「プレバト」で愛のある辛口採点が好評の俳人・夏井いつき先生。
「夏井いつきのよみ旅!」で夏井先生がかねてより訪問したかったという熊本県の崎津集落にROLAND(ローランド)さんとともに訪れています。
崎津集落と聞いても聞き慣れない人が多いことでしょう。
番組をご覧になった方の中には、訪問してみたくなったり、どこにあるのか?どうやって行くのか?という疑問も沸くことでしょう。
夏井先生もROLANDさんも訪れた世界遺産登録の崎津集落へのアクセスの仕方などをまとめました。
世界遺産 崎津集落とは
崎津集落が単体として世界遺産に登録されたわけではありません。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」においては12の構成遺産が世界文化遺産に登録されました。「天草の崎津集落」は12の構成遺産のうちの1つです。
天草四郎を総大将とした島原の乱においては、崎津集落や近隣の人々は参戦しなかったので処罰されませんでした。そのため崎津集落に人々は生き長らえました。そして制度に従い表向きは改宗や棄教をしてもその実信仰は続けて来られたのです。
天草の﨑津集落~漁村特有の形態で信仰を続けた集落~
禁教期に潜伏キリシタンが組織的に信仰を続ける中で、アワビやタイラギの貝殻内側の模様を聖母マリアに見立てて崇敬するなど漁村独特の信仰を育み、在来宗教と信仰空間を共有した集落であり、キリスト教解禁後は﨑津諏訪神社の隣に教会堂を建築した。
引用:長崎旅ネット
12の構成遺産は下記の通りです。
外海の出津集落
外海の大野集落
黒島の集落
平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)
平戸の聖地と集落(中江ノ島)
奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)(五島市奈留島)
久賀島の集落
原城跡(南島原市)
野崎島の集落跡(小値賀町)
頭ヶ島の集落(新上五島町)
天草の﨑津集落
かつては海路のみの僻地だったという立地的要素が崎津集落の神秘性をますます搔き立ててくれます。
隠れキリシタンの苦労と信仰を守るための知恵や工夫が生んだ独自の文化伝統や景観。そして当時の崎津集落の人々の暮らしや信仰の面影をこの目に焼き付けたくなります。
崎津集落までの公共交通機関
まず、崎津集落には鉄道がありません。
港はありますが、現在、他都市からの直行の船便は無いようです。
(2017年に五島産業汽船運航による長崎↔崎津 便が臨時運行していました)
崎津までの行き方としまして公共交通機関であれば「バス」のみ、それ以外であれば自家用車かレンタカーで訪問という事になります。
九州地方のこんな場所にあるのが崎津集落です。
キリシタンが潜伏するのに適した場所ですね。
崎津集落にアプローチする時には、中央政権はもちろん地方の管理監督からも逃れていく当時の人々の気持ちを味わいたいですね。
崎津集落までのアクセス例(自家用車orレンタカー)
ここでは仮に熊本空港から崎津集落まで直行すると想定します。
九州縦貫道を利用するパターンで133km(3時間弱)の行程です。
九州本土と天草諸島各島は橋で結ばれており、圧倒的で雄大な景色を楽しみながらドライブ旅行ができますね。
崎津集落までのアクセス例(公共交通機関:バス)
次に公共交通機関を利用する例です。
熊本市内から利用できる公共交通機関はバスのみです。
(後述する出水駅まで鉄路を利用する例は除きます)
そして直通はありません。
3つの系統を乗り継がなければなりません。
2.(バス乗)天草中央総合病院前or本渡バスセンター→(バス降)下田温泉
3.(バス乗)下田温泉→(バス降)崎津教会入口
区間最長距離「1」の熊本駅前から天草市内までは路線バス快速あまくさ号の利用が便利です。
快速あまくさ号
https://www.sankobus.jp/bus/amakusa/jikoku/
時刻表
https://www.sankobus.jp/busportal/wp-content/uploads/tt-amakusa-20230401.pdf
「2」と「3」についてはバス路線を運営している九州産業交通の時刻表検索にてお調べください。
https://transfer.navitime.biz/sankobus/pc/map/Top
「G到着」欄には 下田温泉 を入力。
「G到着」欄には 崎津教会入口 を入力。
崎津集落までのアクセス例(出水駅からの公共交通機関)
新幹線などの鉄路で出水駅まで行ってから、バスと船を乗り継いで崎津集落まで行くという方法もあります。
2.(フェリー乗)蔵之元港→(フェリー降)牛深港
3.(乗)牛深港→(降)崎津教会入口
蔵之元までバスに乗り、蔵之元漁港から牛深港までは船となります。
牛深港から再度バスに乗り、崎津集落まで行くという流れです。
船の時刻表や運賃は三和フェリーの公式サイトで確認することが出来ます。
三和フェリー
https://ezax.co.jp/time/
乗用車も乗船可能です。
こちらの運賃も確認できます。
少し値が張りますが、タクシー+フェリー+タクシーという行程も可能となりますね。
崎津集落までのアクセス例(天草空港からのバス)
天草空港まで飛行機を利用し、そこからバスで崎津集落まで行くという事も可能性としてはありです。
天草空港が利用できる航路は、福岡空港と熊本空港のみです。
2.(バス乗)本渡バスセンター→(バス降)下田温泉
3.(バス乗)下田温泉→(バス降)崎津教会入口
まとめ
崎津集落までのアクセス方法をまとめてみました。
一番スムーズなのは、やはりレンタカーなどの自家用車ですね。
熊本県内様々な観光と併せて崎津集落観光も実行するでしょうから、コストパフォーマンスとしてもレンタカーが一番よさそうです。
ただ運転に自信がない、ゆっくり車窓から景色を見ながら路線バスの旅を楽しみたい、と言う方にはバスがお勧めです。
そんな方々は、時間と日程に余裕をもって崎津集落観光を楽しんで下さいね。
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