2026年9月27日から28日にかけて、長野県駒ケ根市の公園や観光地にある公衆トイレで、便器や洗面台などが相次いで壊される被害が確認されました。
被害は1カ所だけではありません。
駒ケ根市内の少なくとも5カ所で、10基以上の便器が壊される被害が確認され、市は器物損壊事件として警察に被害届を提出しています。
では、被害が確認された5カ所の公衆トイレはどこなのでしょうか。
報道で示された位置とGoogleマップを照合しながら、5地点の場所を地図上で整理しました。
この記事の要点
● 駒ケ根市では5カ所の公衆トイレで破壊被害を確認
● 被害場所は菅の台バスセンター駐車場、栄町公園、三和森公園、駅北公園、のぞみ公園
● 市内全体で10基以上の便器が壊され、洗面台などにも被害
● 三和森公園では洗面台4基・便器4基の被害が確認された
● 市は警察に被害届を提出し、器物損壊事件として捜査が進められている
● 本記事では被害5カ所の位置を地図とGoogleマップで詳しく確認
駒ケ根市の公衆トイレ5カ所で相次いで破壊被害
NBS長野放送などによると、被害が確認されたのは2026年9月27日から28日にかけてです。
9月28日午前6時30分ごろ、三和森公園の清掃業者から「公衆トイレの洗面台や便器が割れている」と市へ連絡がありました。
市が確認したところ、三和森公園では洗面台4基の隅が割られ、便器4基にも穴が開けられるなどの被害が確認されたということです。
さらに調査を進めた結果、中心市街地の公園や駒ヶ根高原など、合わせて5カ所で同様の被害が確認されました。
駒ケ根市はどこ?中央アルプスを望む自然豊かな街
駒ケ根市は長野県南部の伊那谷に位置しています。
西側には中央アルプス、東側には南アルプスを望み、駒ヶ根高原や千畳敷カールなどの観光地でも知られる、自然豊かな地域です。
▲長野県駒ケ根市の位置(Googleマップをもとに作成)
さらにGoogleマップの3D表示で見ると、駒ケ根市の市街地が山々に囲まれた伊那谷に広がっている様子がよく分かります。
▲Googleマップ3Dで見た駒ケ根市周辺。山々に囲まれた伊那谷に市街地が広がっています。
今回被害が確認された場所には、こうした市街地の公園だけでなく、市を代表する観光エリアの駒ヶ根高原も含まれています。
破壊された公衆トイレ5カ所はどこ?
報道で示された被害地点とGoogleマップを照合すると、今回の5地点は次の場所になります。
▲今回被害が確認された5地点(Googleマップをもとに作成)
地図を見ると、②栄町公園、③三和森公園、④駅北公園は比較的近い範囲にあります。
⑤のぞみ公園はその南側にあり、①菅の台バスセンター駐車場は中心市街地から西へ離れた駒ヶ根高原にあります。
つまり、今回の被害は隣接する数カ所だけで起きたものではなく、中心市街地から観光地まで複数のエリアにまたがって確認されたことが分かります。
① 菅の台バスセンター駐車場
1カ所目は、駒ヶ根高原にある菅の台バスセンター駐車場です。
市街地にある4地点とは離れており、中央アルプス方面を訪れる観光客にも利用されるエリアです。
② 栄町公園
2カ所目は栄町公園です。
報道映像の地図では、この地点は施設名ではなく「公衆トイレ」と表示されています。
表示された位置をGoogleマップと照合すると、栄町公園にある公衆トイレの位置と一致します。
③ 三和森公園
3カ所目は三和森公園です。
今回、被害状況が最も詳しく報じられている場所です。
9月28日午前6時30分ごろ、清掃業者から市へ連絡があり、市が確認したところ、洗面台4基と便器4基に被害が確認されました。
便器には穴が開けられ、洗面台も隅が割られていたということです。
④ 駅北公園
4カ所目は駅北公園です。
駒ケ根駅の北側に位置する公園で、駒ケ根市の公式ページにもトイレが設置されていることが明記されています。
⑤ のぞみ公園
5カ所目はのぞみ公園です。
ほかの中心市街地3地点より南側に位置しています。
