載されていません。
そのため、現時点で確実に確認できるのは、報道で示された「第2ターミナル本館5階」までです。
第2ターミナル本館の場所を地図で確認
第2ターミナル本館は、JR線と京成線の「空港第2ビル駅」に直結する建物です。
以下の地図は、本館中央部付近の位置と建物の形状を確認するためのものです。取材用デッキの正確な区画や入口を示したものではありません。
※地図は成田空港第2ターミナル本館中央部付近。取材用デッキの正確な地点を示すものではありません。
一般向け見学デッキは4階の南・北2か所
第2ターミナルには、一般客が飛行機を見られる見学デッキもあります。
成田空港の公式案内によると、一般向けの見学デッキは第2ターミナル4階の南側と北側の2か所です。

南・北の見学デッキからは、第2ターミナル前に駐機する航空機などを見ることができます。
一方、今回問題となった取材用デッキは本館5階にあり、空港から取材パスを付与された報道関係者のみが使用できる別の施設です。
間違えやすいポイント
第2ターミナル4階の南・北見学デッキで、一般客が飛行機を撮影すること自体は問題ありません。今回問題になったのは、報道関係者専用の5階取材用デッキに、取材パスを持たない第三者を立ち入らせた行為です。
4階見学デッキと本館5階の位置関係
航空画像を拡大すると、一般向け見学デッキがある4階と、その一段上にある本館5階部分の位置関係を確認できます。

報道では「本館ビル5階にある取材用デッキ」と説明されていますが、専用デッキの外観や広さ、入口の位置までは明らかにされていません。
一般向け見学デッキから、そのまま取材用デッキへ移動できる施設ではないと考えられます。
本館中央部の5階にはどのような場所がある?
第2ターミナル全体を航空画像で確認すると、本館中央部には周囲とは形状の異なる区画があります。
次の画像では、その部分を黄色で囲みました。

拡大画像と比較すると、黄色で囲んだ区画は5階付近に位置していることが確認できます。
ただし、成田空港は取材用デッキの正確な位置や外観を公表していません。
この黄色部分が今回報じられた取材用デッキであると断定することはできません。
ここでは、報道で示された「本館5階」に、航空画像上でこのような建物構造が確認できることを示しています。
画像から確認できること
一般向け見学デッキは本館4階の南北に離れて配置されています。一方、本館中央部には5階付近の区画が確認できますが、報道関係者専用施設であることを示す案内や表示はありません。
カメラマンはなぜ専用デッキに知人を入れた?
文春オンラインの報道によると、問題が起きたのは2026年8月中旬です。
フジサンケイグループの番組制作会社「バンエイト」に在籍し、フジテレビから業務を委託されて成田支局員として勤務するカメラマンが、自身の取材パスを使って知人を取材用デッキへ招き入れたとされています。
知人は航空ファンで、デッキから滑走路や航空機の写真を撮っていたということです。
空港職員が現場を確認し、カメラマンは部外者を立ち入らせたことを認めたと報じられています。
フジテレビは成田空港を出入り禁止になった?
2026年9月7日の報道時点では、フジテレビが成田空港全体を出入り禁止になったと正式決定したわけではありません。
検討されていると報じられたのは、主に次の対応です。
- カメラマン本人の取材パスを2カ月間使用停止
- フジテレビの全取材者を対象に、取材用デッキの使用を無期限で禁止
いずれも報道時点では、成田空港側が対応を検討している段階です。
そのため「成田空港への出入りが全面的に禁止された」という意味ではなく、第2ターミナルにある報道取材用デッキを使用できなくなる可能性があるという内容です。
なぜ部外者を入れることが重大な問題なのか
空港は、多くの航空機や利用者が集まる重要施設です。
取材パスは、報道機関に所属する取材者が決められたルールのもとで活動するために付与されるもので、同行者を自由に専用区画へ招き入れるためのものではありません。
特に成田空港のような国際空港では、施設の安全管理や航空保安の観点から、立ち入れる人物を明確に管理する必要があります。
今回の件について、フジテレビは第三者を立ち入らせたことを認め、「空港における取材ルールに反する不適切なもの」と説明しています。
バンエイトも規則違反の重大性を認識しているとし、当該社員への厳正な対処と社内教育の徹底を表明しました。
バンエイトとはどんな会社?
バンエイトは、フジサンケイグループの番組制作会社です。
今回のカメラマンはバンエイトに在籍しながら、フジテレビから業務を委託され、同社の成田支局員として勤務していたと報じられています。
そのため、個人の取材パスだけでなく、フジテレビの取材者全体に対する取材用デッキの使用制限も検討される事態となりました。
取材用デッキからは何が見える?
取材用デッキから撮影されたと明記された一般公開画像は、現時点で確認できていません。
ただし、知人が滑走路や航空機を撮影していたとの証言から、少なくとも航空機や空港内を撮影できる場所だったと考えられます。
なお、報道に「B滑走路側」との記載はありません。取材用デッキがどの方向を向いているのか、どの滑走路がどの程度見えるのかも公表されていません。
文春オンラインに掲載された時事通信社の成田空港写真も、第1ターミナル側を写した資料写真であり、今回問題となった第2ターミナルの取材用デッキから撮影されたものではありません。
第1ターミナルや第3ターミナルにも取材拠点はある?
成田空港では、対象となる航空会社や出来事に応じて、複数の場所から報道取材が行われています。
過去にテレビ番組制作会社が公開した成田支局の紹介では、第1ターミナルと第2ターミナルの2か所に取材拠点があると説明されています。
一方、第3ターミナルについては、一般向け展望デッキや常設の報道取材用デッキの存在を確認できませんでした。
今回の問題については、報道で場所が第2ターミナル本館5階と明記されています。
まとめ
フジテレビの成田支局員として働くカメラマンが知人を立ち入らせた取材用デッキについて、確認できた内容をまとめます。
- 場所は成田空港第2ターミナル本館5階
- 報道記者室に付属する報道関係者専用デッキ
- 一般客が利用できる4階の南・北見学デッキとは別
- デッキの正確な区画や入口は公表されていない
- 航空画像では、本館中央部の5階付近に特徴的な区画が確認できる
- その区画が取材用デッキかどうかは断定できない
- フジテレビに対する使用禁止処分は報道時点で検討中
今回の問題は、一般客が見学デッキから航空機を撮影したものではなく、取材パスを持つカメラマンが報道関係者専用区画へ第三者を入れたことが問題視されたものです。
成田空港側は、今後同様の事案が起きないよう、関係者に取材用デッキの適切な使用を改めて周知するとしています。
参考:文春オンライン「フジテレビが成田空港で“出禁トラブル”を起こしていた」、成田国際空港公式サイト「ベストビューポイント」「空港内での撮影手続き」



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