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エンゼルス売却で新本拠地は?アナハイム残留・新球場・移転候補を地図で確認

エンゼルス売却で新本拠地は?アナハイム残留・新球場・移転候補を地図で確認 ニュースな場所

2026年9月1日、MLBのロサンゼルス・エンゼルスを、NFLロサンゼルス・ラムズのオーナーとしても知られるスタン・クロエンケ氏率いるKroenke Sports & Entertainment(KSE)が買収することで合意したと発表されました。

買収はMLBの承認などを経て、2027年第1四半期に完了する予定です。

そこで気になるのが、

「エンゼルスの本拠地も変わるのか?」
「アナハイムから移転する可能性はあるのか?」
「新球場はどこに建設されるのか?」

という点です。

現在の本拠地Angel Stadium(エンゼル・スタジアム)は1966年から使用されている球場で、現在のリースは2032年12月31日まで

球団側にはさらに延長できる権利があり、最大で2038年末まで使用できます。

一方、新オーナーとなるクロエンケ氏は、Inglewood(イングルウッド)にSoFi Stadium(ソーファイ・スタジアム)と約300エーカーのHollywood Park(ハリウッド・パーク)を開発した人物です。

この記事では、現在のAngel Stadiumの場所と周辺の広大な土地、アナハイム残留で新球場を建設する可能性、そしてInglewood(イングルウッド)など過去・現在に名前が挙がる移転候補地を地図で確認します。

【この記事のポイント】

・エンゼルスの新本拠地は現時点では決まっていない
・現在のAngel Stadiumのリースは2032年末まで、最大2038年末まで延長可能
・球場周辺には約133エーカーの広大な土地があり、その大部分が平面駐車場
・アナハイム残留+新球場・周辺再開発も大きな選択肢になる
・新オーナーのクロエンケ氏はInglewoodでSoFi Stadium+Hollywood Parkを開発
・米報道ではInglewoodのKia Forum(キア・フォーラム)の場所も新球場の可能性として言及されている
・ただしInglewood市長は野球場建設に否定的な姿勢を示している

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エンゼルスの現在の本拠地はどこ?

エンゼルスの現在の本拠地は、カリフォルニア州Anaheim(アナハイム)にあるAngel Stadium(エンゼル・スタジアム)です。

アメリカ全体で見ると、カリフォルニア州南部、ロサンゼルス都市圏に位置します。

エンゼル・スタジアムの場所をアメリカ全体の地図で確認

Angel Stadiumはロサンゼルス中心部ではなく、Orange County(オレンジ郡)のAnaheim(アナハイム)にあります。

Googleマップはこちらです。

Angel Stadiumは周囲を巨大な駐車場に囲まれている

Angel Stadiumを上空から見ると、特徴的なのが球場を取り囲む非常に広い平面駐車場です。

エンゼル・スタジアムと周囲の広大な駐車場を3D地図で確認

California State Auditor(カリフォルニア州監査官)の資料によると、Anaheim市が所有するAngel Stadiumと周辺の土地は合計約153エーカーあります。

このうち球場本体がある土地は約20エーカー。

残る約133エーカーの大部分が平面駐車場で、約1万5000台分の駐車スペースがあります。

約133エーカーは約54万平方メートルに相当します。

球場を近くから見ると、その規模がさらに分かりやすくなります。

エンゼル・スタジアムと周辺駐車場をGoogleマップ3Dで確認

南カリフォルニアの都市部で、これだけまとまった土地が球場の周囲に残っていることは大きな特徴です。

今後、新オーナーが新球場や周辺再開発を検討する場合、この広大な土地は重要なポイントになりそうです。

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アナハイム残留で新球場を建設する可能性は?

エンゼルスが新しい球場を必要とする場合でも、必ずしもアナハイムから移転する必要があるわけではありません。

現在のAngel Stadiumと周辺を含む市所有地は約153エーカー。

さらに周辺には鉄道の交通拠点ARTIC(Anaheim Regional Transportation Intermodal Center/アナハイム・リージョナル・トランスポーテーション・インターモーダル・センター)があり、複数の高速道路にもアクセスできます。

このため、

・現在のAngel Stadiumを大規模改修する
・周辺の土地を利用して新球場を建設する
・球場と商業施設、ホテル、住宅、飲食店などを一体的に再開発する

といった選択肢が考えられます。

もちろん、クロエンケ氏側から具体的な新球場計画が発表されたわけではありません。

しかしクロエンケ氏は、スタジアムだけを建設するのではなく、その周囲を含めて大規模な街づくりを行ってきたことで知られています。

その代表例が、ロサンゼルス郡Inglewood(イングルウッド)のSoFi Stadium+Hollywood Parkです。

Angel Stadiumのリースは2032年末まで

現在のAngel Stadiumについては、すぐに移転しなければならない状況ではありません。

California State Auditorによると、Anaheim市とエンゼルス側の現在のリースは2032年12月31日までです。

エンゼルス側は2025年2月、最初の3年間の延長オプションを行使しました。

さらに残る2回の3年間延長オプションを行使した場合、リースは最大2038年12月31日まで続くことになります。

つまり、新オーナーには今後の球場について検討する時間があります。

現球場を使いながらアナハイムで新球場を計画するのか、それとも別の場所への移転を検討するのかが、今後の大きな焦点になります。

新オーナーのクロエンケ氏が開発したHollywood Parkとは?

