この記事の要約
- 2026年10月3日、大阪府大東市中垣内の旧「はや山荘」で不審火が発生し、屋根付き駐車場の一部約460平方メートルが焼けました。
- はや山荘は、かつて270席を備え、大人数の宴会にも対応していた大型飲食店でした。
- 建物のすぐ裏手には山の斜面が迫っており、所有者によると、過去に裏山が崩れて土砂が店内へ流入。その後のコロナ禍なども重なり、廃業に至ったといいます。
- 廃業後は「心霊スポット」として知られるようになり、無断立ち入りや騒音などが問題化。所有者はフェンスや防犯カメラを設置して対策を続けていました。
- 防犯カメラは約10台が壊されたり持ち去られたりしたといい、過去にも不審火が確認されています。
- この記事では、はや山荘の場所を地図・ストリートビュー・3D画像で確認するとともに、営業当時から廃業、廃墟化、相次ぐトラブルまでの経緯を時系列で詳しくまとめます。
2026年10月3日早朝、大阪府大東市中垣内にある廃墟で不審火が発生しました。
現場となったのは、かつて焼肉やしゃぶしゃぶなどを提供していた大型飲食店「はや山荘」です。
現在は営業しておらず、インターネットやSNSではいわゆる「心霊スポット」として知られるようになっていました。
しかし、はや山荘が廃墟になった背景を調べてみると、単なる店舗の閉店ではありません。
2018年の豪雨による土砂災害で裏山が崩れ、店内へ土砂が流れ込んだことが大きな転機となっていました。
さらに廃業後は無断立ち入りや騒音、不法投棄、防犯カメラの破壊、そして複数回の不審火など、さまざまな問題が起きています。
この記事では、今回不審火が発生した「はや山荘」の場所をGoogleマップやGoogle Earthの3D画像で確認するとともに、かつてどのような店だったのか、廃業に至った経緯や過去の火災についても時系列で整理します。
大阪・大東市の廃墟「はや山荘」で不審火
2026年10月3日午前5時ごろ、大阪府大東市中垣内にある旧「はや山荘」で火災が発生しました。
読売テレビの報道によると、近隣住民から「爆発音のあと、火が燃え上がっている」と消防に通報がありました。
火災では、敷地内にある屋根付き駐車場の一部約460平方メートルが焼けました。
けが人はいませんでした。
はや山荘が火事になったとのこと…。
不法侵入ももちろん許せませんが、今回は不審火とのことで、関連性も気になります。ハイカチでは、こうした被害を少しでも減らすため、廃墟・空き家の収益化や防犯につながる活用を行なっています。
ぜひ一度ご相談ください。
https://t.co/TTgHryYPl0— ハイカチ ┃ 廃墟・空き物件 再活用プロジェクト (@haikachi_jp) October 5, 2026
| 項目 | 内容 |
| 発生日時 | 2026年10月3日 午前5時ごろ |
| 場所 | 大阪府大東市中垣内 |
| 建物 | 旧「はや山荘」 |
| 焼損 | 屋根付き駐車場の一部 約460平方メートル |
| けが人 | なし |
| 捜査 | 警察が何者かが火をつけた可能性も視野に捜査 |
警察は出火原因を調べるとともに、放火の可能性も視野に入れて捜査しています。
不審火があった「はや山荘」はどこ?
今回の現場となった「はや山荘」は、大阪府大東市中垣内にあります。
営業当時の店舗情報では、住所は次のように掲載されていました。
旧「はや山荘」の場所
住所:大阪府大東市中垣内1305-1
座標:34.705622, 135.650167
Googleマップで位置を確認すると、大阪府と奈良県の境に近い生駒山地の西側に位置しています。
大阪市中心部のような市街地ではなく、山の斜面に沿うように建てられた大型施設です。
Googleマップで「はや山荘」の場所を確認
▲ 大阪府大東市中垣内にある旧「はや山荘」の位置
ストリートビューで周辺を確認
現場周辺はGoogleストリートビューでも確認できます。
▲ 旧「はや山荘」周辺のストリートビュー
Google Earthの3D画像で見る「はや山荘」の立地
