この記事の要点(2026年10月22日更新)
- 10月21日、秋田県由利本荘市森子付近の子吉川左岸で越水による氾濫が確認されました。支流の石沢川でも氾濫が発生しました。
- 子吉川には一時、レベル5の氾濫特別警報が発表されましたが、22日午前2時20分に解除され、レベル2の氾濫注意報に切り替わりました。
- 由利本荘市では最大448世帯・1,204人を対象に緊急安全確保が発令されましたが、その後、水位の低下を受けて解除されています。
- 今回の大雨では、由利本荘市の矢島・笹子で24時間雨量が120mmを超え、いずれも10月の観測史上最大を更新しました。
- 10月21日午後9時40分までの24時間雨量は矢島で133mmを観測。鳥海山周辺では24時間で250mm以上の雨が降ったと推定されています。
- 22日朝の報道では、倒木や道路冠水が複数確認された一方、その時点で人的被害は確認されていません。
- 水位低下後も河川や冠水道路には近づかず、最新の河川水位、避難情報、交通規制を確認してください。
2026年10月21日、秋田県由利本荘市を流れる子吉川(こよしがわ)で、レベル5の氾濫特別警報が発表されました。
午後7時45分には明法水位観測所で「氾濫発生水位」に達し、すでに氾濫が発生している可能性があると発表。その後、午後8時15分には由利本荘市森子地先の左岸付近で、越水による氾濫が実際に確認されました。
この記事では、氾濫した場所、リアルタイムの水位とライブカメラ、避難情報、道路の通行止め、冠水しやすい赤沼JRアンダーパスの状況を、地図とともに整理します。
※災害情報は刻々と変化します。この記事の記載内容は確認時点のものです。避難判断には必ず自治体・気象庁・国土交通省の最新情報をご利用ください。
- 子吉川のライブ映像|現地の河川状況を確認
- 【10月22日最新】子吉川のレベル5氾濫特別警報は解除、水位は低下へ
- 子吉川氾濫を招いた大雨はどれほどすごかった?矢島・笹子で10月の観測史上最大
- 子吉川はどこで氾濫した?由利本荘市森子の左岸で越水を確認
- 子吉川のリアルタイム水位とライブカメラはどこで見られる?
- 10月21日の氾濫警報はどう変化した?時系列まとめ
- 由利本荘市の避難情報は?久保田・西滝沢地区に緊急安全確保
- 由利本荘市の通行止めはどこ?法体の滝方面で道路冠水
- 赤沼JRアンダーパスは冠水している?国道105号の安全対策
- 子吉川の氾濫と由利本荘市街地の位置関係
- 子吉川の「越水」と「堤防決壊」はどう違う?
- まとめ|子吉川は森子地区の左岸で越水を確認、最新の水位と避難情報を
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- 参考資料・情報源
子吉川のライブ映像|現地の河川状況を確認
子吉川周辺の状況を確認するため、YouTubeのライブ映像を掲載します。
河川の水位や周辺の様子は時間とともに変化します。映像の配信状況や撮影地点、撮影時刻を確認したうえで、国土交通省が公表する水位情報とあわせてご覧ください。
映像出典:YouTube(元動画を開く)
※ライブ配信には遅延や中断が生じる場合があります。また、映像に映る場所が今回の越水地点とは限りません。避難判断には、自治体や国土交通省の最新情報をご利用ください。
【10月22日最新】子吉川のレベル5氾濫特別警報は解除、水位は低下へ
2026年10月21日夜、秋田県由利本荘市を流れる子吉川で発生した氾濫について、22日未明から新たな動きがありました。
10月22日午前2時20分、子吉川に発表されていたレベル5の氾濫特別警報が解除され、レベル2の氾濫注意報に切り替わりました。
由利本荘市が発令していた「緊急安全確保」も、水位の低下を受けて解除されています。
警報解除までの経過
| 日時 | 状況 |
| 10月21日 19時45分 | 子吉川にレベル5氾濫特別警報を発表 |
| 10月21日 20時15分 | 森子地区左岸での越水確認を洪水予報で発表 |
| 10月21日 夜 | 緊急安全確保の対象が最大448世帯・1,204人に拡大 |
| 10月22日 2時20分 | レベル5氾濫特別警報を解除し、レベル2氾濫注意報へ切り替え |
| 10月22日 4時45分 | 二十六木橋観測所では氾濫注意水位を下回り、明法観測所では氾濫注意水位付近の状態が続く見込みと発表 |
| 10月22日 朝 | 緊急安全確保の解除が報道される。倒木・道路冠水などの被害確認が進む |
明法・二十六木橋の水位はどうなった?