Stan Kroenke(スタン・クロエンケ)氏の関連企業は、Inglewood(イングルウッド)にNFLのSoFi Stadium(ソーファイ・スタジアム)と、その周囲の約300エーカーのHollywood Park(ハリウッド・パーク)を開発しました。

イングルウッドのHollywood ParkとSoFi Stadium、ロサンゼルス中心部の位置関係

Hollywood Parkは単なるスタジアムの敷地ではありません。

SoFi Stadiumを中心に、商業・エンターテインメント施設などを組み合わせた巨大な複合開発地区です。

今回のエンゼルス買収を発表したKSEも、Hollywood Parkについて約300エーカーの地区と説明しています。

KSEは今回の買収について、Hollywood Parkなどで築いた南カリフォルニアでの事業基盤を、さらに「南へ拡大する」ものと位置づけています。

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Angel StadiumとHollywood Parkはどのくらい離れている?

現在のAngel StadiumとHollywood Parkの位置関係を見ると、同じロサンゼルス都市圏でもかなり離れています。

エンゼル・スタジアムとイングルウッドのHollywood Parkの位置関係

Hollywood Parkはロサンゼルス中心部の南西側にあるInglewood(イングルウッド)。

一方、Angel Stadiumはそこから南東方向のOrange County(オレンジ郡)・Anaheim(アナハイム)にあります。

興味深いのは、KSEが今回の買収発表で、エンゼルスの取得について自社の南カリフォルニアでの拠点を「南へ拡大する」ものと説明していることです。

さらにOrange Countyについて、300万人以上が暮らし、独自の地域性、企業基盤、観光経済を持つ市場として位置づけています。

つまりKSEは、Orange Countyを単にロサンゼルス市場の一部ではなく、独自の価値を持つ大きな市場として見ていることがうかがえます。

この表現を見る限り、少なくとも現時点で「エンゼルスをInglewoodへ移して既存のスポーツ拠点に集約する」ことが発表されているわけではありません。

それでもInglewoodが移転候補として注目される理由

一方で米国では、エンゼルスの将来的な移転先としてInglewood(イングルウッド)が以前から取り沙汰されています。

理由のひとつが、すでにこの地域に巨大なスポーツ・エンターテインメント施設が集まっていることです。

Hollywood Park周辺には、

・SoFi Stadium(ソーファイ・スタジアム)
・Kia Forum(キア・フォーラム)
・Intuit Dome(インテュイット・ドーム)

などがあります。

つまりInglewoodは、すでに南カリフォルニアを代表するスポーツ・エンターテインメント地区のひとつとなっています。

さらに、新オーナーとなるクロエンケ氏自身がSoFi StadiumとHollywood Parkを開発していることから、エンゼルスの売却を受けてInglewoodが改めて注目されています。

Kia Forumの場所にエンゼルス新球場という案も

今回のエンゼルス売却を受け、ロサンゼルス・タイムズは一つの可能性として、クロエンケ氏がInglewoodのKia Forumの場所に新しい野球場を建設するよう働きかける可能性にも言及しています。

Kia Forumの場所を3D地図で確認すると、すぐ後方にSoFi Stadiumがあります。

Kia ForumとSoFi Stadiumの位置関係を3D地図で確認

画像の赤枠がKia Forum周辺です。

もしこの一帯にMLB球場が加われば、SoFi Stadiumなどと連携した巨大スポーツ地区になることは想像できます。

ただし、現時点でKia Forum跡地への新球場建設が決まったわけではありません。

むしろInglewood市長のJames Butts(ジェームズ・バッツ)氏は2026年3月、Kia Forumの敷地について野球場には十分な広さではないとの見方を示し、InglewoodへのMLB球場建設にも否定的な姿勢を示しています。

そのため、Inglewoodは「移転が決まった候補地」ではなく、新オーナーのクロエンケ氏との関係から注目される可能性のひとつとして見る必要があります。

過去にはLong Beach・Tustinも移転候補に

エンゼルスの将来の本拠地をめぐっては、Inglewoodだけでなく、過去にLong Beach(ロングビーチ)Tustin(タスティン)も候補として名前が挙がってきました。

