【9月9日夜 追記】約10km逆走 松戸IC付近から降り渋谷区へ
東京外環自動車道を逆走した車について、その後の報道で詳しい逃走経路が明らかになってきました。
車は京葉道路の松ヶ丘IC付近から逃走したあと、約20km離れた習志野市内の東関東自動車道で再び停車。ここでも車内にこもって職務質問に応じず、再び発進し、警察車両にぶつかるなどして逃走したということです。
その後、高谷JCTから東京外環自動車道に入り、約10kmにわたって逆走。逆走時には約70km/hの速度が出ていたと報じられています。
車はその後、松戸IC付近から高速道路を降り、東京方面へ向かったとみられています。
午後3時前には東京都渋谷区で車が発見され、運転していた自称55歳の女が銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
2026年9月9日、千葉県内の高速道路で、警察の職務質問を受けていた女性が車で逃走し、東京外環自動車道(C3)を約10kmにわたって逆走する事態が発生しました。
車は京葉道路・松ヶ丘IC付近から逃走したあと、習志野市内の東関東自動車道で再び停車。その後、高谷JCTから東京外環道へ入り、京葉JCTなどを通過して松戸IC付近まで逆走したと報じられています。
しかし、ここで大きな疑問があります。
高谷JCTから外環道へ入った車は、いったいどのような経路で逆走状態になったのでしょうか。
高谷JCTの道路構造を確認すると、通常のランプをそのまま走っただけでは、今回確認された方向へ逆走する状態にはなりません。
この記事では、現在判明している逃走ルートを地図で確認するとともに、高谷JCTでどのように逆走が始まったのか、道路構造から考えられる経路についても検証します。
【この記事の要点】
・最初に確認されたのは京葉道路・松ヶ丘IC付近
・逃走後、約20km離れた習志野市内の東関東道で再び停車
・再び逃走し、高谷JCTから東京外環道へ進入
・外環道を約10km、約70km/hで逆走したと報じられている
・京葉JCT付近では逆走する車と警察車両が撮影された
・その後、松戸IC付近から高速道路を降りたとみられる
・午後3時前、東京都渋谷区で発見され、自称55歳の女を逮捕
・高谷JCTでどのように逆走状態になったのかは明らかになっていない
・この記事では、明らかになっていない部分を検証し、高谷JCTの道路構造から「一度JCTを通過した後、合流部付近で方向転換して逆走した可能性」について仮説図を使って検証
東京外環道の逆走車はどこから?逃走ルートを地図で確認
今回の逆走車について、報道で明らかになっている地点と道路の位置関係を地図で確認します。

東京外環道を逆走した車の位置関係。赤線には道路の位置関係から推定した区間を含み、黄色線は高谷JCT側から京葉JCT方面へ逆走した区間を示しています。
現在までの報道を整理すると、車は松ヶ丘IC付近 → 習志野市内の東関東道 → 高谷JCT → 京葉JCT → 松戸IC付近と移動したことが分かってきました。
このうち、高谷JCTから松戸IC付近までは東京外環道を本来の進行方向とは逆向きに約10km走行したとされています。
一方、松ヶ丘ICから習志野市内の東関東道、高谷JCTまでについては、すべての道路やランプが公表されているわけではありません。
そのため、地図の一部には道路の位置関係から推定した区間が含まれます。
逃走開始は京葉道路・松ヶ丘IC付近
最初に車が確認されたのは、千葉市中央区にある京葉道路・松ヶ丘IC付近です。
報道によると、9月9日午前9時半ごろ、車は料金所手前付近の路肩に停車していました。
警察が職務質問しようとしたところ、運転していた女性は左手に刃物を持ったまま応じず、車内にとどまっていたとされています。
警察が約1時間にわたって対応していましたが、その後、女性は突然車を発進させて逃走しました。
約20km先の東関東道で再び停車
松ヶ丘IC付近から逃走した車は、その後、約20km離れた習志野市内の東関東自動車道で再び停車しました。
ここでも女性は車内にこもったまま職務質問に応じなかったと報じられています。
その後、車を再び発進させ、警察車両にぶつかるなどして逃走しました。
つまり今回の逃走は、松ヶ丘IC付近からそのまま高谷JCTまで走り続けたわけではなく、
松ヶ丘IC付近
↓ 最初の逃走
習志野市内の東関東道
↓ 再び停車・車内にこもる
再発進して逃走
↓
高谷JCT
という経過だったことが分かってきました。
ただし、習志野市内の東関東道で具体的にどの地点に停車したのかについては、現時点では明らかになっていません。
松ヶ丘ICから高谷JCTまでのルートは?
