この記事のポイント
- 2026年11月2日のGMO記者会見で、熊谷会長が担当者のスーツのボタンを注意
- 担当者はすぐに後ろを向き、ボタンを留めた
- しかし、会見映像は暗く、どこのボタンが開いていたのか分かりにくい
- そこで、画像のシャドウを段階的に調整し、ジャケットの輪郭を独自検証
- 補正によって見えてきたジャケットの状態とは?画像で詳しく確認
※画像補正と輪郭の書き込みは筆者によるものです。
GMOインターネットグループで発生した問題を受け、2026年11月2日、同グループの熊谷正寿会長が記者会見に臨みました。
会見では熊谷会長が経緯や今後の対応について説明し、その後、担当者が詳細を説明する場面がありました。
ところが、担当者が説明を始めた直後、熊谷会長がスーツのボタンを留めていないことを指摘。担当者はすぐに後ろを向き、ボタンを留めました。
この場面が話題になっていますが、そもそも担当者はスーツのどこのボタンを留めていなかったのでしょうか。
今回は、会見映像の画像を段階的に明るく補正し、実際にどのような状態だったのかを独自に検証してみました。
どこのボタンを留めていなかったのか?会見映像を独自検証
ボタンを注意された担当者はどのような様子だった?
まず、担当者が説明を始めたときの様子を振り返ります。
舞台袖から登場した男性担当者。実務上の責任を担う立場の方と思われますが、正確な役職については、ここでは確認できていません。
第一印象は、清潔感があり、きちんと身だしなみを整えた方だというものでした。
| 確認した項目 | 筆者の印象 |
| スーツ | 落ち着いたダークカラー |
| シャツ | 白く、目立つシワは見られない |
| ネクタイ | 着用しており、全体的に整った印象 |
| 髪型 | 清潔感があり、整えられている |
| 姿勢 | 背筋を伸ばした立ち姿 |
| 話し方 | 落ち着いたトーンであいさつ |
| 全体の印象 | 事態の重大性を認識し、真剣に説明しようとしているように感じられた |
少なくとも私には、軽率な態度や、ふざけた様子はまったく感じられませんでした。
むしろ、緊張感のある会見の場にふさわしい、落ち着いた振る舞いだったと思います。
そして、もう一つ感じたことがあります。
こうした整った身だしなみや立ち居振る舞いは、単にご本人の心がけだけによるものではなく、日頃から身だしなみや礼節を大切にする会社の雰囲気、あるいは企業風土が自然と表れたものなのかもしれません。
もちろん、実際にどのような社員教育が行われているのかは分かりません。
それでも、担当者の姿からは、社会人としての基本的なマナーを大切にする姿勢が感じられました。
もちろんこの方個人の資質によるところも大きいと思います。
だからこそ、今回のボタンの留め忘れは、普段の姿とは少し違う、緊張した会見の場での一時的な失念だったのではないかと思ったのです。
ご家族が身だしなみを整え気にしてくれえて、そして同僚の方々が気持ちを後押しをしてくれて会見に臨んだのではないか、そんな背景が透けて見えます。
※以上は映像を見た筆者の個人的な印象です。
注意を受けるまでの流れを時系列で確認
担当者が登場してから、熊谷代表に注意されるまでの流れを整理しました。
| 順番 | 会見での出来事 |
| ① | 男性担当者が舞台袖から登場 |
| ② | 引きの画角で、担当者の立ち姿が映る |
| ③ | 胸から上を中心とした画角に切り替わる |
| ④ | 担当者が説明を始める |
| ⑤ | 説明開始からわずか数秒で、熊谷代表がスーツのボタンについて注意 |
| ⑥ | 担当者がすぐに後ろを向き、ボタンを留める |
ここで気になったのが、映像の画角です。
担当者の全身に近い姿が映るのは、ごく短い時間でした。その後は胸から上を中心とした映像に切り替わっています。
しかも、最初の映像は全体的に暗く、ジャケットの前がどのような状態だったのか、はっきりとは分かりません。
私はこの画角の影響もあり、どこのボタンを注意されたのか理解できませんでした。
【独自検証①】暗い会見画像をスマートフォンで補正
そこで、会見映像から切り出した画像をスマートフォンで補正してみました。
使用したのは、画像の暗い部分を明るくする「シャドウ」調整機能です。
まず、シャドウの調整値を最大まで上げてみました。
すると、暗くて見えなかったジャケットの一部が、少しずつ確認できるようになりました。
ただし、この段階ではまだ、前身頃の状態を十分に読み取れません。
そこで、補正した画像をいったん複製・保存し、その画像に対して再びシャドウ調整を行いました。
▲ スマートフォンのシャドウ調整機能を使って暗部を補正した画像