駒ケ根市にはほかにもトイレのある公園がある
ここで注意したいのが、「被害が5カ所」=「駒ケ根市に公衆トイレが5カ所しかない」という意味ではないことです。
駒ケ根市の2026年度主要事業概要書には、生活環境課の事業として「公衆トイレ管理 5カ所」と記載されています。
しかし、これは市内にある公衆利用可能なトイレすべての数ではありません。
市が公開している公園情報を見ると、これとは別に多くの公園にトイレが設置されています。
市公式資料などでトイレの設置を確認できる主な公園・公共施設について、今回の被害状況とあわせて整理しました。
※「発表なし」は被害がなかったことを断定するものではなく、2026年9月29日までに確認した今回の一連の事件に関する市発表・報道で、被害地点として確認できなかった施設を示しています。
こうして見ると、今回被害が確認された5地点以外にも、市内にはトイレを備えた公園や公共施設があります。
なお、駒ケ根市の2026年度主要事業概要書にある「公衆トイレ管理5カ所」は、市内の公園トイレを含めた総数を示したものではありません。
同資料では「公衆トイレ管理5カ所」として清掃業務委託料、光熱水費、修繕料などが計上され、別途、市が管理する公園にもトイレが設置されています。
駒ケ根駅前には「グッドトイレ」に認定された公衆トイレも
駒ケ根市では、公衆トイレの整備にも取り組んできました。
駒ケ根駅前公衆トイレは、駅前広場の整備に合わせて改修され、日本トイレ協会の「グッドトイレ」自治体第1号として認定されています。
市は、観光客を含めさまざまな人が利用する施設として、案内表示やLED照明、多目的トイレなどを整備しています。
また、2026年度には小町屋駅前と福岡駅前の公衆トイレについて、LED改修工事も予算化されています。
今回の事件は、こうした市民や観光客が日常的に利用する公共性の高いトイレで相次いだことになります。
5カ所の詳しい被害内容は?
現時点で、5カ所それぞれについて「何基壊されたのか」まで詳しい内訳がすべて公表されているわけではありません。
確認できる範囲では、三和森公園で洗面台4基と便器4基に被害があり、別のトイレでは男子用小便器に穴が開けられていたことも報じられています。
SBC信越放送は、便器だけでなく、備え付けの鏡や窓ガラスが割られた施設があることも報じています。
一方、これらの被害を5地点それぞれに割り振れるだけの詳しい情報は、現時点では確認できません。
そのため、場所ごとの被害内容については、今後の市や警察の発表を待つ必要があります。
犯人は判明している?警察が器物損壊事件として捜査
2026年9月29日時点で確認した報道では、今回の破壊行為を行った人物が特定された、あるいは逮捕されたという情報は確認できません。
駒ケ根市は器物損壊事件として警察に被害届を提出しており、警察が捜査しています。
また、被害が短期間に複数地点で確認されていますが、同一人物によるものなのか、どのような経路で各施設を移動したのかなどについても現時点では明らかになっていません。
被害地点の位置関係だけから、犯人や移動経路を推測することはできません。
まとめ|駒ケ根市の公衆トイレ破壊は5カ所で確認
今回確認された公衆トイレなどの破壊被害について、場所を改めて整理します。
- ① 菅の台バスセンター駐車場
- ② 栄町公園
- ③ 三和森公園
- ④ 駅北公園
- ⑤ のぞみ公園
中心市街地の比較的近い範囲にある公園だけでなく、離れた駒ヶ根高原でも被害が確認されている点が特徴です。
市内には今回被害が確認された5地点以外にも、公衆利用できるトイレを備えた公園や公共施設があります。
市民だけでなく観光客も利用する施設で相次いだ今回の被害について、今後、警察の捜査によって詳しい経緯が明らかになることが待たれます。





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