位置関係はこちらです。

エンゼルスの移転候補地イングルウッド・ロングビーチ・タスティンの位置関係

地図を見ると、

Inglewood(イングルウッド)は現在地から北西方向、ロサンゼルス側。

Long Beach(ロングビーチ)は西側の海沿い。

Tustin(タスティン)はAngel Stadiumから比較的近いOrange County内にあります。

ただし、2026年3月のロサンゼルス・タイムズによると、Tustinでかつて検討された土地はすでに利用できない状況です。

Long Beachについては当時検討されたウォーターフロントの土地が残っているものの、多くの観客を球場へ輸送する交通面などが課題として指摘されています。

したがって、これらについても現在進行中の具体的な移転計画ではなく、過去に検討・報道された候補地として捉えるのが適切です。

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新オーナーKSEの発表は「Orange County市場」を重視

今回の買収発表で注目したいのが、Kroenke Sports & Entertainment(KSE)の表現です。

KSEは、SoFi StadiumとHollywood Parkによってロサンゼルス郡に築いた拠点について説明したうえで、エンゼルス買収についてその足場をさらに南へ拡大するものと位置づけています。

そしてエンゼルスの市場について、300万人以上の人口と独自の地域性、企業基盤、観光経済を持つ地域だと説明しています。

これはOrange County(オレンジ郡)を、単にロサンゼルス市場の一部としてではなく、独自の価値を持つ市場として評価しているとも読めます。

そのため、新オーナーがInglewoodに球団を移転する可能性だけでなく、

「アナハイムに残り、Angel Stadium周辺の巨大な土地を再開発する」

というシナリオも大きな注目点になります。

特にAngel Stadium周辺には約133エーカーもの土地が残っているため、クロエンケ氏がHollywood Parkで行ったような球場+商業施設+ホテル+住宅などの複合開発を検討できる余地があります。

ただし、これは現時点で発表された具体的な開発計画ではありません。

「Anaheim Angels」復活の可能性も?

さらに球場問題と合わせて注目されているのが、球団名です。

カリフォルニア州では2026年8月28日、いわゆる「Home Run for Anaheim Act」が成立しました。

正式にはAB 2512と呼ばれる法律で、Angel Stadiumの売却・リース・再開発に関連してAnaheim市が一定の州法上の特例を受ける場合、球団に「Anaheim Angels(アナハイム・エンゼルス)」の名称を使用することを求める仕組みです。

ただし、この法律だけでLos Angeles Angels(ロサンゼルス・エンゼルス)からAnaheim Angelsへの改名が自動的に決まるわけではありません。

今回の売却発表を受け、地元Anaheim側からは早くも歓迎の声が上がっています。

Home Run for Anaheim Actを提出した地元選出のAvelino Valencia(アベリノ・バレンシア)州下院議員は、今回の売却を「アナハイムにとって大きな日」と歓迎。

新オーナーとなるクロエンケ氏側との新しいパートナーシップに期待を示すとともに、「Anaheim Angels」の復活にも期待を示しています。

州上院議員のTom Umberg(トム・アンバーグ)氏も、今回の売却についてエンゼルスファンとAnaheimにとって喜ばしいニュースとの趣旨のコメントを出しています。

新球場、周辺再開発、そして球団名。

クロエンケ氏による買収によって、長年動かなかったAngel Stadiumをめぐる問題が大きく動き出す可能性があります。

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まとめ|エンゼルスの新本拠地はまだ決まっていない

2026年9月1日に発表されたエンゼルスの売却合意によって、球団の将来の本拠地にも改めて注目が集まっています。

現時点では、新球場の場所も、アナハイムからの移転も決定していません。

現在の状況を整理すると、

・Angel Stadiumのリースは2032年12月31日までで、最大2038年末まで延長可能
・Angel Stadiumと周辺の市所有地は約153エーカー
・球場本体を除く約133エーカーの大部分が平面駐車場
・アナハイムで新球場+複合開発を行う余地がある
・新オーナーのクロエンケ氏はInglewoodでSoFi Stadium+Hollywood Parkを開発した実績がある
・米報道ではKia Forumの場所も新球場の可能性として言及されている
・ただしInglewood市長は野球場建設に否定的
・Long BeachやTustinも過去に候補となったが、現在具体的な移転計画が進んでいるわけではない
・地元Anaheim側からは新オーナーを歓迎し、「Anaheim Angels」復活を期待する声も出ている

という状況です。

特に注目したいのは、現在のAngel Stadium周辺に残る巨大な土地です。

SoFi StadiumとHollywood Parkを一体的に開発したクロエンケ氏が、今度はAnaheim(アナハイム)でどのような構想を描くのか。

エンゼルスの新本拠地やAngel Stadium再開発について具体的な動きが発表され次第、追記します。

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