2026年9月、SNS上で「名古屋ライド」と呼ばれる危険な自転車の集団走行をめぐり、14歳の男子中学生2人が逮捕されました。
愛知県警が公開したバスのドライブレコーダー映像には、自転車の前輪を浮かせる「ウィリー走行」をしながら道路を走る少年たちの姿が映っています。
さらに、対向してきたバスのすぐ脇を次々と通過し、そのうち1人がバスと衝突する場面も記録されていました。
「名古屋ライド」という名前から名古屋市内で起きた事件と思う人もいるかもしれません。
しかし今回、逮捕につながった危険走行の現場として報じられているのは、名古屋市ではなく長久手市岩作高山(やざこたかやま)の市道です。
では、現場は長久手市のどこなのでしょうか。
愛知県警が公開した映像とGoogleマップ、ストリートビューをもとに、現場周辺の道路や名古屋市との位置関係を確認します。
【この記事の要点】
・「名古屋ライド」と呼ばれる危険な自転車走行をめぐり、14歳の男子中学生2人が逮捕
・今回の危険走行が行われたのは長久手市岩作高山の市道
・逮捕された2人は瀬戸市と尾張旭市に住む14歳の男子中学生
・事件は2026年7月30日午後4時30分ごろに発生したと報じられている
・少年らは前輪を浮かせる「ウィリー走行」をしながら対向車線側のバスに接近
・1人はバスと衝突したとされている
・警察はバスのドライブレコーダー映像などから少年らを特定
・名古屋市などでは2025年9月ごろから、少年らによる危険な自転車の集団走行が確認されていた
「名古屋ライド」で14歳の男子中学生2人を逮捕
愛知県警は2026年9月9日、道路交通法違反(妨害運転)などの疑いで、瀬戸市と尾張旭市に住む14歳の男子中学生2人を逮捕しました。
報道によると、2人は他の少年らとともに、2026年7月30日午後4時30分ごろ、長久手市内の市道を自転車で走行。
前輪を浮かせる「ウィリー走行」をしながら対向車線を走るバスに接近し、バスに急ブレーキをかけさせるなど、通行を妨害した疑いが持たれています。
さらに瀬戸市の少年については、バスと衝突したにもかかわらず事故を申告しなかった疑いも報じられています。
警察はバスのドライブレコーダー映像などから人物を特定したということです。
なお、警察は2人の認否を明らかにしていません。
| 発生日時 | 2026年7月30日 午後4時30分ごろ |
|---|---|
| 現場 | 愛知県長久手市岩作高山の市道 |
| 逮捕 | 瀬戸市と尾張旭市に住む14歳の男子中学生2人 |
| 走行 | ウィリー走行などをしながら集団で走行 |
| 被害車両 | 対向車線を走っていたバス |
「名古屋ライド」のバス衝突現場はどこ?
今回の現場について、一部の報道では「長久手市岩作高山の市道」と具体的な地名まで伝えられています。
長久手市は名古屋市の東側に位置する自治体です。
「名古屋ライド」という名称から名古屋駅や栄など名古屋市中心部をイメージしがちですが、今回逮捕につながった事件の現場は、名古屋市中心部から東へ離れた長久手市でした。

名古屋市と長久手市周辺の位置関係。赤い印付近が今回報じられた長久手市岩作高山周辺
地図を見ると、長久手市は名古屋市の東側にあり、北側には尾張旭市、さらにその北東側には瀬戸市があります。
今回逮捕された2人が瀬戸市と尾張旭市に住む中学生と報じられていることも含めると、今回の事件は名古屋市中心部ではなく、名古屋市東部から長久手・尾張旭・瀬戸方面へ広がるエリアで起きた出来事として位置関係を捉えると分かりやすくなります。
現場は長久手市岩作高山のこの付近
| 事件 | 「名古屋ライド」と呼ばれる自転車の危険な集団走行 |
|---|---|
| 発生場所 | 愛知県長久手市岩作高山の市道 |
| 発生日時 | 2026年7月30日 午後4時30分ごろ |
| 逮捕された少年 | 瀬戸市と尾張旭市に住む14歳の男子中学生2人 |
| 問題となった走行 | ウィリー走行などによる危険な集団走行 |
| 現場の特徴 | 片側1車線でバスなどの一般車両も通行する道路 |
報道された「長久手市岩作高山」という地名と、愛知県警が公開したドライブレコーダー映像をもとに現場周辺を確認します。
周辺は名古屋市中心部のような大通りではなく、住宅や小規模な建物が道路沿いに並ぶ地域です。
現場付近を走る道路は片側1車線で、中央にはオレンジ色のセンターラインがあります。
警察が公開した映像では、少年らがこのような道路上を集団で走り、前輪を上げながら対向車線側へ接近する様子が確認できます。
警察映像とストリートビューを比較すると道路や建物が一致
さらに、警察が公開したバスのドライブレコーダー映像とGoogleストリートビューを比較します。
映像とストリートビューには、いくつもの共通する特徴があります。
・左側にあるピンク系の建物と塀
・左端の白線が大きく曲がる形状
・道路中央のオレンジ色のセンターライン
・右側に並ぶ住宅や建物
・道路沿いの電柱
・道路上を横切る多数の電線
・道路が奥へ続く方向や緩やかな線形
特に、左側のピンク色の建物と特徴的な白線、道路右側の建物配置は比較しやすいポイントです。
これらを照合すると、報道映像に映っている危険走行区間は、上記ストリートビューで確認できる道路付近とみられます。
ただし、少年らは一定区間を走行しているため、映像に映る道路と「バスとの衝突地点」が完全に同一地点であるとは限りません。
この記事では、報道で公表された「長久手市岩作高山」と映像・道路形状をもとに、危険走行が撮影された現場周辺として紹介しています。
「名古屋ライド」とは?