Google Earthの3D画像で確認すると、はや山荘がどのような場所に建っているのかがよく分かります。

▲ 旧「はや山荘」を3D画像で確認。建物のすぐ背後まで山の斜面が迫っています。
画像を見ると、大型の建物のすぐ裏手まで山の斜面が迫っていることが分かります。
この地形は、はや山荘が営業できなくなった経緯を考えるうえでも重要です。
所有者は今回の取材に対し、過去の豪雨時に「裏山が崩れて土砂が店の中に入り込んだ」という趣旨の説明をしています。
ただし、この3D画像で確認できる特定の斜面が実際に崩落した地点そのものかどうかまでは確認できていません。
あくまで、建物と周辺の山の位置関係を確認するための画像です。
大阪市街・奈良方面との位置関係
広域で見ると、はや山荘は大阪平野の東端、生駒山地に差しかかるエリアに位置していることが分かります。

▲ 旧「はや山荘」と大阪市・奈良方面の位置関係
はや山荘とは?かつて270席を備えた大型飲食店
現在は廃墟となっている「はや山荘」ですが、もともとは多くの利用客でにぎわった大型飲食店でした。
過去の店舗情報では、焼肉・しゃぶしゃぶ・鍋などを提供し、270席を備えていたことが確認できます。
さらに宴会場もあり、最大120人規模の宴会にも対応していました。
| 項目 | 営業当時の情報 |
| 店名 | はや山荘 |
| ジャンル | 焼肉・しゃぶしゃぶ・鍋 |
| 住所 | 大阪府大東市中垣内1305-1 |
| 席数 | 270席 |
| 宴会 | 最大120人規模に対応 |
| 駐車場 | あり |
現在の姿だけを見ると想像しにくいですが、かつては大人数の宴会にも対応できるほどの規模を持った施設でした。
はや山荘はなぜ廃業した?裏山の土砂災害が大きな転機に
はや山荘が現在のような状態になった大きな転機は、2018年の豪雨災害でした。
2018年当時の地域メディアでも、はや山荘で土砂災害が発生し、大きな被害を受けて営業再開のめどが立っていないことが伝えられています。
今回、読売テレビの取材に応じた建物の所有者も、当時について、
裏山が崩れ、土砂が店内へ入り込んだ
という趣旨の説明をしています。
その後、新型コロナウイルスの流行なども重なり、最終的に廃業に至ったと説明しています。
廃業までの大きな流れ
豪雨による裏山の崩落
↓
店内へ土砂が流入
↓
営業再開が困難に
↓
その後のコロナ禍なども影響
↓
廃業
先ほどの3D画像を見ると、建物の背後に山の斜面が迫っていることが確認できます。
ただし、土砂災害と現在の斜面の状態について因果関係を推測することは避け、ここでは所有者の証言と地形上の位置関係を分けて確認しています。
はや山荘の歴史|営業時代から廃墟化・不審火まで
はや山荘が営業していた時代から今回の不審火までの流れを整理します。
| 時期 | はや山荘の動き |
| 1970年前後 | このころ開業したとする資料がありますが、公式な開業年は確認できていません |
| 営業当時 | 焼肉・しゃぶしゃぶ・鍋などを提供。270席を備え、最大120人規模の宴会にも対応 |
| 2018年7月 | 豪雨により土砂災害が発生。裏山から土砂が流入し、営業再開が困難な状態に |
| その後 | 所有者によると、コロナ禍なども重なり最終的に廃業 |
| 廃業後 | 建物は売却を目指しているものの買い手が見つからず、長期間使用されない状態が続く |
| 近年 | SNSや動画サイトなどで「心霊スポット」として知られるようになり、無断立ち入りや騒音などが問題化 |
| 2025年5月3日 | 建物内で不審火が発生。1階部分約30平方メートルが焼ける |
| 2026年10月3日 | 再び不審火が発生。屋根付き駐車場の一部約460平方メートルが焼ける |
| 2026年10月5日 | 所有者が取材に応じ、無断立ち入り対策や防犯カメラ被害などについて説明 |
なお、開業時期については1970年前後とする情報がありますが、公式資料で正確な開業年月までは確認できていないため、本記事では参考情報として扱っています。
なぜ「心霊スポット」と呼ばれるようになった?
