佐々木朗希投手が、以前よりも大きなグラブを使用している可能性が報じられました。7月2日のパドレス戦後、球種や握りを相手に読み取られる「癖バレ」について球団と本人が調査していたとされ、グラブの大型化も対策の一つではないかと注目されています。本記事では、以前から気になっていたグローブの紐とともに、今回明らかになった新しい情報を追記しました。
ロサンゼルス・ドジャース所属の佐々木朗希投手は、100マイルを超える速球が魅力のスケールの大きな投手です。
グローブを顔の近くに構えるセットポジションから、ノーラン・ライアンのように左足を顔の近くまで大きく上げて投げるスタイルも印象的です。
しかし、佐々木朗希投手の投球フォームを見ていると、ふと気になることがあります。
顔の近くに構えたグローブから、紐が長く垂れ下がっているのです。
その回のピッチングを終えたあとで紐を結び直すのかなと思い、次の回も佐々木投手のグローブに注目しましたが、紐は垂れ下がったまま。その次の回も同じ状態でした。
これは一流投手である佐々木投手の道具へのこだわりなのか、それとも試合中に自然と紐がほどけたものなのか。
気になったため、高校時代からドジャース移籍後までのグローブを比較してみました。
さらに2026年7月には、紐だけでなく、佐々木朗希投手のグラブそのものが以前より大きくなったのではないかという新しい情報も出てきました。
その背景には、相手チームに球種や握りを読み取られる、いわゆる「癖バレ」への対策がある可能性も指摘されています。
佐々木朗希投手の歴代グローブの紐を比較
岩手県立大船渡高校時代のグローブの紐
高校時代に最速163キロを記録し、「令和の怪物」として注目された佐々木朗希投手。まずは岩手県立大船渡高校時代のグローブの状態を見てみます。
この画像では、グローブの紐がしっかりと結ばれており、長く垂れ下がっていません。
一方、こちらの画像では、紐が結ばれて垂れていない箇所と、長く垂れている箇所があります。
画像を見る限りでは、もともと結ばれていた箇所が、投球を続けるうちにほつれたようにも見えます。
千葉ロッテマリーンズ時代のグローブの紐
ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団した佐々木朗希投手。プロ野球時代のグローブの紐も確認してみました。
この画像ではグローブの紐が結んで留められており、長く垂れ下がっていません。
ただし、試合開始時には結ばれていた紐が、登板回数を重ねるうちに緩んだり、垂れ下がったりする可能性もありそうです。
ロサンゼルス・ドジャース初登板時のグローブの紐
ポスティングシステムを利用してロサンゼルス・ドジャースに入団した佐々木朗希投手。メジャー移籍後のグローブも確認してみます。
高校時代の画像と同様に、紐が結ばれて垂れていない箇所と、長く垂れ下がっている箇所が確認できます。
この状態だけを見ると、投球前から意図的に紐を長くしていたというよりも、結んでいた箇所が投球中に緩んだようにも見えます。
一方で、2026年7月には、佐々木投手が使用しているグラブのサイズそのものが変わった可能性が話題になりました。
佐々木朗希のグラブが巨大化?以前より大きくなった可能性
2026年7月2日のパドレス戦で、佐々木朗希投手は3回を投げて7安打6失点。3本塁打を浴びる苦しい登板となりました。
この登板後、球種や握り、投球フォームなどから、相手打者に何らかの情報を読み取られていた可能性について、球団と佐々木投手本人が調査・研究していたと報じられています。
そして7月17日のヤンキース戦では、それまでよりもサイズを大きくしたグラブを使用していた可能性が浮上しました。
佐々木投手はこの試合で、メジャー移籍後最速となる101.8マイル、約163.8キロを計測。5回3分の2を投げて5安打1失点に抑える好投を見せました。
パドレス戦の3回6失点から、ヤンキース戦では5回3分の2を1失点。グラブの変更だけが好投の理由とは断定できませんが、何らかの修正が行われたことをうかがわせる結果となりました。
大きなグラブは「癖バレ」対策なのか
投手がグラブを顔や胸の近くに構えた際、グラブが小さかったり、角度によって内部が見えたりすると、ボールの握りや指の動きを相手チームに読み取られる可能性があります。
そのため、以前より大きなグラブを使ったのであれば、球種や握りを隠すための「癖バレ対策」だった可能性も考えられます。
試合前の取材でグラブのサイズについて質問されたドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、当初は「気付かなかった」としながらも、その後「確かに少し大きく見えた」と話しました。
また、もし本当に変更しているのであれば、佐々木投手が何かを調整しているということなのでうれしい、という趣旨のコメントもしています。
監督がグラブの大型化を明確に認めたわけではありませんが、変更の可能性を否定する回答でもありませんでした。
グローブの紐も球種を隠す工夫だった?
今回、グラブのサイズが大きくなった可能性が報じられたことで、以前から気になっていた長く垂れ下がった紐についても、改めて考えたくなります。
長い紐が意図的な「癖バレ対策」であることを示す情報は、現時点では確認できません。
高校時代や千葉ロッテ時代の画像では、紐がきれいに結ばれていることもあるため、投球の衝撃やグローブの使用状態によって、自然に結び目が緩んだ可能性もあります。
ただ、グラブの大きさや構え方、紐の位置などが重なることで、結果的にボールの握りや指の動きが見えにくくなることは考えられます。
今後の登板では、グラブの大きさだけでなく、紐の状態にも注目が集まりそうです。
他の投手のグローブの紐はどうか
山本由伸投手のグローブの紐
山本由伸投手のグローブは、紐がしっかりと結ばれているためか、長く垂れ下がっていません。
大谷翔平投手のグローブの紐
大谷翔平投手のグローブは、全国の小学校に各3個ずつ寄贈されたグローブと同じモデルとしても知られています。
画像では紐が結んで留められており、長く垂れ下がっていません。
佐々木朗希のグローブの紐と大型化を比較した結果
高校時代から佐々木朗希投手のグローブを比較すると、紐がしっかりと結ばれているときもあれば、一部の紐が長く垂れ下がっているときもありました。
おそらく佐々木投手も、最初からすべての紐を垂らしているわけではなく、試合前には結んだ状態で使用しているものと思われます。
100マイルを超える剛速球を何度も投げるなかで、グローブに加わる力によって結び目が緩んでいる可能性も考えられます。そして試合に集中しているため、登板中はあえて気にしていないのかもしれません。
さらに2026年7月には、球種や握りを読み取られる「癖バレ」への対策として、佐々木投手が以前より大きなグラブを使用した可能性も浮上しました。
一流スポーツ選手にとって、道具のわずかな調整が体の動きや投球感覚に影響を与えることがあります。
100マイル、約161キロを超える剛速球を生み出す佐々木投手にとっても、グラブのサイズや装着感、紐の状態は、私たちが考える以上に大切なのかもしれません。
グラブの大型化が本当に「癖バレ対策」だったのかは、現時点では明らかになっていません。しかし、パドレス戦後に修正を進め、ヤンキース戦で好投したという流れを考えると、今後のグラブにも注目したくなります。
メジャーリーグやプロ野球、高校野球を観戦するときには、投球結果だけでなく、投手が使用するグローブの形や紐の状態にも目を向けてみたいと思います。









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