2023年後期朝ドラ「ブギウギ」。
出演者の皆さんやモデルとなった人々そして時代背景など・・・様々なことについて調べていくうちに、いくつかの偶然を発見しました。
そんないくつかの偶然についてまとめました。
恐らく実際に朝ドラ「ブギウギ」では出て来なかったり拾われない内容で、よく言えば「トリビア」「細かくて伝わらない」ような偶然ばかりです。
どうか最後までおつきあください。
朝ドラ「ブギウギ」 偶然の検証の素材 ① 趣里さん家族
1つずつ検証していくにあたり、素材を洗い出していきます。
趣里さんの父親・水谷豊さん
趣里さんの母親・伊藤蘭さん
2人の結婚のきっかけとなった、ドラマ「あんちゃん」(1982年)。
主人公(水谷豊)は住職。剃髪しない住職がいるということを世の中に認知させた、と言う人も。
朝ドラ「ブギウギ」 偶然の検証の素材 ② 水谷豊さん出演ドラマ
「あんちゃん」よりも少し前に水谷豊さんは化け物級の視聴率をたたき出したドラマに出演しました。それが「熱中時代」(1978年10月~1981年3月)です。
最終回の別れのあいさつのシーンではクラスの児童全員のすすり泣きが聞こえます。
熱血でコミカルで本当に素敵な教師・北野広大役を演じた水谷豊さんです。
@penjyu
朝ドラ「ブギウギ」 偶然の検証の素材 ③ 水谷豊さん出演ドラマの主題歌
このドラマ(第一部)の主題歌は「ぼくの先生はフィーバー」です。
(作詞:橋本淳/作曲:平尾昌晃/編曲:若草恵)
歌っていたのは、当時9歳の原田潤。子供ながらにパワフルな歌声と声量です。
平尾昌晃さんのスクール出身という事でただ単に子供が歌っているという感じではなく、歌い方に奥深さや捻りがあります。
平尾昌晃さんは「カナダからの手紙」でも有名。
こちらも橋本淳さんと平尾昌晃さんのコンビです。
ドラマのオープニング「ぼくの先生はフィーバー」
歌番組で原田潤が歌う「ぼくの先生はフィーバー」
ちなみに、水谷豊のヒット曲「カリフォルニア・コネクション」は熱中時代 刑事編の主題歌。ドラマでは元奥様も共演。
朝ドラ「ブギウギ」 偶然の検証の素材 ④ 松竹少女歌劇団(楽劇部)創設過程
朝ドラ「ブギウギ」で趣里さん演じる主人公花田鈴子のモデルは、ブギの女王笠置シヅ子です。
歌う事が大好きなシヅ子は、14歳の時(1927年:昭和2年)に宝塚少女歌劇団に落選しますが、何とか松竹歌劇団の前身となる松竹楽劇部(少女歌劇団)に入りました。
その松竹楽劇部を創設したのは、松竹の創業者 白井松次郎。
1921年(大正10年)に宝塚の舞踊教師の楳茂都陸平(うめもとりくへい)の舞踊『春から秋へ』を鑑賞したことがきっかけです。
そして1922年(大正11年)、宝塚の楳茂都陸平(舞踊)、原田潤(作曲)、松本四郎(作曲/指揮)の3人を招聘して松竹楽劇部養成所を開設し生徒を集ました。
笠置シヅ子の経歴を語る上で「松竹歌劇団」は外すことの出来ないワードですし、松竹歌劇団の成り立ちは宝塚から招聘された3人をに抜きで語ることは出来ません。
朝ドラ「ブギウギ」における偶然(こじつけ)、結論
いったい何が言いたかったのか・・・と思われても仕方がなかったですが、ここでようやく結論です。
こじつけ ① 原田潤 について
趣里さんは水谷豊さんの娘 → 水谷豊さんは大人気ドラマ「熱中時代」に出演していた → 主題歌「ぼくの先生はフィーバー」を歌っていたのは 原田潤 → 松竹に招聘された3人のうちの1人は 作曲家 原田潤
こじつけ ② 橋本淳/橋本じゅん について
「ぼくの先生はフィーバー」の作詞家は 橋本淳 → 松竹に招聘された3人のうちの1人は 作曲家 松本四郎 → ブギウギで松本四郎をモデルとした林部長を演じたのは 橋本じゅん
こじつけ ③ キヨ役 三谷昌登 と 松竹創業者 白井松次郎 大谷竹次郎は 同じ小学校? について
検証なしにいきなりのテーマで失礼致します。
キヨ役として登場する三谷昌登さんは、祇園の花街出身。
様々なドラマに置いて京ことば指導をしているほどのネイティブスピーカーです。
そんな三谷昌登さんはこの界隈の公立小学校を卒業していると思われますが、詳細は不明です。
しかし出身地域を考えますと「京都市立有済小学校」(2004年廃校)が濃厚ではないかと勝手に推察しています。
松竹創業者の白井松次郎と大谷竹次郎の双子の兄弟は、三条京阪の駅の付近で生まれて小学校は程なく近い有済小学校でした。この学校に通いながら実家の劇場の仕事にも精を出していたのです。
シヅ子の経歴に欠かせない松竹の創業者と、シヅ子をモデルにしたブギウギに出演する三谷昌登さんが同小ではないかという推論(こじつけ)でした。
朝ドラ【ブギウギ】トリビア・細かくて伝わらない偶然 最後に
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
「ブギウギ」では拾われない内容だろ~と思われたかと思います。
なので良く言えば「トリビア」「細かくて伝わらない」ような偶然、ということなのです。
これで、ブギウギ視聴にほんの少しだけ深みが増すかもしれません?!ということにしておいてくださいね。
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