営業を終えたはや山荘は、その後、インターネットやSNS、動画サイトなどで「心霊スポット」として取り上げられるようになりました。
ただし、心霊現象そのものについて客観的に確認された事実があるわけではありません。
問題となっているのは、こうした情報を見た人たちが実際に現地を訪れ、敷地内へ無断で立ち入るケースが相次いでいることです。
近隣住民は読売テレビの取材に対し、特に夏休みなどには若者らが訪れ、屋上に上って大声を出すこともあったと話しています。
現在のはや山荘をめぐる問題は、「心霊スポット」という噂そのものよりも、私有地への無断立ち入りや騒音、施設の破壊などが現実の問題になっている点にあります。
防犯カメラは約10台破壊・所有者が語った「いたちごっこ」
建物が廃墟のような状態になっているからといって、所有者が管理を放棄しているわけではありません。
所有者は読売テレビの取材に対し、1週間に1回は現地を確認していると説明しています。
さらに、無断で立ち入れないよう高いフェンスを設置し、防犯カメラも複数設置してきたといいます。
ところが、
これまでに防犯カメラ約10台が壊されたり、持ち去られたりした
と所有者は説明しています。
防犯対策を行っても被害が繰り返される状況について、所有者は「いたちごっこ」と表現しています。
廃墟化した建物を所有者が管理し続ける難しさがうかがえます。
2025年5月にも不審火|今回が初めてではなかった
はや山荘で不審火が確認されたのは今回が初めてではありません。
2025年5月3日午後4時ごろにも、はや山荘で「白煙が上がっている」との119番通報がありました。
この火災では鉄筋3階建ての建物の1階部分約30平方メートルが焼けました。
けが人はなく、警察は何者かが火をつけた可能性があるとして捜査していました。
| 発生時期 | 確認されている内容 |
| 2025年5月3日 | 建物1階部分約30平方メートルが焼損。警察が放火の可能性を視野に捜査 |
| 2026年10月3日 | 屋根付き駐車場の一部約460平方メートルが焼損。警察が放火の可能性も視野に捜査 |
今回の報道では、近隣住民から「火も4回くらい出ている」との証言も出ています。
ただし、これは住民の証言であり、警察などが「過去4回の不審火」を公式に確認・発表したという意味ではありません。
確認できる火災と住民証言は分けて考える必要があります。
住民が「山火事」を心配する理由は?背後には山林
今回の取材で近隣住民から聞かれたのが、山火事への不安です。
Google Earthの3D画像を見ると、その理由が地形からも理解できます。
はや山荘の背後には斜面が迫り、その先にはまとまった山林が広がっています。

▲ はや山荘と背後の斜面・山林の位置関係
今回の火災が実際に山火事へ発展する具体的な危険性がどの程度あったのかは分かっていません。
しかし、建物のすぐ背後に山林が広がる地形であることを考えると、近隣住民が火災のたびに不安を感じている状況もうかがえます。
売りに出されているのになぜ廃墟のまま?
今回の読売テレビの取材では、所有者が建物を売りに出しているものの、買い手がなかなか見つからないことも明らかにしています。
廃業した建物が長期間残る一方で、
- 無断立ち入り
- 騒音
- 不法投棄
- 防犯カメラなどの破壊・持ち去り
- 不審火
といった問題が重なっています。
所有者がフェンスや防犯カメラを設置し、定期的に見回りを続けていても、完全に侵入を防ぐことは難しい状況が続いているようです。
はや山荘への無断立ち入りは絶対に避ける
はや山荘について検索すると、「廃墟」「心霊スポット」などの情報が数多く表示されます。
しかし、建物は私有地です。
廃墟のように見えるからといって、自由に立ち入ってよい場所ではありません。
また、2018年の土砂災害による被害を受け、その後長期間使用されていない建物であることに加え、火災も複数回発生しています。
建物や天井などの老朽化、足元の状態など、外からは分からない危険も考えられます。
場所を確認する場合は、GoogleマップやGoogle Earth、ストリートビューなどを利用し、敷地内への無断立ち入りは絶対に避けましょう。
まとめ|はや山荘の不審火から見えてくる廃墟化後の問題
今回は、大阪府大東市中垣内の旧「はや山荘」で発生した不審火について、場所や建物の歴史、廃業した経緯などを調べました。
| ポイント | 内容 |
| 今回の火災 | 2026年10月3日早朝に発生し、屋根付き駐車場の一部約460平方メートルが焼損 |
| 場所 | 大阪府大東市中垣内1305-1 |
| 以前の姿 | 270席を備えた焼肉・しゃぶしゃぶなどの大型飲食店 |
| 大きな転機 | 2018年の豪雨で裏山が崩れ、店内へ土砂が流入 |
| 廃業後 | 心霊スポットとして知られるようになり、無断立ち入りや騒音などが問題化 |
| 防犯対策 | 所有者がフェンス・防犯カメラ・定期的な見回りなどを実施 |
| 過去の火災 | 2025年5月にも不審火が発生 |
現在の「はや山荘」だけを見ると、山中に残された大きな廃墟という印象を受けます。
しかし、その背景をたどると、かつては多くの客を受け入れた大型飲食店であり、2018年の豪雨による土砂災害が大きな転機となっていました。
その後、建物が長期間使用されない状態になるなかで、無断立ち入りや騒音、防犯設備の破壊、不審火など別の問題が生じています。
警察は今回の火災について、何者かが火をつけた可能性も視野に捜査しています。
今後、出火原因や捜査状況について新たな発表があれば追記します。
※本記事は報道機関の発表、過去の店舗情報、公開されている地図・航空写真などをもとに作成しています。「心霊スポット」という表現はインターネットやSNS、報道でそのように紹介されている状況を示すもので、心霊現象の存在を示すものではありません。また、旧はや山荘は私有地のため、無断で敷地内へ立ち入らないでください。



コメント