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ロサンゼルスのテレビ局ヘリ墜落はどこ?取材していたバス事故現場との位置関係【深掘り調査】

ロサンゼルスのテレビ局ニュースヘリ墜落事故をイメージした水彩画 ニュースな場所
ロサンゼルス・Chatsworthで発生したテレビ局ニュースヘリ墜落事故をイメージした水彩画

2026年9月15日、アメリカ・ロサンゼルスで、ニュース取材をしていたヘリコプターが墜落し、3人が死亡する事故がありました。

日本では「ロサンゼルスでテレビ局のヘリが墜落」と報じられています。

では、事故が起きた場所はロサンゼルスのどこなのでしょうか。

調べてみると、現場はダウンタウンやハリウッド周辺ではありません。

ロサンゼルス市北西部のChatsworth(チャッツワース)という地区で、さらにヘリがこの場所を飛んでいた理由を追っていくと、その約2時間前に近くで起きたMetro(メトロ)バスの死亡事故を取材していたことが分かりました。

また、墜落したのはNBC4 Los Angeles(NBC4ロサンゼルス)とTelemundo 52(テレムンド52)のニュース取材に使用されていたNewsChopper4(ニュースチョッパー4)です。

その後、ヘリに乗っていた2人と地上で死亡した1人の身元が明らかになりました。

さらにNTSB(アメリカ国家運輸安全委員会)は現場で調査を開始し、墜落直前までNewsChopper4から送られていた映像と音声を重要な証拠として解析する方針を明らかにしています。

【9月17日追記】死亡した3人の身元が判明 NTSBが映像・音声を解析へ

ヘリに搭乗していたのは、航空リポーターのEliana Moreno(エリアナ・モレノ)さんと、パイロットのGeorge Marciniw(ジョージ・マルシニウ)さんでした。

地上で死亡した人物についても、ロサンゼルス郡の検視当局によりEdy Gutierrez Mejia(エディ・グティエレス・メヒア)さん(29)と確認されています。

またNTSBは現場で事故調査を開始しました。

墜落直前までヘリから送信されていたニュース映像と音声について、NTSBは事故原因を調べるうえで重要な証拠と位置づけ、記録を取得して音響解析などを行う方針です。

事故原因については、9月17日時点でも確定していません。

この記事で確認すること

・ヘリコプターが墜落した場所はどこ?
・ロサンゼルス中心部からどのくらい離れている?
・なぜテレビ局のヘリがこの場所を飛んでいた?
・取材していたバス事故はどこで起きた?
・バス事故現場とヘリ墜落現場はどのくらい離れている?
・NewsChopper4はNBC4が所有するヘリ?
・NewsChopper4はどこから飛んできた?
・墜落した機体の種類は?
・死亡した3人は誰?
・パイロットはどのような人物だった?
・墜落直前に何が起きていた?
・墜落原因は分かっている?

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ロサンゼルスのテレビ局ヘリ墜落はどこ?

ヘリコプターが墜落したのは、ロサンゼルス市北西部にあるChatsworth(チャッツワース)です。

現地時間9月15日午後7時前、North Mason Avenue(ノース・メイソン・アベニュー)の9100番台でヘリコプターが墜落しました。

ロサンゼルス消防局による出動は午後6時57分。

現地報道では9151 North Mason Avenue付近とされています。

機体が落ちたのは道路や線路ではなく、商業施設が集まる一角の駐車場でした。

報道映像とGoogleマップ、Google Earth(グーグル・アース)の建物配置を確認すると、現場周辺には大きな倉庫や商業施設が並んでいます。

ロサンゼルス・Chatsworthのヘリコプター墜落現場

ロサンゼルス・Chatsworth(チャッツワース)のヘリコプター墜落現場周辺(Googleマップ)

墜落現場はロサンゼルス中心部からかなり離れている

「ロサンゼルスでヘリコプター墜落」と聞くと、ダウンタウンやハリウッド周辺を想像するかもしれません。

ところがChatsworth(チャッツワース)は、ロサンゼルス中心部からかなり北西へ離れています。

ロサンゼルス中心部とChatsworthの位置関係

ロサンゼルス中心部とChatsworthのヘリ墜落現場の位置関係

ロサンゼルス中心部とChatsworth(チャッツワース)の位置関係

これだけ離れていると、別の市やロサンゼルスの衛星都市のようにも見えます。

しかしChatsworth(チャッツワース)は別の都市ではなく、行政上もロサンゼルス市に含まれる地区です。

ChatsworthはSan Fernando Valley(サンフェルナンド・バレー)の北西側にあります。

なぜテレビ局のヘリがChatsworth(チャッツワース)を飛んでいた?

理由は、ヘリ墜落のおよそ2時間前に近くで発生したMetro(メトロ)バスとSUVの重大事故でした。

バス事故が報告されたのは9月15日午後5時すぎ。

場所はNordhoff Street(ノードホフ・ストリート)とDe Soto Avenue(デ・ソト・アベニュー)の交差点付近です。

SUVがMetroバスと衝突し、死者と複数の負傷者が出る重大事故となりました。

この事故を取材するため複数のニュースヘリが上空を飛行し、NewsChopper4も現場を取材していました。

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バス事故現場とヘリ墜落現場はどのくらい離れている?

