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龍ケ鼻ダムはどこ?緊急放流の可能性と現在の水位・竹田川の流域を地図で確認

龍ケ鼻ダムはどこ?緊急放流の可能性と現在の水位・竹田川の流域を地図で確認 ニュースな場所

【8月31日追記】龍ケ鼻ダムの緊急放流の可能性は低下・竹田川の避難指示も解除

8月30日未明の大雨で緊急放流(異常洪水時防災操作)の可能性が示されていた龍ケ鼻ダムですが、その後、福井県は緊急放流に移行する可能性は「低い」としています。

また、竹田川では急激な水位上昇を受け、あわら市が30日午前5時45分に流域へ避難指示を発令しましたが、午後1時25分にはレベル4氾濫危険警報の解除に伴って避難指示も解除されました。

竹田川上流の「川上」観測所でも水位は低下し、8月30日午前9時の2.42mから、31日午前7時には1.56mとなっています。

一時はダムの緊急放流と竹田川のさらなる水位上昇が懸念されましたが、31日時点ではピーク時から状況は落ち着く方向に向かっています。

2026年8月30日、福井県で記録的な大雨となり、九頭竜川水系の龍ケ鼻ダムで「緊急放流(異常洪水時防災操作)」に移行する可能性があるとして警戒が呼びかけられました。

龍ケ鼻ダムからの放流量が増えた場合、下流を流れる竹田川の水位が急激に上昇する恐れがあります。

ニュースを見て、

「龍ケ鼻ダムはどこにあるのか」
「竹田川はどこへ流れていくのか」
「福井市へ向かう川なのか」
「ダムの水位や貯水量はどのくらい増えたのか」

と気になった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、龍ケ鼻ダムの場所と竹田川の流域、豪雨直前からの貯水量・水位の変化を地図と観測データから確認します。

この記事のポイント

・龍ケ鼻ダムは福井県坂井市丸岡町上竹田にあるダム
・ダムの水は竹田川を通って坂井市・あわら市方面へ流れる
・福井市中心部へ直接流れていく川ではない
・8月29日19:10の貯水量は約397.5万m³
・30日3:30には約827.8万m³まで急増
・公表画面では貯水率は「-」表示
・総貯水容量に対する参考割合では約39%→約81%相当

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龍ケ鼻ダムはどこ?福井県坂井市丸岡町に位置

龍ケ鼻ダムは、福井県坂井市丸岡町上竹田にあります。

九頭竜川水系・竹田川の上流に位置する多目的ダムです。

福井市中心部から見ると北東側の山間部にあり、坂井市丸岡町の市街地よりさらに上流にあります。


福井県内における龍ケ鼻ダムの位置

▲ 福井県内における龍ケ鼻ダムの位置

広域地図で見ると、龍ケ鼻ダムは福井市より北側、坂井市の山間部に位置していることが分かります。

所在地はこちらです。

龍ケ鼻ダムから竹田川はどこへ流れる?

龍ケ鼻ダムから放流された水は竹田川へ流れます。

地図上で大まかな流れを追うと、

龍ケ鼻ダム

坂井市丸岡町

あわら市南部付近

坂井市三国方面

九頭竜川へ合流

日本海

という流れになります。


▲ 龍ケ鼻ダムから竹田川下流方向を地図上で確認

今回の大雨では福井県内の広い範囲で河川の増水や浸水への警戒が必要となっています。

ただし、龍ケ鼻ダムから流れ出た水が福井市中心部へ直接向かうわけではありません。

龍ケ鼻ダム・竹田川について特に注意が必要なのは、下流側となる坂井市・あわら市方面です。

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龍ケ鼻ダムを3Dで確認

龍ケ鼻ダム周辺は山に囲まれた谷地形となっています。


龍ケ鼻ダムを3D地図で確認

▲ 龍ケ鼻ダムを3D表示で確認

画像では、山間部にダム湖が形成され、その下流側に堤体と竹田川が続いていることが分かります。

龍ケ鼻ダムは、洪水時に上流から流れ込む水の一部をダム湖に一時的にためることで、下流へ流れる水量の急増を抑える役割も担っています。

豪雨直前の龍ケ鼻ダムはどのくらい水があった?

国土交通省系のリアルタイムダム情報では、8月29日午後7時10分の龍ケ鼻ダムについて、次の観測値が確認できます。

項目 8月29日19:10
貯水位 172.84m
流入量 26.08m³/s
放流量 7.45m³/s
貯水量 3,975千m³(約397.5万m³)
公表貯水率

ここで注目したいのが、貯水量は公表されている一方、貯水率については「-」と表示されている点です。

龍ケ鼻ダムの総貯水容量は1,020万m³です。

そこで、公表された貯水量を総貯水容量で単純計算すると、

397.5万m³ ÷ 1,020万m³ × 100
約39.0%

となります。

ただし、これは国や福井県が発表している正式な「貯水率」ではありません。

当サイトが、公表された貯水量を総貯水容量で割って算出した「総貯水容量に対する参考割合」です。

利水貯水率などとは計算方法が異なる可能性があるため、参考値としてご覧ください。

一晩で貯水量が397.5万m³から827.8万m³へ急増

29日夜から30日未明にかけて、大量の雨水が龍ケ鼻ダムへ流れ込みました。

8月29日19:10には約397.5万m³だった貯水量は、30日3:30には約827.8万m³まで増加しています。

日時 貯水位 貯水量 総容量に対する参考割合※
8/29 19:10 172.84m 397.5万m³ 約39.0%
8/30 3:30 186.19m 827.8万m³ 約81.2%

