SNSで見かける、白塗りの顔で通行人の後ろに近づき、その歩き方や仕草をそっくり真似するマイムの男性。
相手が気づかないうちに同じ動きを始め、振り返った瞬間に周囲から大きな笑いが起きる――そんな動画をTikTokやInstagramなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか。
この「白塗りで人を真似する海外のマイムは誰なのか?」と気になり、調べてみました。
男性は、Mimo Yen(ミモ・イェン)として活動するストリートパフォーマーです。
さらに調べてみると、最近SNSに登場した人物ではなく、SNSが現在のように普及する以前から長年マイムを続けてきた人物であることが分かりました。
@mimoyen1
Se sorprendió
#reels
#brasil
#eeuu
#humor
#mexico
♬ original sound – SpectralPhantom
この記事で分かること
・白塗りで通行人を真似するマイムは「Mimo Yen」
・本名はLuis Enrique Moreno(ルイス・エンリケ・モレノ)
・コロンビア・ペレイラ出身
・現在はエクアドルを中心に活動
・Mimo YenとMimo Yemの表記の違い
・マイムを始めたきっかけとこれまでの経歴
・TikTokやInstagramなどのSNS
・Tom the Mimeとの交流や共演について
白塗りで通行人を真似するマイムは誰?
この白塗りのマイムは、「Mimo Yen(ミモ・イェン)」の名前で活動している男性です。

出典:Mimo Yen TikTok(@mimoyen1)
エクアドルの現地メディア「ALDIA」が2022年12月に掲載した記事によると、本名はLuis Enrique Moreno(ルイス・エンリケ・モレノ)。
コロンビア出身で、現在はエクアドルでマイムとして活動しています。
■ Mimo Yen プロフィール
活動名:Mimo Yen(Mimo Yemと表記される場合もあり)
本名:Luis Enrique Moreno(Luis Morenoとの表記もあり)
出身国:コロンビア
出身地:ペレイラ(Pereira)
活動:ストリートマイム、コメディーパフォーマンス
主な活動国:エクアドル
特徴:通行人やパレード参加者の動きや仕草を誇張して真似するパフォーマンス
現地紙「EXTRA」の2025年のインタビューでも、Luis Morenoという本名と、コロンビアのペレイラ出身であることが紹介されています。
Mimo Yenの年齢は何歳?
現地紙「EXTRA」は2025年11月の記事で、Mimo Yenを54歳と紹介しています。
そのため、生年月日そのものは今回確認できていませんが、2025年時点では50代前半の人物ということになります。
動画だけを見ると最近SNSで人気になったパフォーマーのようにも見えますが、実際には長い活動歴を持っています。
Mimo Yenの出身国はどこ?コロンビア・ペレイラ出身
Mimo Yenの出身国はコロンビアです。
現地報道によると、出身地はコロンビア中西部にあるペレイラ(Pereira)。
現在SNSで見かける動画の多くはエクアドルで撮影されているため、エクアドル人のパフォーマーと思った人もいるかもしれません。
しかし、ルーツはコロンビアにあり、その後エクアドルへ渡って活動を続けてきました。
Mimo Yenはなぜマイムを始めた?
Mimo Yenがマイムを始めたきっかけには、意外なエピソードがあります。
2022年の「ALDIA」の取材によると、コロンビアにいた当時、仕事がなく街を歩いていた際に、通行人を真似するマイムを目にしたことがきっかけでした。
そのパフォーマンスを見て、自分にもできるのではないかと考えたMimo Yenは、自宅へ戻り、自分の顔を白く塗って街へ出たといいます。
ところが、最初から現在のようなメイクができたわけではありません。
当初はマイム用の化粧についての知識がなく、水性の塗料を使って顔を塗っていたため、白と黒のメイクをうまく維持できなかったそうです。
その後、友人から適切なメイク方法を教えてもらい、現在につながるスタイルを築いていきました。
「ALDIA」が取材した2022年の時点ですでに10年以上マイムを続けていたと報じられており、決してSNSの流行から生まれたパフォーマーではありません。
Mimo Yenは独学のマイムだった
Mimo Yenは、専門学校などでマイムを学んだ人物ではないようです。
2025年の「EXTRA」のインタビューでは、自らをスペイン語で「empírico(経験から身につけた、独学の)」マイムだと説明しています。
劇場で学んだマイムではなく、実際に街へ出て人々と接しながらパフォーマンスを身につけてきたということです。
通行人の歩き方、姿勢、手の動きなどを瞬時に観察し、それを少し誇張して再現する現在のスタイルも、長年のストリートパフォーマンスの中で磨かれてきたものとみられます。
SNSがない時代は動画をCDで配っていた
Mimo Yenの経歴を調べていて特に興味深かったのが、SNSが普及する以前から自分のパフォーマンスを映像に残していたという点です。
「EXTRA」のインタビューによると、以前から自身の仕事を動画で撮影しており、SNSがなかった時代にはCDで映像を配布していたといいます。
現在であればTikTokやInstagramに動画を投稿すれば、エクアドル国外の人にも瞬時に届きます。
しかし、Mimo Yenはそのはるか以前から、自分のストリートパフォーマンスを映像として人に見てもらう活動をしていたことになります。
Mimo Yenは現在どこで活動している?
Mimo Yenの活動場所について調べると、特定の一か所だけで活動しているわけではないことが分かります。
エクアドル各地の街や祭り、パレードなどを訪れ、人々の動きを真似するパフォーマンスを披露しています。
2022年の「ALDIA」も、Mimo Yenがエクアドルに住みながら、各地の自治体・地域を回って活動していると報じています。
また2023年には、エクアドル最大都市グアヤキルの商業地区ラ・バイーア(La Bahía)でも、通行人を真似するMimo Yenの姿が「EXTRA」によって取材されています。
そのため、「Mimo Yenはこの場所に行けば必ず見られる」という固定型のストリートパフォーマーというより、各地を移動しながら活動するパフォーマーと考えた方が実態に近そうです。
活動場所の一例がエクアドル・バレンシア
活動場所をすべて地図上に示すと非常に多くなるため、ここでは実際にMimo Yenの活動が報じられた場所の一例として、バレンシア(Valencia)を見てみます。