松ヶ丘ICから高谷JCT方面へ向かう道路を確認すると、途中には宮野木JCTがあります。
宮野木JCTでは京葉道路と東関東自動車道が接続しています。
その後の報道で、車が習志野市内の東関東道で再び停車したことが分かったため、松ヶ丘ICから高谷JCTまでの移動に東関東道が含まれていたことは明らかになりました。
ただし、警察から全走行経路が公表されたわけではないため、地図上で示した経路には推定を含みます。
高谷JCTから東京外環道へ 約10km逆走
車はその後、市川市の高谷JCTに到達しました。
最新の報道では、車は高谷JCTから東京外環自動車道に入り、その後約10kmにわたって逆走したとされています。
ここで重要なのが、東京外環道の「外回り」の方向です。
この区間の外回りは、通常は三郷・松戸方面から高谷JCTへ向かう方向です。
ところが今回の車は、これとは反対に、
高谷JCT → 京葉JCT → 松戸方面
へ走行しました。
つまり単に外環道を北方向へ走ったのではなく、外回り車線を本来とは逆方向へ走行していたことになります。
高谷JCTでどうやって逆走した?道路構造を確認
ここで今回の逆走について、最も大きな疑問が残ります。
高谷JCTから東京外環道へ入った車は、どうやって外回り車線を逆走する状態になったのでしょうか。
高谷JCTの道路構造を拡大して確認します。

高谷JCTの道路構造。赤線はE51東関東自動車道からC3東京外環自動車道へ向かう通常の進入経路を示しています。
地図を見ると、E51東関東自動車道からC3東京外環自動車道へ向かうランプは、大きくカーブしながら本来の進行方向へ接続する構造になっています。
通常のランプをそのまま走行しただけでは、外環道を「高谷JCT → 京葉JCT → 松戸方面」へ逆走する状態にはなりません。
では、どこで逆走状態になったのでしょうか。
現時点の報道では「高谷JCTから逆走を始めた」「高谷JCTから外環道に入った」ことまでは明らかになっていますが、JCT内でどのような動きをしたのかについては詳しく報じられていません。
高谷JCTでUターンした?逆走開始ルートを地図から考察
そこで、高谷JCTの道路構造から逆走開始時にどのような動きが考えられるのかを検証してみます。
下の図は、現在判明している情報と高谷JCTの道路構造をもとに作成した逆走開始ルートの仮説図です。
※赤線は実際の走行経路を示すものではなく、高谷JCTの道路構造から考えた逆走開始経路の仮説です。
仮に車が東関東自動車道上り方面の車線から通常のランプを通って東京外環道三郷方面へ進入したとすると、JCTの構造上そのまま進んだだけでは反対車線には入ることが出来ず、今回のような逆走にはなりません。
そこで道路構造から考えられる動きの一つが、高谷JCT内のどこかで車の向きを変え、進入してきた方向へ戻った可能性です。
【道路構造から考えられる一つの仮説】
東関東自動車道(E51)上りを東京方面へ走行し、高谷JCTの東京外環道(C3)分岐には入らず、そのまま直進
↓
高谷JCTをいったん通過
↓
東京外環から東関東道への合流口でUターンして合流路を逆走
↓
外環道から東関東道へ向かう合流路を逆走して、高谷JCT方向へ戻る
↓
そのまま東京外環道の外回り本線へ逆向きに進入
↓
高谷JCT → 京葉JCT → 松戸方面を逆走
このような動きであれば、今回確認された高谷JCT側から京葉JCT・松戸方面へ向かう逆走につながる可能性があります。
ただし、これはあくまで道路構造から考えられる一つの仮説です。