【独自検証②】さらに明るくするとジャケットの前が見えてきた
さらに画像補正を重ねると、担当者のジャケットの形状が、最初の画像よりも分かりやすくなりました。
特に注目したのは、ネクタイから腹部にかけての部分です。
左右の前身頃が中央で合わさっておらず、ジャケットの前が開いているように見えます。
この状態から、少なくともジャケットの前ボタンを留めていなかった可能性が高いと考えました。
▲ 画像補正を重ねた結果、ジャケットの前が開いているように見える
【独自検証③】ジャケットの輪郭を線でなぞって確認
さらに、ジャケットの状態を分かりやすくするため、補正した画像に線を加えてみました。
黄色の線はジャケットの襟や前身頃の輪郭、青色の線はネクタイ付近の位置関係を示しています。
▲ 黄色と青色の線は、筆者が画像を見ながら推定した輪郭と位置関係
このように比較すると、ジャケットの前が開いている状態が、より分かりやすくなったのではないでしょうか。
一般的な2つボタンのスーツでは、立っているときは上のボタンを留め、下のボタンは開けておくのが基本とされています。
今回の画像からは、本来留めるべき上のボタンが留められていなかった可能性が高いと考えられます。
ただし、ボタンそのものを鮮明に確認できる画像ではないため、正確なボタンの数や位置まで確定できたわけではありません。
また、画像補正を繰り返すとノイズなどが強調される場合があります。今回の線も筆者による推定であり、元映像に存在しない情報を復元したものではありません。
謝罪会見でスーツの前ボタンを開けておくのは失礼なのか?
一般的なビジネスマナーでは、男性がスーツ姿で立って挨拶や説明をする際、ジャケットの前ボタンを留めるのが基本とされています。
特に謝罪会見のような改まった場では、服装や立ち居振る舞いも、相手に誠意を伝えるための大切な要素になります。
そのため、ジャケットの前を開けたまま説明すると、人によっては緊張感や礼節に欠ける印象を受ける可能性があります。
今回、熊谷会長がボタンを留めるよう注意したことも、こうした一般的なビジネスマナーを踏まえたものと考えられます。
もっとも、ボタンを留め忘れたことだけで、担当者に謝罪の気持ちがなかったと判断することはできません。
会見という緊張感のある場で、普段なら忘れないようなことを、うっかり失念してしまった可能性もあります。
どこのボタンを留めていなかった?視聴者はすぐに気づいたのか
「ボタンを留めなさい」
熊谷代表からの指摘を受け、担当者はすぐに後ろを向いてボタンを留めました。
この一連の動きを見て、何を指摘されたのか、すぐに理解した方もいたと思います。
一方、私のように、最初はどこのボタンのことなのか分からなかった方もいるのではないでしょうか。
視聴者の受け止め方を、私なりに4つに分けてみました。
| タイプ | 考えられる受け止め方 |
| ① すぐに理解 | 指摘された瞬間に、ジャケットの前ボタンだと分かった |
| ② 動作で理解 | 担当者が後ろを向いて直したことで、ジャケットのボタンだと理解した |
| ③ 分からなかった | 画角や映像の暗さもあり、どこのボタンか理解できなかった(筆者はここ) |
| ④ 別の場所を想像 | 冗談交じりに、ズボンのファスナー、いわゆる「社会の窓」のことかと思った |
※これはアンケート結果ではなく、筆者が考えた受け止め方の分類です。実際の人数や割合を示すものではありません。
私がすぐに理解できなかった理由
私は③でした。
熊谷代表が注意したとき、映像は担当者の胸から上を中心に映していました。
そのため、私の中ではその画角の印象が強く残り、ジャケットの腹部付近にまで意識が向かなかったのだと思います。
さらに、担当者がすぐに後ろを向いて対応したため、何を直したのか確認する間もありませんでした。
今振り返ると、単純なことだったのかもしれません。
しかし、だからこそ、実際に画像を補正して確認してみたくなったのです。
担当者はなぜボタンを留め忘れたのか?
注意を受けた担当者は、すぐに後ろを向いてボタンを留めました。
その対応の早さから、指摘された内容はすぐに理解できたのだと思います。
会見という緊張感のある場で、普段なら忘れないようなジャケットの前ボタンを、たまたま留め忘れてしまったのかもしれません。
もちろん、これは私の勝手な想像です。
最初に登場したときの身だしなみや落ち着いた話し方を見る限り、少なくとも私には、服装に無頓着な方には見えませんでした。
今回の件は、担当者の服装を批判するために調べたものではありません。
話題になった会見で、実際にはどこのボタンが開いていたのか。
その素朴な疑問を、映像を使って確かめてみたかったのです。






コメント