Googleマップで報道から確認したバス事故現場付近とヘリ墜落現場付近を確認すると、かなり近い場所にあります。

Chatsworthのバス事故現場とニュースヘリ墜落現場の位置関係

バス事故現場とヘリコプター墜落現場の位置関係(Googleマップで確認)

Googleマップ上で今回確認した地点同士を測ると、直線距離では約600mでした。

一方、報道によっては両現場の距離を約1.6kmとしているものもあります。

「事故現場」とする地点や測定方法によって差が出るため、この記事ではGoogleマップ上で確認した地点同士の測定結果として約600mとしています。

ヘリはバス事故現場へ向かう途中で墜落した?

現在判明している情報から、バス事故現場へ向かう途中で墜落したわけではありません。

バス事故が発生したのは午後5時すぎ。

NBC4はNewsChopper4が午後5時20分ごろに近くの空港から離陸したと報じています。

その後、NewsChopper4はバス事故の現場上空で取材を行っていました。

そして午後7時前に機体からの信号が途絶え、墜落しました。

つまり墜落時には、すでにバス事故の取材活動に入っていました。

墜落したのはNBC4などが使用する「NewsChopper4」

NBC4 Los Angelesは、墜落したヘリがNewsChopper4(ニュースチョッパー4)だったことを確認しています。

NewsChopper4はNBC4だけでなく、Telemundo 52のニュース取材にも使用されていました。

事故発生直後、NBC4は自局のヘリクルーと連絡が取れなくなっていることを放送で伝え、その後NewsChopper4の墜落が確認されました。

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NewsChopper4はNBC4が所有しているヘリ?

NewsChopper4はAngel City Air(エンジェル・シティ・エア)が所有・運航するヘリです。

NBC4やTelemundo 52のニュース取材に使用されていましたが、テレビ局が直接機体を運航していたわけではありません。

NewsChopper4の運航

NBC4・Telemundo 52のニュース取材で使用

Angel City Airが所有・運航

Metroバス事故の取材でChatsworth周辺を飛行

午後7時前にMason Avenue付近へ墜落

NewsChopper4はどこから飛んできた?

NewsChopper4を運航するAngel City Airについて調べると、ロサンゼルス北部のWhiteman Airport(ホワイトマン空港)との関係が確認できます。

Whiteman AirportはPacoima(パコイマ)にある空港で、Angel City Airがニュース取材用ヘリなどを運航する拠点として知られています。

NBC4は今回のNewsChopper4について、午後5時20分ごろに「近くの空港」から離陸したと報じています。

ただし、NBC4のこの報道では空港名までは示されていません。

そのため現段階では、事故当日にWhiteman Airportから離陸したと断定せず、Angel City Airの拠点と今回報道された離陸情報を分けて考える必要があります。

墜落した機体は「Eurocopter AS350 B2」

機体については、事故直後より情報が進みました。

NTSBは今回の事故について、Eurocopter AS350 B2(ユーロコプターAS350 B2)の墜落事故として正式に調査を開始したと発表しています。

AS350は報道、警察、救急、観光など幅広い用途で使用されている単発タービンヘリコプターです。

事故直後は機体が激しく損傷していたため、消防当局も現場で機体を容易に識別できない状態でした。

なお、登録記号については航空追跡情報などで情報が出ていますが、この記事ではNTSBが正式に確認した機種までを確定情報として扱います。

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ヘリ墜落で死亡した3人は誰?

事故では3人が死亡しました。

その後、死亡した3人の身元が明らかになっています。

ヘリに搭乗していたのは、

航空リポーターのEliana Moreno(エリアナ・モレノ)さん

そして、

パイロットのGeorge Marciniw(ジョージ・マルシニウ)さん

の2人でした。

もう1人はヘリの乗員ではありません。

地上にいたEdy Gutierrez Mejia(エディ・グティエレス・メヒア)さん(29)で、ロサンゼルス郡の検視当局によって身元が確認されています。

つまり今回の死亡者3人の内訳は、

ヘリコプター搭乗者

・Eliana Morenoさん(航空リポーター)
・George Marciniwさん(パイロット)

地上

・Edy Gutierrez Mejiaさん(29)

となります。

また消防当局によると、事故では2人が病院へ搬送されています。

航空リポーターEliana Morenoさんとは?

Eliana Morenoさんは、NBC4とTelemundo 52の航空取材でニュースを伝えていたジャーナリストです。

Orange County(オレンジ郡)出身で、Chapman University(チャップマン大学)で放送ジャーナリズムと政治学を学びました。

NBC4によると、2010年にAngel City Airのヘリコプターチームに加わり、南カリフォルニアのさまざまなニュース現場を上空から取材していました。

山火事や警察の追跡など、地上からでは全体像を把握しにくいニュースを上空から伝えてきた人物です。

パイロットGeorge Marciniwさんとは?