今回のニュースで初めて「名古屋ライド」という言葉を知った人も多いのではないでしょうか。
警察や報道によると、名古屋市などでは2025年9月ごろから、少年らが自転車で集団走行し、ウィリーや逆走などを行う危険な行為が確認されていました。
こうした危険な集団走行が、SNS上などで「名古屋ライド」と呼ばれていたとされています。
報道では、SNSで参加者を募るケースもあったと伝えられています。
愛知県警交通部も今回の逮捕を受け、SNSなどで危険な集団走行への参加を呼びかけられても応じないよう注意を呼びかけています。
「名古屋ライド」は特定の1グループを指すとは限らない
「名古屋ライド」という名称が使われていますが、現時点で公表されている警察・報道情報だけから、危険走行を行うすべての少年が同じ固定メンバーの組織に所属していると判断することはできません。
今回逮捕された2人と、過去にSNSなどへ投稿された別の危険走行映像に登場する人物との関係についても、確認された事実と分けて考える必要があります。
なぜ「名古屋ライド」なのに現場は長久手市?
ここで気になるのが、名称は「名古屋ライド」なのに、今回の事件現場が長久手市だったことです。
警察の説明では、危険な集団走行は「名古屋市など」で確認されていたとされています。
つまり、今回報じられている「名古屋ライド」は、今回の長久手市の1地点だけで行われていたものではありません。
また、今回逮捕された少年2人の居住地も名古屋市ではなく、瀬戸市と尾張旭市です。
「名古屋ライド」という呼称だけを見て「名古屋市に住む少年だけの集団」「名古屋市内だけで行われる走行」と捉えるのは正確ではなさそうです。
今回の事件からも、少なくとも危険走行が長久手市でも行われていたことが分かります。
どんな走り方が問題になっている?ウィリー・逆走・蛇行
愛知県警交通部は、今回の事件に関連して、危険な集団走行として複数の行為を挙げています。
・ウィリー:自転車の前輪を浮かせて走行する行為
・逆走:本来の進行方向とは逆方向に走る行為
・蛇行:左右に大きく進路を変えながら走る行為
・幅寄せ:走行する車両へ接近する行為
今回公開された映像では、少年たちが前輪を浮かせた状態で道路を走り、対向するバスの近くを通過しています。
1人、2人とバスの脇を通過した後、別の少年がバスに衝突する様子も記録されています。
単に「自転車でウィリーをした」という問題ではなく、一般車両が通行する公道上で、対向車へ接近しながら集団走行していたことが今回の事件の重要なポイントです。
現場付近はバスも通る生活道路
現場周辺を地図やストリートビューで見ると、道路沿いには住宅などが並んでいます。
さらに今回、実際に対向してきたバスとの衝突が起きたとされていることからも、少年らだけが利用する場所ではなく、日常的に一般車両などが行き交う道路だったことが分かります。
前輪を高く上げるウィリー走行では、通常の走行より前方の状況に対応しにくくなる可能性があります。
そこへ集団走行や対向車線へのはみ出しが重なれば、対向車だけでなく、周囲の道路利用者を巻き込む事故につながる危険があります。
今回の警察映像は、その危険性が実際のバスとの衝突という形で表れたものといえます。
今回の逮捕は「名古屋ライド」をめぐる取り締まりの一環
名古屋市などでは2025年9月ごろから少年らによる危険な集団走行が確認されており、警察は取り締まりを強化していました。
今回の事件では、バスに搭載されていたドライブレコーダーの映像などが人物特定につながったと報じられています。
愛知県警交通部はSNSでも、道路上でウィリーや逆走などをして走行車両を妨害した中学生2人を逮捕したことを公表。
「SNS等での危険な集団走行の呼びかけには乗らないこと」と注意を呼びかけています。
今後、今回逮捕された2人以外の走行者について捜査が進むのか、また「名古屋ライド」と呼ばれる危険走行がどのように広がっていたのかも注目されます。
まとめ|名古屋ライドのバス衝突現場は長久手市岩作高山
今回は、「名古屋ライド」と呼ばれる自転車の危険な集団走行をめぐり、14歳の男子中学生2人が逮捕された事件について、現場周辺を地図とストリートビューで確認しました。
今回報じられている現場は、愛知県長久手市岩作高山の市道です。
愛知県警が公開したドライブレコーダー映像と現地のストリートビューを比較すると、周辺の建物や道路形状などに共通する特徴を確認できます。
また、「名古屋ライド」という名称ですが、今回逮捕された少年は瀬戸市と尾張旭市に住んでおり、事件現場も名古屋市ではなく長久手市です。
名古屋市などでは2025年9月ごろから同様の危険な集団走行が確認されていたとされ、警察が取り締まりを強化していました。
SNSで目立つ映像だけでなく、一般の車やバスが実際に通行する道路で行われている点が、今回の事件から改めて浮き彫りになっています。




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