車が実際に高谷JCT内でUターンしたのか、どの地点で向きを変えたのか、あるいは別の経路から逆走状態になったのかについては、警察から具体的な走行経路は明らかにされていません。
そのため、現段階で「高谷JCTでUターンした」と断定することはできません。
今後、警察の発表やドライブレコーダー、防犯カメラなどから逆走開始時の詳しい動きが判明する可能性があります。
京葉JCT付近では約70km/hで逆走か
逆走する車は、さらに北側の京葉JCT付近でも撮影されています。
午前11時半ごろ、東京外環道を走行していた車から、シルバーの乗用車が逆走し、その後を複数の警察車両が追跡する様子が撮影されました。
その後の報道では、車は約70km/hの速度で、およそ10kmにわたって逆走したとされています。
警察は事故の危険を避けるため途中で追跡を中止しました。
逆走車は松戸IC付近から高速道路を降りた
その後、逆走車は松戸IC付近から東京外環道を降りたとみられています。
これにより、高谷JCTから逆走を開始したあと、
高谷JCT
↓
京葉JCT付近
↓
松戸IC付近
↓
一般道へ
という流れが見えてきました。
一方、松戸IC付近から渋谷区までどの道路を走ったのかについては、現時点で詳しいルートは明らかになっていません。
逆走車は渋谷区で発見 自称55歳の女を逮捕
逃走していた車は、その後、東京都渋谷区で発見されました。
午後2時すぎには渋谷区内で車が確認され、午後3時前、警視庁が運転していた自称55歳の女を銃刀法違反の疑いで逮捕しました。
車内からは刃渡り約15cmの包丁が見つかったと報じられています。
また、女性は習志野市内の東関東道から再び逃走した際、警察車両にぶつかるなどしており、千葉県警は公務執行妨害の疑いでも調べる方針とされています。
東京外環道の逆走ルートを時系列で整理
現在までに判明している動きを整理すると、次のようになります。
午前9時半ごろ 松ヶ丘IC付近
車が路肩に停車。警察が職務質問
↓
女性は刃物を持った状態で応じず
↓
約1時間後に突然発進して逃走
習志野市内・東関東自動車道
約20km先で再び停車
↓
車内にこもり職務質問に応じず
↓
再発進し、警察車両にぶつかるなどして逃走
高谷JCT
東京外環自動車道へ
↓
逆走開始
午前11時半ごろ 京葉JCT付近
逆走する車と警察車両が撮影される
↓
約70km/hで約10km逆走
↓
警察が危険を避けるため追跡を中止
松戸IC付近
高速道路から降り、東京方面へ
↓
午後2時すぎ 東京都渋谷区
車を発見
↓
午後3時前
自称55歳の女を銃刀法違反の疑いで逮捕
まとめ
東京外環道を逆走した車について、その後の報道によって逃走ルートがかなり明らかになってきました。
車は松ヶ丘IC付近から逃走し、習志野市内の東関東道で再び停車。そこから再び逃走して高谷JCTへ向かい、東京外環道を約10km逆走して松戸IC付近から高速道路を降りたとみられています。
その後、東京都渋谷区で車が発見され、自称55歳の女が逮捕されました。
一方、現在も大きな疑問として残っているのが、
高谷JCTで、どのような動きをして外環道の逆走状態になったのか
という点です。
高谷JCTの道路構造を見る限り、通常のランプをそのまま走行しただけでは、今回確認された方向への逆走にはなりません。
JCT内のどこかでUターンするなどして方向を変えた可能性も道路構造上の仮説として考えられますが、実際の逆走開始経路はまだ明らかになっていません。
今後、警察の捜査などによって高谷JCTでの詳しい走行経路が判明すれば、この記事にも追記します。





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