笠置シヅ子の生涯をモチーフにしたNHK朝ドラ「ブギウギ」。
ついにシヅ子がモデルとなった福来スズ子(趣里)はついに出生の秘密を知ってしまいました。
大阪で共に過ごしている育ての両親が実の父母ではなく、本当の両親は故郷香川の人でした。
何も知らずに実の父親、治郎丸菊三郎の17回忌に参列したスズ子。
法事や実母との再会シーン菊三郎の遺影が時々画面に現れました。
菊三郎役のこの男性の遺影は誰なのでしょうか?
菊三郎役の遺影の男性は誰?
菊三郎の遺影のモデルは誰なのか、わかりませんでした。
菊三郎の遺影が登場した、10月27日(金)と30日(月)。
オープニングのキャストに菊三郎役の俳優の記載はありませんでした。
恐らく合成写真ではないでしょうか?
もし合成写真などであれば、後日NHKの製作秘話などで明かされるのではないでしょうか。
菊三郎のモデル、笠置シヅ子の実父
大正3年(1914年)生まれの笠置シヅ子が生まれて間もなく病没したという父、三谷陳平。
香川県旧大川郡相生村黒羽(現東かがわ市相生黒羽)の豪農の跡取り一人息子でした。
今でも地図などで相生黒羽の辺りを見ていますと「三谷」と言う企業が散見されます。
地元では有数の家柄なのでしょう。
中世の応仁の乱でも三谷氏の名前が出てきいます。
(父方の実家は笠置シヅ子が法事に参列した頃には没落していたようですが)
ブギウギでは亡くなった実父役は治郎丸菊三郎となっています。
本名からはかけ離れているように見えますが、笠置シヅ子か晩年取り寄せた戸籍謄本には実父の名前が「住友菊三郎」となっており、その後亀井家に養女となっていると自伝にて語っています。
一方、実母と養母の故郷引田町の引田町史では「実父は三谷家当主栄五郎の長男陳平、実母は鳴尾」記載しています。
ブギウギでの「菊三郎」はシヅ子が見たという謄本からヒントを得たのでしょう。
それにしても笠置シヅ子が見た謄本とは一体何だったのでしょうか?
「住友」は「角友」の間違い?
引田町史を読んでも「住友」という姓は出てきませんでした。
「住友セメント」で初めて1回だけ出てきます。
よくよく調べてみましたら、香川県には「角友」と書いて「すみとも」と読む姓が存在しました。
また別のサイトでは「香川県東かがわ市引田に分布あり」とピンポイントで記載しています。
シヅ子の実父の実家は東かがわ市相生ですが、極めて有力な手掛かりであることには間違いないと思われます。
しかし追跡はここまでで菊三郎実在に繋がる有力な情報は見つかりませんでした・・・。
引田町で撮影された10代の頃の笠置シヅ子。
実母に会った前後の姿であることは間違いないでしょう。
趣里演じる福来スズ子と再会した実母キヌの住まいは人里離れたような場所の設定でしたが、実際は栄えていた引田村の中心部から程なく離れた民家や商家が密集したような場所であったのではと推察します。
鳴尾が笠置シヅ子に渡したのは金無垢の懐中時計
キヌの家に貼られた「仕立物賜ります」の貼り紙は史実とほぼ同じですね。
また実父が実母に渡したという金無垢の時計をスズ子に渡したという事も自伝にある史実と同じですね。ただ、自伝は置時計でブギウギでは懐中時計ですね。
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