ミスチル所属会社社長【谷口和弘】とは?【プロルート丸光】株による金融商品取引法違反とは?

ミスチル所属会社社長【谷口和弘】とは?【プロルート丸光】株による金融商品取引法違反とは? 社会
ミスチル所属会社社長【谷口和弘】とは?【プロルート丸光】株による金融商品取引法違反とは?

Mr.Children(ミスターチルドレン/ミスチル)のマネジメント会社、株式会社エンジンが2022年11月に金融商品取引法違反の疑いで証券取引等監視委員会の家宅捜索を受けていたことがわかりました。

株式会社エンジンの谷口和弘社長が【自身が大株主だった企業の株価を吊り上げようと、虚偽の情報を公表した金融商品取引法違反(偽計)の不正行為に関わった疑い】がもたれているのです。

ミスチルのマネジメント会社の社長の谷口和弘氏とはどのような経歴を持っているのか簡略にまとっました。

また【プロルート丸光】株による金融商品取引法違反への関りとはどういったものなのか、考察してみました。

ミスチル所属会社社長 谷口和弘の経歴

Mr.Childrenが所属している株式会社エンジンの谷口和弘社長の立志伝はまさに波乱万丈。

内容が濃すぎるので時系列に簡略にまとめました。

1. 大阪生まれ、小学校から三重県名張市育ち。音楽と無縁の家庭環境
2. 高校半ばまで本格的にサッカー
3. 活仲間と麻雀をしていた傍らギターを触ったかことが音楽へのきっかけ
4. 演奏の技術はないが機械系が好きで東京の音響の専門学校へ
5. スタジオへの就職活動全滅、合格0社
6. 実家へ戻りバイトをして再度音楽業界を目指して上京
7. 技術や実績0でMr.Children所属の関連会社にバイト就職
8. 就職してからマニピュレーターの技術修行
9. ミスチルのサッカーチームの助っ人参加で初めてミスチルと繋がる
10. 少しずつマニピュレーターの現場にも出られるようになる
11. ミズチルの合宿に参加しメンバーと寝食をともにする
12. 小林武史の仕事を手伝いだす
13. ミスチルのチーフマネージャーからマネージャー転身の誘いを受けだす
14. ミスチルのニューヨークレコーディングに繰り返し帯同する
15. ミスチルのマネージャー転身を受諾する
16. 小林武史に技術者からマネージャー転身を報告し激怒される
17. チーフマネージャーと2人体制でミスチルのマネージャー業務スタート
18. チーフマネージャーがレミオロメンに専念
19. ミスチルの単独マネージャーになる(20代中盤)
20. サッカーチームの助っ人に来たナオト・インティライミと知り合う
21. ある日マネジメント依頼を受けたミュージシャンがなんとナオト・インティライミだった
22. 従業員兼アーティストとしてナオト・インティライミを採用する
23. ナオト・インティライミ、ミスチルのコーラスとしてツアー参加
24. 2014年、OORONG-SHA(烏龍舎)を離脱し、株式会社エンジンを設立

生年月日:1976年12月10日(2023年8月現在46歳)

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谷口和弘氏、どのような金融商品取引法違反の疑いが?!

谷口和弘氏が大株主となった会社はどこ?

【自身が大株主だった企業の株価を吊り上げようと、虚偽の情報を公表した金融商品取引法違反(偽計)の不正行為に関わった疑い】がもたれている谷口和弘氏。

谷口和弘氏がどこかの上場企業の大株主だったということです。

この上場企業とはどこでしょうか。

ずばり衣料品問屋の大手株式会社プロル―ト丸光です。

このプロート丸光の株式と谷口和弘氏が保有している株式会社Sanko Advanceサンコーアドバンス)の株式を交換する形で2019年に谷口和弘氏はプロル―ト丸光の大株主となったのです。

Sanko Advanceはプロ―ト丸光に株を渡して、プロルート丸光の子会社になりました。

プロル―ト丸光はなぜSanko Advanceの株を取得して子会社にした?

本業となる衣料品業界だけでは企業として生き延びることが困難であり、異業種に活路を見出すためにSanko Advanceの株を取得し業績回復を狙ったのでした。

谷口和弘氏が取得したプロル―ト丸光の株にどんな動きが何があった?

プロル―ト丸光は更に新規事業としてある企業と知り合いました。

株式会社マイクロブラッドサイエンス(MBS)です。

新型コロナウィルスの抗原検査キット販売などで成功をおさめ、知名度を上げた会社です。

2020年4月来、MBS社と業務提携し一定の成果を上げたプロート丸光でしたが、2021年6月25日にプロルート丸光がMBS社を連結子会社化することを発表しました。

さらに同年8月初旬、業績の上方修正を発表しました。

当時のプロルート丸光の株価のチャートを見てみましょう。

2021年6月25日の連結子会社発表から少しずつ株価が上昇しています。

MBSしゃの業績がプロルート丸光の業績を押し上げるという事を好感してプロルート丸光の株が買われているのです。

さらに8月初旬の連結業績の上方修正で株価か上がりまくっているのがわかります。

  • 2021年6月25日 MBS連結子会社化→プロルート丸光の株価上昇開始
  • 2021年8月初旬 プロルート丸光の業績上方修正→プロルート丸光の株価爆謄
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谷口和弘氏はプロル―ト丸光の株式をどう扱ったか?