10月22日午前2時の洪水予報によると、明法水位観測所の水位は3.67m、二十六木橋水位観測所は4.58mでした。
両観測所とも、この時点ではレベル2相当の水位でした。その後も水位は低下傾向となり、午前4時45分には二十六木橋観測所で氾濫注意水位を下回ったと発表されています。
ただし、これは当時の観測値です。現在の水位を確認する際は、国土交通省の公式情報をご覧ください。
浸水・道路冠水・人的被害の状況
10月22日朝の報道では、秋田県警が倒木や道路冠水を複数確認している一方、その時点で人的被害は確認されていないとされています。
また、子吉川の支流である石沢川でも氾濫が発生しており、今回の水害は子吉川本流だけに限ったものではありません。
警報が解除されても、浸水した道路や地盤が緩んだ場所では危険が残る可能性があります。河川やアンダーパスなどの状況を現地で確認することは避け、自治体や道路管理者の最新情報を確認してください。
参考:気象庁・秋田河川国道事務所の洪水予報、10月22日付の報道。情報は更新される場合があります。
子吉川氾濫を招いた大雨はどれほどすごかった?矢島・笹子で10月の観測史上最大
今回の子吉川の氾濫で注目したいのは、由利本荘市内で観測された記録的な雨量です。
10月21日は低気圧や秋雨前線の影響で雨が断続的に強まり、矢島と笹子では24時間雨量が120mmを超えました。
両地点とも、10月としての観測史上最大を更新しました。
由利本荘市と子吉川流域の雨量一覧
| 地点・範囲 | 雨量 | 観測・集計期間 | 特徴 |
| 矢島 | 128.0mm | 10月21日21時までの24時間 | 10月の観測史上最大を更新 |
| 笹子 | 129.0mm | 10月21日21時までの24時間 | 10月の観測史上最大を更新 |
| 矢島 | 133mm | 10月21日21時40分までの24時間 | 同日夜の後続報道で示された観測値 |
| 鳥海山周辺 | 250mm以上 | 10月21日夜までの24時間 | 推定雨量。地上観測所の実測値とは異なる |
| 子吉川流域平均 | 120mm | 10月21日1時~22日2時の25時間 | 洪水予報に記載された流域平均雨量 |
※数値は各発表時点のものです。観測期間や集計方法が異なるため、同じ条件での雨量ランキングではありません。鳥海山周辺の250mm以上は推定値です。
24時間で100mmを超える雨はどれくらいの量?
降水量1mmは、地面1平方メートル当たり約1リットルの水が降ったことに相当します。
つまり、24時間雨量が129mmなら、1平方メートル当たり約129リットルの雨が降った計算です。
| 雨量 | 1平方メートル当たりの水量 |
| 50mm | 約50リットル |
| 100mm | 約100リットル |
| 129mm | 約129リットル |
| 133mm | 約133リットル |
| 250mm | 約250リットル |
これは雨量を水の体積に換算したもので、実際に地面に水がその深さまでたまったことを意味するものではありません。
なぜ子吉川の水位が急激に上昇したのか?
子吉川は鳥海山周辺の山地から由利本荘市内を流れ、日本海へ注ぐ河川です。
今回のように上流の山間部でまとまった雨が降ると、降った雨が支流などを通じて本流へ集まり、下流の水位上昇につながります。
今回の大雨では、矢島・笹子の観測値だけでなく、鳥海山周辺でも非常に多い雨量が推定されており、流域全体で雨が降ったことが子吉川の増水を考えるうえで重要です。
ただし、越水に至った詳しい要因については、今後の河川管理者による検証を待つ必要があります。
10月の観測史上最大は、年間の観測史上最大とは違う?