NewsChopper4を操縦していたのはGeorge Marciniwさんです。

NBC4によると、Marciniwさんは南カリフォルニアで育ち、1974年にBurbank High Schoolを卒業しました。

またパイロットとして飛行するだけでなく、飛行教官として他のパイロットの指導にも携わっていました。

NBC4は、Marciniwさんについて30年以上の飛行経験があったとみられると報じています。

MorenoさんとMarciniwさんは2023年から一緒に飛行し、数百時間にわたってニュース取材を行っていました。

なお、NTSBによる操縦士の正確な総飛行時間やAS350での飛行時間については、今後の調査資料を待つ必要があります。

墜落直前、NewsChopper4に何が起きていた?

事故原因を考えるうえで重要な新情報が出ています。

現場の目撃者は、墜落前のNewsChopper4について機体が揺れるような動きをした後、徐々に高度を失っていったとNBC4に証言しています。

さらに重要なのが、事故直前までNewsChopper4から送信されていたライブ映像と音声です。

NTSBの事故調査責任者Fabian Salazar氏は、この映像について事故調査上、非常に重要な証拠になるとの認識を示しています。

NTSBは元の記録を入手し、専門施設で音声の周波数解析(sound spectrum analysis)を行う方針です。

ヘリコプターではエンジンやローターなどがそれぞれ特徴的な周波数の音を発生するため、録音された音を解析することで、墜落直前に機体で何が起きていたのかを調べる手掛かりになる可能性があります。

ただし、映像や音声だけで事故原因が確定したわけではありません。

墜落原因は?「エンジン出力低下」の可能性も報じられるが未確定

9月17日時点で、NTSBは墜落原因を確定していません。

墜落直前の映像や音声をもとに、エンジン出力やローター回転数に異常が生じた可能性を指摘する航空専門家の見方も報じられています。

しかし、これは現段階では専門家による分析であり、NTSBの事故原因認定ではありません。

NTSBは機体の残骸、飛行状況、映像、音声、操縦士の情報などを総合して調査します。

特に今回の事故では、NewsChopper4がニュース取材中だったため、墜落直前まで映像と音声が記録されていた点が大きな特徴です。

NTSBは予備報告書を約30日以内に公表する見込みとしています。

一方、最終的な事故原因の特定には数か月以上かかる可能性があります。

墜落現場では車やコンテナも炎上

NewsChopper4は商業施設の駐車場へ墜落しました。

墜落後に火災が発生し、ロサンゼルス消防局によると車4台と保管用コンテナ2基が被害を受けています。

50人を超える消防隊員が対応し、建物そのものへの延焼は防がれました。

地上にいたEdy Gutierrez Mejiaさんも死亡しており、機体の乗員だけが被害を受けた航空事故ではありません。

墜落現場のすぐ近くに線路 鉄道への影響は?

Google Earthで墜落現場を確認すると、すぐ近くを鉄道が走っています。

この地域にはMetrolink(メトロリンク)などが利用する鉄道回廊があり、北西側にはChatsworth Station(チャッツワース駅)があります。

ただしヘリが墜落したのは線路上ではなく、Mason Avenue沿いの商業施設の一角です。

Chatsworth(チャッツワース)はロサンゼルスの衛星都市?

Chatsworthはロサンゼルス中心部からかなり離れています。

しかし別の都市ではありません。

Chatsworthはロサンゼルス市内のneighborhood(ネイバーフッド/地区)です。

San Fernando Valleyの北西部にあり、西側にはVentura County(ベンチュラ郡)があります。

つまり今回の事故現場は「ロサンゼルス郊外の別都市」ではなく、ロサンゼルス市域の北西部です。

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まとめ

2026年9月15日にロサンゼルスで発生したNewsChopper4の墜落事故。

現場はロサンゼルス中心部ではなく、市北西部のChatsworthにあるMason Avenue周辺でした。

NewsChopper4は、その約2時間前に近くで発生したMetroバスとSUVの死亡事故を取材していました。

墜落したヘリはAngel City Airが所有・運航し、NBC4とTelemundo 52のニュース取材に使用されていました。

NTSBは墜落機についてEurocopter AS350 B2と発表しています。

ヘリに搭乗していた航空リポーターEliana MorenoさんとパイロットGeorge Marciniwさんが死亡。

さらに地上にいたEdy Gutierrez Mejiaさん(29)も死亡しました。

事故直前までNewsChopper4から送信されていた映像と音声が残されており、NTSBはこれを事故原因を解明するうえで重要な証拠として解析します。

一方、墜落原因そのものは9月17日時点でも確定していません。

映像や音声から機体の異常についてさまざまな分析が出ていますが、現段階で原因を断定することはできません。

NTSBは予備報告書を約30日以内に公表する見込みです。

新しい調査結果が確認できた場合は追記します。

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