※参考割合=公表貯水量÷総貯水容量1,020万m³。国や福井県が公表している正式な貯水率ではありません。

わずか8時間20分で約430.3万m³増加した計算です。

総貯水容量に対する参考割合で見ると、

約39%相当

約81%相当

まで急上昇したことになります。

流入量が放流量を大きく上回る時間帯も

29日夜には、龍ケ鼻ダムへの流入量が毎秒200立方メートルを超える時間帯も確認されています。

一方、その時間帯の放流量は流入量より大幅に少なく抑えられていました。

つまり、上流から流れ込んできた水の一部をダム湖にためることで、下流へ流れる水量の急増を抑えていたことになります。

国土交通省・気象庁が8月30日朝に発表した資料でも、福井県内の龍ヶ鼻ダムなどで洪水調節が行われていることが示されています。

少雨から一転して大雨に|龍ケ鼻ダムの「貯水率」は非表示

今回の大雨の前、福井県では少雨傾向が続き、県内ではダムの貯水量低下が問題となっていた地域もありました。

ただし、2026年夏の龍ケ鼻ダムそのものについて、公式な「貯水率○%」という連続データは確認できていません。

リアルタイム情報では貯水量や貯水位は掲載されていますが、龍ケ鼻ダムの貯水率欄は「-」表示となっています。

そのため、本記事では「龍ケ鼻ダムが渇水で○%まで低下していた」とは断定せず、公表された貯水量を同じ基準で比較しています。

豪雨直前の29日19:10には397.5万m³だった貯水量が、30日3:30には827.8万m³まで増えたことからも、今回の降雨によってダムの状況が短時間で大きく変化したことが分かります。

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その後どうなった?龍ケ鼻ダムの緊急放流の可能性は低下

8月30日未明、龍ケ鼻ダムでは大雨によって貯水位が急激に上昇し、気象庁は緊急放流(異常洪水時防災操作)に移行する可能性があるとして注意を呼びかけました。

しかし、その後の状況は変化しています。

8月30日朝には、福井県が龍ケ鼻ダムについて緊急放流に移行する可能性は「低い」としています。

一方、下流の竹田川では水位が大きく上昇しました。

あわら市では30日午前3時50分、竹田川にレベル4氾濫危険警報が発表され、午前5時45分には竹田川流域に避難指示が出されました。

その後、竹田川の水位は低下。

午後1時25分にはレベル4氾濫危険警報が解除されたことを受け、あわら市も竹田川流域に出していた避難指示を解除しました。

福井県の河川観測データを見ると、龍ケ鼻ダムに近い竹田川の「川上」観測所では、

日時 竹田川・川上観測所の水位
8月30日 8:00 2.31m
8月30日 9:00 2.42m
8月30日 15:00 1.92m
8月30日 23:00 1.60m
8月31日 7:00 1.56m

この観測所では、30日午前に上昇した水位が、その後は継続して低下していることが分かります。

一時は龍ケ鼻ダムの緊急放流と竹田川下流のさらなる水位上昇が懸念されましたが、8月31日時点ではピーク時から状況は落ち着く方向に向かっています。

ただし、大雨後は地盤が緩んでいる場所もあるため、引き続き自治体や福井県などが発表する最新の防災情報を確認してください。

緊急放流とは?ダムの決壊とは違う

「緊急放流」という言葉を見ると、ダムに貯めていた水を一気に放出するような印象を受けるかもしれません。

異常洪水時防災操作は、ダムに流れ込む洪水をこれまでのように貯め続けることが難しくなった際、下流へ流す量を増やす操作です。

ダムが決壊するという意味ではありません。

ただし、それまでダムが担っていた洪水調節効果が小さくなるため、下流河川の水位が急激に上昇する可能性があります。

龍ケ鼻ダムの場合は竹田川下流の坂井市やあわら市方面で、ダムの放流情報だけでなく河川水位や自治体からの避難情報にも注意が必要です。

まとめ

龍ケ鼻ダムは福井県坂井市丸岡町上竹田にあり、九頭竜川水系・竹田川の上流に位置しています。

ダムからの水は竹田川を通って坂井市・あわら市方面へ流れ、最終的に九頭竜川へ合流して日本海へ向かいます。

8月29日19:10には貯水量約397.5万m³でしたが、30日3:30には約827.8万m³まで増加しました。

公表画面では龍ケ鼻ダムの貯水率は「-」となっていますが、総貯水容量1,020万m³に対する単純な参考割合では、

約39%相当 → 約81%相当

まで上昇した計算になります。

今回の大雨では状況が短時間で変化しています。

龍ケ鼻ダム・竹田川周辺では、国土交通省や福井県、坂井市、あわら市などが発表する最新の防災情報を確認してください。

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