今回、矢島と笹子で更新されたのは、「10月としての観測史上最大」という記録です。
これは過去の10月の観測値と比較した記録であり、年間を通じた歴代最大雨量を更新したという意味ではありません。
秋の雨としては記録的だったことが、今回の特徴といえます。
参考:秋田朝日放送の10月21日夜の報道、TBSの10月22日未明の報道、国土交通省・気象庁の子吉川洪水予報。
子吉川はどこで氾濫した?由利本荘市森子の左岸で越水を確認
10月21日午後8時15分の洪水予報で、子吉川の氾濫発生箇所が「秋田県由利本荘市森子地先(左岸)」と発表されました。
「左岸」とは、川の流れに沿って下流を向いたときの左側の岸を指します。
今回確認されたのは、河川の水が堤防などを越えて流れ出す「越水」による氾濫です。堤防そのものが破壊される「決壊」とは異なります。
なお、「森子地先」は地区名による位置の説明であり、個別の住宅や道路を特定するものではありません。現時点では、越水箇所の正確な緯度・経度や浸水範囲までは確認できていません。
明法水位観測所と氾濫地点は同じ場所?
明法水位観測所は、子吉川の水位を観測する地点です。今回の洪水予報では重要な基準観測所となっていますが、観測所の場所が、そのまま越水した場所を意味するわけではありません。
また、明法観測所と宮内水質水位監視所は別の施設です。地図上で混同しないよう注意が必要です。
子吉川のリアルタイム水位とライブカメラはどこで見られる?
子吉川の現在の水位は、国土交通省の「川の防災情報」で確認できます。河川カメラも同じサイトから探せます。
リアルタイム情報・公式リンク
明法・二十六木橋の水位を確認
今回の洪水予報で特に注目されているのが、明法観測所と二十六木橋観測所です。
| 観測所 | 10月21日19時50分の水位 | 状況 |
| 明法 | 5.37m | レベル5相当 |
| 二十六木橋 | 4.46m | レベル2相当。今後の水位上昇に警戒 |
※上記は10月21日19時50分時点の観測値です。現在の水位ではありません。最新の数値は「川の防災情報」で確認してください。
子吉川のライブカメラ
子吉川には、明法観測所付近や久保田地区などに河川監視カメラがあります。
河川カメラは静止画を一定間隔で更新する方式の場合があります。画像の撮影日時を確認し、現地の状況を確かめるために川へ近づかないでください。
10月21日の氾濫警報はどう変化した?時系列まとめ
| 時刻 | 発表・状況 |
| 11時45分 | 子吉川にレベル2・氾濫注意報 |
| 15時55分 | レベル3・氾濫警報 |
| 18時15分 | レベル4・氾濫危険警報。明法観測所で氾濫危険水位に到達 |
| 19時45分 | レベル5・氾濫特別警報。明法観測所で氾濫発生水位に到達 |
| 20時15分 | 由利本荘市森子地先の左岸で越水による氾濫発生を確認 |
午後7時45分の段階では「氾濫している可能性がある」という発表でしたが、午後8時15分には越水の発生が確認されました。
由利本荘市の避難情報は?久保田・西滝沢地区に緊急安全確保
由利本荘市では、10月21日午後7時45分、久保田地区と西滝沢地区の浸水想定区域に警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されました。
| 地区 | 対象世帯 | 対象人数 |
| 久保田地区の浸水想定区域 | 20世帯 | 45人 |
| 西滝沢地区の浸水想定区域 | 274世帯 | 785人 |
| 合計 | 294世帯 | 830人 |
これは避難情報の対象区域を示したものであり、対象の全世帯で浸水被害が確認されたという意味ではありません。
避難所の開設状況
由利本荘市が10月21日に公表した情報では、由利総合支所と旧石沢小学校が避難所として案内されています。
| 避難所 | 所在地 | 開設時刻 |
| 由利総合支所 | 由利本荘市前郷字御伊勢下4-1 | 17時 |
| 旧石沢小学校 | 由利本荘市館字六角167 | 20時 |