エクアドルは南米大陸の北西部、太平洋に面した国です。

バレンシアはエクアドルのロス・リオス県にある街です。
2022年の「ALDIA」の記事はバレンシアで行われたパレードでのMimo Yenを紹介しており、参加者の後ろについて動きを誇張して真似し、沿道の人々を笑わせる様子を伝えています。
今回確認した動画でも、このような祭りやパレードがMimo Yenにとって重要な活動の舞台になっていることが分かります。
以下は、Mimo Yenが活動していたことを確認した場所の一例です。
※上記はMimo Yenの活動場所の一例です。固定された活動拠点を示すものではありません。
「Mimo Yen」と「Mimo Yem」は同じ人?
Mimo Yenについて検索すると、「Mimo Yen」と「Mimo Yem」という2種類の表記が見つかります。
別のマイムなのかと思ってしまいますが、現地報道を比較すると、いずれも同じLuis Moreno(Luis Enrique Moreno)を指していると考えられます。
2022年の「ALDIA」は「Mimo Yen」と表記。
一方、2025年の「EXTRA」は「Mimo Yem」と表記しています。
興味深いことに、「EXTRA」の記事内に掲載されている本人のInstagramは「El mimo yen(@elmimoyen)」となっています。
また、TikTokでも@mimoyen1という表記が使われています。
そのため、本記事では本人のSNSでも確認できる「Mimo Yen」を基本表記とし、現地報道を引用する場合など必要に応じて「Mimo Yem」という表記も併記します。
Mimo YenのTikTokやInstagramは?
Mimo Yenのパフォーマンスは現在、SNSを通じてエクアドル国外にも広く知られるようになっています。
@mimoyen1Instagram
@elmimoyen
TikTokでは、白塗りのメイクとカラフルな衣装で通行人やイベント参加者の動きを真似する動画を見ることができます。
言葉をほとんど必要とせず、「相手の動きを真似する」という視覚だけで分かる笑いであることも、国境を越えて動画が広がりやすい理由の一つなのかもしれません。
Snoop DoggもMimo Yenの動画を紹介
Mimo Yenの動画は、ついに世界的なアーティストの目にも留まりました。
2025年11月、エクアドルの「EXTRA」などは、アメリカのラッパーSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)がMimo Yenの動画をSNSでシェアしたと報じました。
報道によると、その映像はグアヤキルの10月の祭りで撮影されたものでした。
長年エクアドルの街頭やパレードで人々を笑わせてきたマイムの映像が、SNSを通じて世界的なアーティストにまで届いたことになります。
Mimo YenとTom the Mimeに交流はある?
Mimo Yenのパフォーマンスを見て、Tom the Mime(トム・ザ・マイム)を思い浮かべた人もいるかもしれません。
どちらも白塗りのメイクを施し、通行人や周囲の人々の動きや仕草を取り入れて笑いを生み出すストリートマイムとして、SNSで多くの動画が紹介されています。
では、Mimo YenとTom the Mimeには交流があるのでしょうか。
今回、両者の名前を組み合わせて海外サイトやSNSなどを調べましたが、共演した、交流がある、あるいは師弟関係にあるといった情報は確認できませんでした。
Mimo Yenはコロンビア出身で、長年エクアドル各地の祭りやパレードなどを回りながら活動してきたストリートパフォーマーです。
一方、Tom the MimeもSNSで広く知られるマイムパフォーマーですが、現時点で確認できる情報からは、両者が直接関係していることを示す材料は見つかっていません。
パフォーマンスには似た部分がありますが、それぞれ別に活動しているマイムとして紹介するのが適切でしょう。
まとめ|白塗りで人を真似するマイムはMimo Yen
SNSで話題になっている、白塗りで通行人の動きを真似する男性について調べました。
- 活動名はMimo Yen(ミモ・イェン)
- 現地メディアではMimo Yemと表記される場合もある
- 本名はLuis Enrique Moreno
- コロンビア・ペレイラ出身
- 現在はエクアドルを中心に活動
- 専門教育ではなく、街頭で経験を積んできた独学のマイム
- 2022年時点ですでに10年以上の活動歴が報じられていた
- SNS以前にはパフォーマンス映像をCDで配布していた
- バレンシアやグアヤキルなど各地で活動が確認されている
- Snoop Doggが動画をシェアしたことで国外でも注目された
Mimo Yenの動画だけを見ると、SNS時代に登場した新しいパフォーマーのようにも見えます。
しかし、その背景をたどると、仕事がなかった時期に街で見かけたマイムをきっかけに自ら白塗りを始め、長年ストリートで技術を磨いてきた人物でした。
スマートフォンやSNSが現在ほど普及していなかった時代から映像を残し続けてきたMimo Yen。
現在、世界中の人がそのパフォーマンスをスマートフォンで見て笑っていることを考えると、長年続けてきた街頭での芸が、ようやく国境を越えて広がる時代になったともいえそうです。





コメント