【2026年8月11日追記】開催予定地は正式に確定していなかったことが判明8月11日の読売テレビの報道により、実行委員会が出店者向けのオンライン説明会などで彦根市・長浜市・高島市の具体的な開催予定地を示していた一方、いずれの施設についても管理者との正式な使用手続きが完了しておらず、会場使用が最終的に確定した状態ではなかったことが明らかになりました。
報道によると、彦根港では花火大会の情報が入っておらず、長浜市のさいかち浜でも大会に関する届け出はなかったとされています。高島市の六ツ矢崎浜についても、主催者から計画の説明はあったものの、会場使用の承諾には至っていなかったと報じられています。
実行委員会は、正式に会場が確定していない段階で具体的な開催予定地を出店者に提示して準備を進めていたことについて、「進行管理および説明が十分ではなかった」としています。
そのため、本記事で地図上に示している3地点は、実行委員会側から開催予定地として案内されていた場所をもとに位置関係を確認したものであり、正式に使用が確定していた花火大会会場ではありません。
2026年8月22日に開催が予定されていた「琵琶湖三市同時花火大会」。
滋賀県の彦根市、長浜市、高島市の3か所から、同じ夜に花火を打ち上げるという珍しい計画でした。
ところが8月9日、大会の中止が発表されました。
開催を楽しみにしてチケットを購入していた方、出店に向けて準備を進めていた方にとって、直前の中止発表は残念な知らせだったと思います。
本記事では中止に至った経緯を追及するのではなく、発表されていた開催計画をもとに、素朴に気になったことを地図で確認してみます。
「三市同時」の三市とは、具体的にどこだったのでしょうか。
そして、3つの会場はどのくらい離れていたのでしょう。
もし予定通り同時に花火が上がっていたら、別会場の花火を見ることはできたのでしょうか。
琵琶湖三市同時花火大会とは
公式サイトでは、琵琶湖三市同時花火大会について、高島市・長浜市・彦根市の「三市・三方向」から同時に花火を打ち上げる大会として案内されていました。
全席指定・事前販売制で、ナイトマーケットや翌日の三市周遊スタンプラリーも計画されていました。
観覧席についてもスタンダード席、パノラマ席、ダイナミック席、カップル席、VIP席などが設定され、三市それぞれについてチケットが販売されていました。
つまり単に3つの花火大会が同じ日に開かれるというより、彦根・長浜・高島をひとつの企画として結び付けることが、この大会の大きな特徴だったようです。
では、その3会場を地図で見てみます。
「三市同時」の三市はどこ?
三市とは、琵琶湖東岸の彦根市と長浜市、そして対岸に位置する高島市です。

地図で見ると、長浜市と彦根市は琵琶湖の東岸に並んでいます。
一方、高島市は琵琶湖の西岸。
「三市同時」と聞くと3会場が比較的近い場所に集まっているようにも感じますが、実際には琵琶湖を挟んだかなり大きなスケールの企画だったことが分かります。
発表されていた3会場の位置を確認
さらに会場周辺を地図で確認してみました。
赤い丸:六ツ矢崎浜(高島市)
黄色い丸:琵琶湖こどもの国(高島市)
緑の丸:さいかち浜(長浜市)
青い丸:彦根港(彦根市)

長浜側では湖岸緑地さいかち浜周辺、彦根側では彦根港周辺、高島側では琵琶湖西岸側が会場として案内されていました。
ここで気になるのが、それぞれの距離です。
長浜会場と彦根会場はどのくらい離れている?
まず長浜側の「湖岸緑地さいかち浜」と彦根港周辺を見てみます。

同じ琵琶湖東岸ですが、隣り合った会場というわけではありません。
地図上では湖岸に沿って南北に離れており、さいかち浜から彦根港周辺まではおよそ9km前後あります。
数百メートル先で別の花火が上がるような距離感ではなく、別会場の花火はかなり遠方に見えることになります。
高島会場は琵琶湖の対岸
さらに興味深いのが高島会場です。

高島市は彦根・長浜とは反対側の湖岸にあります。
Google Earthで琵琶湖上空から見ると、その位置関係がさらに分かりやすくなります。

琵琶湖を挟んで向かい側に長浜市と彦根市があることが分かります。
ここまで離れていると、「三市同時」という言葉から想像する景色も少し変わってきます。
高島側までは約16~19km
そこでGoogleマップの距離測定機能を使い、東岸側から高島側までのおおよその距離も確認しました。※高島市の会場を琵琶湖こどもの国と設定

彦根側から高島側までは、測定地点によっておよそ16km程度。

さいかち浜付近から高島側を見ると、およそ19kmあります。
同じ大会の会場とはいえ、湖を挟んで十数km離れていたことになります。
実際にはどんな見え方になった?
ここで、もうひとつ素朴な疑問が出てきます。
「3か所から同時に打ち上げたら、3会場の花火が一度に大きく見えたのだろうか?」
距離だけを考えると、そのような景色にはならなかった可能性があります。
たとえば自分がいる会場の花火は大きく見えても、約9km離れた別会場の花火はかなり小さくなります。
さらに琵琶湖の対岸、16~19kmほど先の花火となれば、夜空の遠方に小さな光として見える程度だった可能性があります。
三市同時に打ち上がった場合のイメージ
距離関係を分かりやすくするため、地図とGoogle Earthで確認した位置関係を参考に、三市から同時に花火が上がった場合のイメージをAIで作成しました。

琵琶湖三市同時花火大会が開催された場合の見え方をAIで作成したイメージ
※上の画像は実際の大会風景ではありません。地図上の位置関係と会場間のおおよその距離を参考に作成したAIイメージです。花火の大きさ・高さ・色・打ち上げ位置などを正確に再現したものではありません。
手前の会場では花火が大きく見え、その向こうに別会場の花火、さらに対岸には小さな花火が見える。
実際に開催されていれば、こうした距離感のある風景になったのかもしれません。
もちろん花火の号数や打ち上げ高度、天候、空気の透明度、観覧位置などによって見え方は大きく変わります。
そのため、この画像はあくまで距離感を考えるためのイメージとしてご覧ください。
「琵琶湖が一つになる」とはどんな体験だったのか
3会場の位置を調べてみて感じたのは、この企画の面白さは、必ずしも「巨大な3つの花火を同時に見る」ことだけではなかったのではないか、ということです。
彦根、長浜、高島。
離れた3つの湖岸で、同じ時間にそれぞれの花火を見上げる。
遠くの対岸にも別の会場があり、そこでも同じ大会の花火が上がっている。
公式サイトには、三市を巡るスタンプラリーも計画されていました。
そう考えると、「三市同時」という企画は、3つの花火を至近距離で同時に眺めるというより、琵琶湖を囲む3つの地域が同じ時間を共有することに意味があったのかもしれません。
まとめ|地図で見るとかなり壮大な計画だった
琵琶湖三市同時花火大会について会場の位置を地図で確認すると、想像していた以上に広い範囲を使った計画だったことが分かりました。
長浜と彦根は同じ東岸にありながら数km離れ、高島はさらに琵琶湖を挟んだ対岸にあります。
今回、大会そのものは中止となりました。
それでも「琵琶湖の三方向から同じ時間に花火を打ち上げる」という発想そのものは、とても珍しいものでした。
もし計画通り実現していたら、琵琶湖の夜空はどのように見えたのでしょうか。
地図を眺めながら考えてみると、「三市同時」という言葉のスケールが少し違って見えてきます。




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