「ナゼそこ?」足取り 大長谷温泉バス停へ
TV東京の吉村ディレクターと撮影クルー一行は、東京駅から新幹線で富山駅まで行き、その後JR高山本線に乗り換えて越中八尾(えっちゅうやつお)駅に向かいました。
更に越中八尾駅前から「富山市コミュニティバス」大長谷線で終点大長谷温泉バス亭を目指しました。
なんと!
このバスは約1時間ほど険しい山間部を走りに走って大人料金は200円!!
地域の方のお財布に優しく、且つ貴重なバス路線ですね。
※3/31と4/1を境に時刻表や停留所が変わるようなので注意
終点の「大長谷温泉」バス停を降りた撮影クルーは、県境方面に向かったのではなく、今バスで来た道を戻る選択をしたようです。
終点の大長谷バス停から先県境方面は、民家や食堂など一切期待できないような地域。
なのでこちらに進まないのは納得です。
増してや雪深い真冬ですから。
番組で取り上げるお店の予想はハズレました
私は5/14のオンエア前に番組が取材するお店を「ふるさとセンター」だと予想しておりました。
しかし残念ながら正解ではありませんでした。
番組が取り上げた秘境食堂は「ふるさとセンター」ではありませんでした。
勝手に予想して外れて・・・申し訳ございませんでした。
大長谷バス停とふるさとセンターはかなり近いのですが、取材日当日は営業していなかったのかもしれません。
もし、ふるさとセンターが営業をしていたら必ず取材クルーはふるさとセンターで何かしらの取材をするはずです。
そもそも、秘境食堂を探す取材ではなく、秘境に住む人に数珠つなぎでもっと秘境に住む人を教えていただいき訪ねていく企画。
そんな中でたまたま話として出てきたのが取材先となった秘境食堂なのです。
(ふるさとセンターは取材で話題に上がらなかったのかなぁ。)
「ナゼそこ?」足取り 最初に取材した人は「今日乃庵」元運営者?
大長谷バス停から30分間寒さに耐えながら歩いて、ようやく人気のある人家にたどり着きました。
そこで訪問に対応していただいた男性から取材OKの返事が!
お宅の中に招いて下さり老夫婦にお話を伺うことができた吉村ディレクターでした。
この場所は取材場所でもあり番組の予告に使用されていた、集落空撮ポイントです。
使用された空撮写真が撮影された場所は、実際の県境付近ではなく地図の星印の地点とは離れた場所のではありますが、大長谷の雰囲気でインサートされたのでしょう。
同じ地点でインサートされた映像とGoogleアースの画像の比較です。
オンエア前にこの地点を捜索しましたが突き止められなかったのです。
今はスッキリしました!
さて、人家の家主への取材に成功したディレクターですが、この地点をGoogleマップで見てみると同じ地点で「今日乃庵」と出てきます。
映像に出てきた入口とGoogle掲載の「今日乃庵」の入り口は同じでした。
飲食店を営業している雰囲気も無かったですし、老夫婦からそういったお話も出ませんでした。
ホームページを見たところ、2022年いっぱいで閉店しておりました。
Googleへの口コミも大変多く評点も高い名店だったようです。
まさにここも秘境にある名店だったのですね・・・。
ふるさとセンターといい、今日乃庵といい、大長谷地区は良いお店の宝庫だったのです。
今日乃庵のすぐ傍にはブルーベリー園があります。
このブルーベリー園の口コミにはじーじ、ばーばと言う記載がありました。
もしかしましたら「ナゼそこ?」で取材を受けた老夫婦が営む農園なのでしょうか?!
老夫婦の名字もブルーベリー園の名前も同じでしたが、オンエア時にはブルーベリー園については語られていませんでしたが・・・。
「今日乃庵」のホームページ内を見ますと、「今日乃庵」の運営者はブルーベリー園の運営者と同じであることがわかりました。
秘境食堂として紹介されたのは「聚楽創」
最初の秘境人(ブルーベリー園運営者)取材から「更なる秘境」を紹介されたのが「栃折集落」。
そしてかつて通っていた飲食店として同時に紹介されたのが正間地区の「聚楽創(じゅらくそう)」。
オンエアで紹介された関連ポイントをGoogleアースに当てはめると下の画像のようになります。
こうやって見ますと、富山と岐阜の県境はエグイくらいの秘境と言うか山脈の尾根、そして大長谷温泉はその一部に見えます。
栃折地区も秘境食堂として紹介された聚楽創は、大長谷バス停よりかなり富山市内方面に戻っています。
越中八尾駅と大長谷温泉のバスルートに栃折地区と聚楽創の位置を当てはめてみます。
栃折地区と聚楽創付近くを拡大します。
秘境食堂聚楽創は富山コミュニティバス路線沿いにありますね。
そして栃折地区は富山市コミュニティバスの路線から少し外れたところにあるのがわかります。
栃折集落はバス路線から少ししか外れてないじゃないか?!という声が聞こえそうです。
そこでバス路線と栃折集落の高低さをGoogleアースで見てみましょう。
バス路線の分かれ道から結構坂を登らないと栃折集落に着きません。
ここよりもっと山奥にある大長谷からは激しいアップダウンを経ないとここにたどり着くことができないようです。
別の角度から見てみましょう。
ヘアピンカーブの連続が、栃折集落への道がいかに急峻かを物語っていますね。
そして画像にあるバス路線ですが、バス路線と言っても狭くガードレールが無い激しい道なのです。
このように、県境間近の際まで行かなくても沿線どこでもと言っていいくらいALL秘境ですね。
いかに富山市八尾地区が長い長い秘境が続く大変な地区だという事を認識させられます。
さて、肝心の秘境食堂「聚楽創」の情報です。
〒939-2456 富山県富山市八尾町正間749−1
0764581507
営業時間です。※念のため予め電話で確認してくださいね。
【火曜日】:
11時00分~14時00分
17時00分~20時00分
【水曜日】:
11時00分~14時00分
17時00分~20時00分
【木曜日】:
11時00分~14時00分
17時00分~20時00分
【金曜日】:
11時00分~14時00分
17時00分~20時00分
【土曜日】:11時00分~20時00分
【日曜日】:11時00分~20時00分
行ってきました『聚楽 創』
ジビエ~ pic.twitter.com/WmMkSFsKFr
— チャタ (@chataberry) April 21, 2018
ジビエを素材とした料理を出してくれる珍しいお店のようです。
聚楽創を取材クルーに紹介した方は「よく飲みに行っていた」と語っていました。
地域の方に無くてはならない貴重な飲食店ですね。
聚楽創はホームページ用にドメインを取得しているようですが、サイトはオープンしていない?工事中?とにかくリンクを貼れませんでした。
「ナゼそこ?」富山・岐阜県境の秘境食堂まとめ
「ナゼそこ?」で紹介された秘境食堂「聚楽創」は、大長谷地区からはかなり市内に戻ると言っても、かなり険しい地域。
麓からも距離があり、狭く急峻な道路を進まなければならないので、向かうに当たっては十分気を付けた方がよいでしょう。
オンエア前の「秘境食堂がどこか?」の予想は見事に外れましたが、聚楽創も立派?な秘境食堂。
店構えも萌えに萌える外観でした。
そしてお店のマスターの暖かい人柄と美味しい郷土料理が地元の方々から支持されている理由だとわかりました。
是非皆さんも聚楽創への遠征をご検討下さい。
「ナゼそこ?」を視聴してからの検証でした。
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