結論から申しまして、谷口和弘氏は2021年9月末時点で大株主名簿から名前が消えていました。

2021年9月20日現在
株式会社SBI証券 1,400,000 4.75%
株式会社Wealth Brothers 1,000,000 3.39%

2021年3月末時点では130万株余りを保有して大株主名簿に名前が記載されています。

2021年3月20日現在
株式会社Wealth Brothers 5,000,000 17.60%
谷口和弘 1,305,000 4.59%
松尾貴志 1,305,000 4.59%

つまり、2021年3月から9月の間にプロルート丸光の全株式を手放しているということになります。

  • 2021年6月25日 MBS連結子会社化→プロルート丸光の株価上昇開始
  • 2021年8月初旬 プロルート丸光の業績上方修正→プロルート丸光の株価爆謄
  • 谷口和弘氏、2021年3月から9月の間にプロルート丸光の全株式を手放している

プロルート丸光の株式が爆謄している間に谷口和弘氏は売り抜けて莫大な利益を得ているのでは?という推察がもっぱらです。

谷口和弘氏は何がNG行為だったのか?

谷口氏は2019年度中に株式交換の形でプロルート丸光の株式を取得しています。

2021年に保有している株価が爆上がりしたから売却してもインサイダー取引には抵触しないと思われます。

谷口氏がプロルート丸光の株式を取得した時点でMBS社がプロルート丸光の連結子会社になるということは未決定だと思われるからです。

考えられることの1つは、MBS子会社化前に谷口和弘氏が誰かに情報を提供したことが考えられます。このことで誰かが値上がり前のプロルート丸光の株式を市場で買い付けた可能性があります。

谷口和弘氏が2021年6月25日以前に情報を知っていたら、です。

筆頭株主の「株式会社Wealth Brothers」は谷口和弘氏の資産運用のコンサル会社であり、プロルート丸光の株式取得を持ちかけた会社です。

そしてMBSがプロルート丸光の連結子会社になるにあたり仲介したのは「株式会社Wealth Brothers」

株式会社Wealth Brothers HPより 代表取締役 石山恵介

株式会社Wealth Brothers HPより 代表取締役 石山恵介

「株式会社Wealth Brothers」が谷口和弘氏に予め情報を渡していたとしても不思議ではありませんね・・・あくまで推察ですが。

しかしニュース報道によると【自身が大株主だった企業の株価を吊り上げようと、虚偽の情報を公表した金融商品取引法違反(偽計)の不正行為に関わった疑い】がもたれている谷口和弘氏。

そうするとインサイダー情報を渡したという事ではないのか・・・?

虚偽情報を公表、とは一体どんな情報を誰に公表したのでしょうか。

はっきりと考えられることは、谷口和弘氏はプロルート丸光の株式を高値で売り抜けた、ということですね。

そして同時期に、「株式会社Wealth Brothers」も500万株保有していたプロルート丸光の株式を400万株も売却しています。これも恐らく高値で売却したとみるのが自然でしょう。

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プロルート丸光 大株主推移
2020年9月20日現在 株式数 持ち株比率
株式会社Wealth Brothers 5,000,000 17.60%
谷口和弘 1,305,000 4.59%
松尾貴志(Sanko Advance代表取締役) 1,305,000 4.59%
2021年3月20日 株式数 持ち株比率
株式会社Wealth Brothers 5,000,000 17.60%
谷口和弘 1,305,000 4.59%
松尾貴志 1,305,000 4.59%
2021年8月24日15:00 株式数
株式会社Wealth Brothers 3,889,700

Wealth Brothersが持ち株を徐々に売却していることがわかりますね。

2021年8月24日15:02 株式数
株式会社Wealth Brothers 3,122,700

そしてWealth Brothersの持ち株は一気に100万株まで減少しています。

2021年8月26日 株式数
株式会社Wealth Brothers 1,000,000

もう谷口和弘氏と松尾氏の名前はありません。

2021年9月20日 株式数 持ち株比率
株式会社SBI証券 1,400,000 4.75%
株式会社Wealth Brothers 1,000,000 3.39%
2022年3月20日 株式数 持ち株比率
BNY    GCM    ACCOUNTS  M  NOM 630,000 1.94%
 プロルート共栄会 442,000 1.36%
株式会社SBI証券 311,000 0.96%
 CREDIT       SUISSE       AG,   SINGAPORE          BRANCH     -  FIRM     EQUY,SINGAPORE 222,000 0.68%
個人 213,000 0.66%

2022年3月期末にはすっかり大株主名簿からいなくなっています。

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プロルート丸光保有の株式会社Sanko Advanceの株式はどうなった?

谷口和弘氏が保有していたプロルート丸光の株式は市場で売却された可能性が高いです。

では株式会社Sanko Advanceの株式を保有していたプロルート丸光側はSanko Advanceの株式をどうしたのでしょうか?

プロルート丸光は保有していたSanko Advanceの株式を株式会社Wealth Brothersに売却(譲渡)しました。

Sanko Advanceの代表取締役の松尾貴志氏が同社代表を辞任することからコネクション低下による業績の先行きを懸念したことが株式譲渡の理由です。

谷口和弘氏への捜査はどうなるのか?

2022年11月は「証券取引等監視委員会」による家宅捜索ですが、今後は東京地検特捜部による本格的な操作になるとの噂があります。

実際に谷口和弘氏に嫌疑がかかるきっかけとなったのは、2021年8月あたりの株取引。

家宅捜索は2022年11月、そして2023年8月に世間に明るみになりました。

じっくりと裏付けを取っているという印象ですね。

谷口和弘氏は果たして怪しい取引に巻き込まれたのか、Wealth Brothersと共謀したのか。

成り行きを見守りたいと思います。

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