【この記事の結論】
千葉県大網白里市で、1カ月にも満たない間に2度の浸水被害を受けたラーメン店は、「ラーメンみたけ」です。
所在地は千葉県大網白里市金谷郷232-1。2026年8月の豪雨で店内が浸水し、9月5日に営業を再開したものの、わずか2日後の9月7日に再び浸水しました。
現店舗周辺の標高は約11.28mで、約9.27mの旧店舗より約2m高い場所にあります。それでも現店舗で被害が繰り返されたことから、標高だけでなく、周囲の田畑や用水路、道路の勾配、排水環境などが大きく影響したと考えられます。
千葉県大網白里市で、2026年8月の豪雨による浸水被害から復旧したばかりのラーメン店が、9月の大雨で再び被災しました。
店が営業を再開したのは9月5日。ところが、そのわずか2日後となる9月7日、再び茶色く濁った水が店舗周辺へ押し寄せました。
被災したラーメン店はどこにあるのでしょうか。
この記事では、ラーメンみたけの現在地と旧店舗の場所、2度の浸水被害、両店舗の標高差、8月と9月の大網駅周辺の状況を地図や現地映像から確認します。
大網白里の被災ラーメン店は「ラーメンみたけ」
1カ月にも満たない間に2度の浸水被害を受けた店は、千葉県大網白里市の「ラーメンみたけ」です。
店名:ラーメンみたけ
所在地:〒299-3242 千葉県大網白里市金谷郷232-1
アクセス:JR大網駅から徒歩約10分
運営:合同会社JoyLead
店舗形態:地元企業が運営する自社ブランドの店舗
ラーメンみたけは、全国チェーンのフランチャイズ店ではありません。
運営会社の公式情報によると、2001年に立ち上げられた地元発祥のラーメン店です。20年以上にわたり、大網白里市で営業を続けてきました。
1カ月で2度浸水、営業再開からわずか2日
ラーメンみたけが最初に大きな被害を受けたのは、2026年8月13日から14日にかけての千葉豪雨です。
店内が冠水して営業できない状態となり、店側は周囲の支援を受けながら復旧作業を進めました。
その後、9月5日にようやく営業を再開しましたが、9月6日夜から再び雨が降り続き、7日には店舗周辺が冠水。再び店内へ水が流れ込みました。
8月13~14日
豪雨により店内が冠水し、営業できない状態になる
8月中旬~9月上旬
周囲の支援を受けながら復旧作業を進める
9月5日
営業を再開
9月7日
再び店舗周辺が冠水し、店内へ水が流入
1度目の被災から1カ月もたたず、営業再開からはわずか2日後の再被災でした。
9月7日の現地映像、コンビニ周辺が再び冠水
9月7日に現地で撮影された動画では、ラーメンみたけ向かい側のコンビニ周辺が、再び広範囲に冠水している様子が確認できます。
数週間前に水没した場所が再び冠水したことを伝える現地映像
— Miwa@Zeromus鯖
2026年9月7日の投稿
※上の投稿は2026年9月7日に撮影・公開されたものです。8月の豪雨時の映像ではありません。
映像では、駐車場と道路の境界が分からなくなるほど水が広がり、駐車中の車もタイヤ付近まで水に漬かっています。
報道によると、店側は8月の経験を踏まえて食材を高い場所へ移すなどの備えをしていました。しかし、冷蔵庫の電源が落ちれば対策にも限界があります。
ラーメンみたけは2025年に高架下から現在地へ移転
ラーメンみたけは、以前から現在の金谷郷で営業していたわけではありません。
旧店舗は、大網駅近くの高架下にある大網白里市駒込444-6にありました。
旧店舗での営業を2025年3月30日に終え、同年4月4日、系列店「ラーメン一笑」があった金谷郷232-1へ移転・統合。「ラーメンみたけ」の屋号で新たに営業を始めました。

【地図画像について】
地図上の薄い茶色で表示されている部分は、Googleマップの通常の配色です。浸水範囲や水がたまった場所を示したものではありません。
現在地のストリートビューは旧「ラーメン一笑」を表示
Googleストリートビューの撮影時期によっては、現在のラーメンみたけの場所に、移転前の系列店「ラーメン一笑」が表示されます。
看板が異なっていても、現在のラーメンみたけの所在地は同じ金谷郷232-1です。
※撮影時期により、以前この場所で営業していた「ラーメン一笑」が表示されます。
大網駅近くの高架下にあった旧店舗
次のストリートビューは、大網駅近くの高架下で営業していた旧店舗です。
※こちらは大網駅近くの高架下にあった移転前の旧店舗です。今回浸水被害を受けた金谷郷の現店舗とは場所が異なります。
旧店舗より現店舗の方が約2m高かった
国土地理院「地理院地図」の標高データで、旧店舗と現店舗周辺の高さを確認しました。
その結果、現店舗周辺の標高は約11.28m、旧店舗周辺は約9.27mでした。
旧店舗
所在地:大網白里市駒込444-6
周辺の標高:約9.27m
8月の状況:大きな浸水被害の報道は確認できず
9月の状況:大きな浸水被害の報道は確認できず
現店舗
所在地:大網白里市金谷郷232-1
周辺の標高:約11.28m
8月の状況:店内が浸水
9月の状況:再び店内へ水が流入
標高差は約2.01m。
現店舗の方が旧店舗より約2m高い場所にありますが、浸水被害は現店舗で繰り返されました。