ただし、周囲がすでに冠水している場合、避難所まで移動することがかえって危険になる場合があります。市の最新情報を確認し、状況に応じて建物の上階などで安全を確保してください。
由利本荘市の通行止めはどこ?法体の滝方面で道路冠水
由利本荘市は10月21日、法体の滝へ向かう道路が大雨で冠水したため、午前9時から通行止めにしたと発表しました。
市の発表時点では、通行の安全が確認されるまで解除時刻は未定とされています。
市道百宅線の通行止め区間を地図で確認
由利本荘市が公開した通行止め箇所の地形図と、Googleマップの航空写真を照合すると、鳥海ダム周辺から法体の滝方面に向かう山間部の道路状況を把握できます。
※赤線は地図上で規制区間を分かりやすく示したものであり、冠水した範囲そのものを示すものではありません。
法体の滝は由利本荘市街地から離れた山間部にある
法体の滝は、由利本荘市の中心市街地から南東方向の山間部に位置します。市街地の子吉川沿いで発生している氾濫と、法体の滝方面の道路冠水は、地理的に分けて考える必要があります。
【画像挿入③】由利本荘市街地・子吉川・法体の滝の位置関係
赤沼JRアンダーパスは冠水している?国道105号の安全対策
由利本荘市赤沼下にある国道105号の赤沼JRアンダーパスは、JRの線路の下を道路が通る構造になっています。
こうした道路は周囲より低くなっているため、大雨の際には雨水が集まり、冠水する危険があります。
秋田県は2026年3月、赤沼アンダーパスに新しい遮断機を設置し、運用を開始したと発表しました。
この装置は、冠水時の水位に連動して自動で作動し、車両の進入を防止する仕組みです。作動すると表示板に「地下道 通行止め」と表示されます。
ただし、10月21日の今回の大雨で、赤沼アンダーパスが実際に冠水したか、遮断機が作動したかは確認できていません。
過去に冠水対策が行われた場所であることと、今回の冠水状況は区別する必要があります。
子吉川の氾濫と由利本荘市街地の位置関係
子吉川は由利本荘市を流れ、日本海へ注ぐ河川です。市街地の周辺では国道7号・105号・107号・108号などが通っています。
今回、氾濫発生が確認された森子地区は、由利本荘市の中心市街地とは異なる場所にあります。
市街地全体が浸水したという意味ではなく、実際の浸水範囲については今後の確認が必要です。
また、由利本荘市周辺の地理を把握するため、Googleマップも掲載します。
Googleマップ:由利本荘市と子吉川流域の広域図。氾濫地点を示すものではありません。
子吉川の「越水」と「堤防決壊」はどう違う?
今回確認された「越水」は、河川の水が堤防の上などを越えて周囲へ流れ出す現象です。
一方、「堤防決壊」は、堤防が壊れて河川の水が流れ出す現象を指します。
| 用語 | 意味 |
| 越水 | 河川の水が堤防などを越えて流れ出すこと |
| 堤防決壊 | 堤防が破壊され、河川の水が流れ出すこと |
| 浸水 | 住宅地や道路などが水につかること |
| 氾濫発生水位 | 洪水予報において氾濫発生を判断するための水位基準 |
越水が続くと堤防が侵食される場合もあるため、決壊が確認されていなくても危険な状況です。
まとめ|子吉川は森子地区の左岸で越水を確認、最新の水位と避難情報を
2026年10月21日、子吉川では明法観測所の水位が上昇し、午後7時45分にレベル5の氾濫特別警報が発表されました。
その後、午後8時15分には由利本荘市森子地先の左岸で越水による氾濫が確認されています。
久保田・西滝沢地区では緊急安全確保が発令され、法体の滝方面では道路冠水による通行止めも発生しています。
河川の状況は短時間で変わるため、現在の水位・河川カメラ・避難情報を確認し、安全を最優先に行動してください。
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子吉川の氾濫地点や由利本荘市の道路規制については、公式発表や新しい情報が確認され次第、この記事に追記します。





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