2026年9月21日未明、神奈川県山北町の東名高速道路上り線で、軽トラックが大破する事故がありました。
運転していた20代の男性が死亡し、助手席に乗っていた20代の女性も手や足を骨折する重傷を負いました。
事故当時は雨が降っていて、同乗していた女性は警察に対し「追い越し車線を走っていたら、突然車が滑ってガードレールにぶつかった」などと話していると報じられています。
では、事故が起きた東名高速の場所はどこだったのでしょうか。
現場付近を撮影したX投稿とGoogleストリートビューを照合すると、事故車両が確認された場所をかなり絞り込むことができました。
この記事のポイント
・事故は神奈川県山北町山北の東名高速道路上り線で発生
・現場を撮影したX投稿とGoogleストリートビューから事故車両が確認された場所を調査
・確認地点は「吾妻山トンネル~山北バス停」の間
・この区間は神奈川県警が「交通事故多発地点」として注意を呼びかけている
・Google Earthでも現場周辺の地形と高低差を独自に確認
東名高速の死亡事故はどこで起きた?
事故があったのは、神奈川県足柄上郡山北町山北の東名高速道路上り線です。
9月21日午前1時50分ごろ、軽トラックがガードレールに衝突しました。
報道によると、事故現場は3車線で、台風25号による雨のため、通常時速100キロのところ80キロに速度規制されていました。
事故車両は大破し、運転していた20代の男性は病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
助手席に乗っていた20代の女性も手や足を骨折する重傷を負いましたが、命に別条はないと報じられています。
事故車両が確認された場所を調査
報道では「山北町山北の東名高速道路上り線」とされていますが、さらに詳しい場所を調べました。
現場付近を撮影したX投稿には、事故車両のほか、道路脇の法面やガードレール、黄色い道路標識、その先のカーブに設置された赤白の矢印標識などが映っています。
これらをGoogleストリートビューと照合すると、道路形状や標識の配置が一致する場所を確認することができました。
座標:35.36542, 139.08756 付近
確認方法:Xの現場映像とGoogleストリートビューを照合
なお、この地点は事故車両が確認された場所です。
最初に車がスリップした地点やガードレールへ衝突した正確な地点まで確認されたものではないため、本記事では事故の衝突地点そのものとは断定していません。
事故車両が確認された場所のGoogleマップ
現場照合に使用したX投稿:
蒼天さん(@soutennn)のX投稿
事故現場は「交通事故多発地点」の区間内
事故車両が確認された場所についてさらに調べると、気になることが分かりました。
神奈川県警は、東名高速道路の「上り・吾妻山トンネルから山北バス停の間」を「交通事故多発地点」として公表しています。
今回確認した事故車両の位置は、まさに吾妻山トンネルと山北バス停の間にあります。

Googleマップをもとに作成。赤丸は事故車両が確認された場所、青丸は吾妻山トンネルと山北バス停。
神奈川県警はこの区間について、吾妻山トンネルを過ぎるとカーブが連続した下り坂になるとして、特に雨の日には速度を落とし、スリップ事故に注意するよう呼びかけています。
また、県境付近の山間部では横転事故が多発しているとして、カーブの連続や速度にも注意を促しています。
今回の事故でも雨が降っており、同乗していた女性は「追い越し車線を走行していたら突然スリップした」と話していると報じられています。
ただし、今回の事故が道路のカーブや勾配によって発生したと確認されたわけではありません。警察が雨によるスリップの可能性も含めて事故原因を調べています。
吾妻山トンネルから山北バス停までの高低差を確認
では、この区間は実際にどのような地形になっているのでしょうか。
Google Earthを使い、神奈川県警が交通事故多発地点として挙げている吾妻山トンネル付近から山北バス停付近まで、東名高速道路に沿って標高を確認しました。

Google Earthをもとに作成。青線は道路のおおよその高低差を把握するために筆者が補助的に加えたイメージで、正確な道路の縦断勾配を示すものではありません。
今回確認した範囲は約3.4kmです。
Google Earth上では、吾妻山トンネル側がおよそ標高215m、事故車両が確認された地点がおよそ169m、山北バス停側がおよそ116mとなっており、全体として大井松田方面へ標高が下がっていることが分かります。
両端の標高差は約100mあり、地形からも長い下り基調の区間であることが確認できます。
標高図を見る際の注意
Google Earthの標高プロファイルでは、道路そのものだけでなく、橋の下にある谷など周辺地形の標高を拾っているとみられる部分があります。
そのため、赤い標高線をそのまま東名高速道路の縦断勾配として扱うことはできません。図中の青線は、道路全体の下り基調を分かりやすくするための補助的なイメージです。
大井松田IC~御殿場ICは急なカーブ・勾配が連続
この特徴は、Google Earthだけから分かるものではありません。
NEXCO中日本も、東名高速道路の大井松田IC~御殿場IC間について、山岳地帯を通過するため「急なカーブ・勾配が連続」する区間と説明しています。
NEXCO中日本の過去の資料では、御殿場~大井松田間の最大縦断勾配は4%とされています。
ただし、この「4%」は区間全体の最大値であり、今回の事故車両確認地点そのものの道路勾配が4%という意味ではありません。
神奈川県警の注意喚起、NEXCO中日本の道路資料、そしてGoogle Earthで確認した高低差を合わせると、今回の事故車両が確認された場所は、カーブと下り坂が続く山間部の区間に位置していることが分かります。
雨の影響でスリップした可能性を捜査
事故当時、現場では台風25号の影響による雨が降っていました。
報道によると、通常時速100キロの区間が80キロに速度規制されていました。
助手席に乗っていた女性は、警察に対して「追い越し車線を走っていたら、突然車が滑ってガードレールにぶつかった」などと説明しているということです。
神奈川県警高速隊は、雨の影響で車がスリップした可能性も視野に、詳しい事故原因を調べています。
まとめ
2026年9月21日未明に神奈川県山北町の東名高速道路上り線で発生した軽トラックの死亡事故について、現場付近を調べました。
Xに投稿された現場映像とGoogleストリートビューを照合したところ、事故車両が確認されたのは吾妻山トンネルと山北バス停の間でした。
この区間は、神奈川県警が「交通事故多発地点」として公表し、カーブが連続する下り坂で、特に雨天時のスリップ事故に注意するよう呼びかけている場所でもあります。
Google Earthで高低差を確認しても、吾妻山トンネル側から山北バス停方面へ全体として下っている地形であることが分かりました。
ただし、道路構造や雨が今回の事故にどのように影響したのかについては、現時点では警察が調査中です。
新たな情報が発表された場合は追記します。
ニュース出典:
TBS NEWS DIG
道路情報:
神奈川県警察「高速道路における交通事故多発地点」



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