※地理院地図の標高値は周辺地表面の目安です。店舗の床面そのものを測量した数値ではありません。
約2m低い旧店舗が浸水しなかったのはなぜ?
旧店舗の方が約2m低いにもかかわらず、確認できた範囲では、8月と9月のいずれも現店舗のような浸水被害は報じられていません。
この結果から、浸水リスクは単純な海抜の高さだけでは決まらないことが分かります。
9月7日の報道では、現店舗付近を流れる用水路から水があふれ、歩道や車道、コンビニの駐車場へ流れ込んでいたとされています。
現店舗周辺で被害が大きくなった背景には、次のような条件が重なった可能性があります。
- 周囲の田畑や用水路から水が集まりやすい
- 用水路の排水能力を上回る雨が降った
- 道路や駐車場の微妙な勾配によって水が流れ込んだ
- 鉄道や道路の盛土が水の流れに影響した
- 店舗床面と道路面の高さに大きな差がなかった
標高が高ければ必ず安全とは限りません。
周囲から水が流れ込む経路、河川や用水路の水位、排水能力、道路の勾配など、局地的な条件によって浸水の程度は大きく変わります。
大網駅周辺、8月と9月の浸水被害を比較
8月と9月では、同じ大網白里市の大雨でも、目立った被害の中心が異なっていました。
9月はラーメンみたけ・コンビニ周辺で被害が集中
一方、9月7日の大雨では、駅周辺で一時的に水がたまり、駅に止水板が設置されましたが、8月のように駅前一帯が広く水没した状況は確認されていません。
9月7日午前9時ごろの現地情報では、大網駅自体に浸水はなく、午後2時ごろにも東金線高架付近は冠水していないことが報告されていました。
これに対し、駅から北へ約700m離れたラーメンみたけと、向かい側のコンビニ周辺では、駐車場や道路が深く冠水しました。
| 比較 | 8月13~14日 | 9月6~7日 |
|---|---|---|
| 大網駅前 | 駐車場や道路が広範囲に冠水 | 8月と同規模の広範囲な冠水は確認されず |
| 現店舗周辺 | 店内が浸水 | 店舗とコンビニ周辺が再び冠水 |
| 報道画像 | 大網駅周辺の航空写真が多数 | 店舗・コンビニ周辺の映像が中心 |
9月の報道で、8月のような大網駅前の航空写真がほとんど見られなかったのは、今回の深刻な冠水がラーメンみたけ・コンビニ周辺に集中していたためと考えられます。
8月豪雨における大網白里市全体の浸水場所やハザードマップについては、以下の記事で詳しく確認しています。
千葉県大網白里市はなぜ冠水?千葉豪雨の浸水場所をハザードマップ・過去の水害から検証
ラーメンみたけを支援する方法はある?
2026年9月8日現在、ラーメンみたけが公式に開設・案内している募金やクラウドファンディングは確認できません。
支援を考えている方は、店の公式サイトやSNSで復旧状況を確認し、営業が再開された後に実際に店を訪れて食事をすることが、確実な応援方法の一つとなりそうです。
- 公式サイト・SNSで復旧状況を確認する
- 営業再開後に来店して食事をする
- 店舗が正式に支援方法を発表した場合のみ協力する
- 根拠の確認できない募金や支援募集には注意する
大網白里市全体に対する災害支援寄付も受け付けられていますが、これはラーメンみたけへ直接届く寄付ではありません。
今後、店舗から正式な支援方法や営業再開情報が発表された場合は、この記事にも追記します。
まとめ
1カ月にも満たない間に2度の浸水被害を受けたラーメン店は、大網白里市金谷郷の「ラーメンみたけ」です。
- 2026年8月の豪雨で店内が浸水
- 9月5日に営業を再開
- わずか2日後の9月7日に再び浸水
- 現在地は千葉県大網白里市金谷郷232-1
- 2025年に大網駅近くの高架下から移転
- 現店舗は旧店舗より約2m高いが、現店舗だけが繰り返し被災
- 9月は駅前よりも現店舗・コンビニ周辺の冠水が目立った
20年以上にわたって地域で営業を続け、最初の被災からようやく再開した直後の、あまりにも厳しい再被災でした。
店舗の復旧と再び営業できる日が訪れることを願うとともに、公式から新しい情報が発表され次第、追記していきます。



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