千葉県匝瑳市の海岸で、再び大型のクジラが確認されました。
9月19日に新堀浜で発見された体長約17メートルのクジラは、9月30日に国立科学博物館による学術調査が行われ、同日中に解体・埋却されました。
ところが、その作業が行われていた9月30日午後3時ごろ、今度は近くの海岸で別のクジラが発見されたのです。
2頭目は体長10メートルを超えるとみられ、発見当初は浅瀬で潮を吹く様子も確認されています。
当サイトでは、報道映像とGoogleマップを照合し、2頭の発見場所を比較しました。
その結果、両地点は海岸線に沿って約1.9kmという近い位置にあることが分かりました。
この記事の要点
- 9月19日、匝瑳市新堀浜で約17mのクジラを発見
- 9月30日、1頭目の学術調査と埋却が完了
- 同日15時ごろ、栢田浜付近で2頭目を確認
- 2地点の距離は海岸線に沿って約1.9km
- 10月1日夕方にも生存を伝える現地投稿あり
- 2頭が相次いで確認された原因や関連性は不明
※2026年10月2日朝までの報道・公開情報をもとに整理しています。
匝瑳市で2頭目のクジラが見つかった場所はどこ?
2頭目が発見されたのは、千葉県匝瑳市の栢田浜付近です。
集英社オンラインが掲載した現地撮影者の証言によると、場所は堀川浜の南側にあたり、9月30日午後3時ごろには岸から20~30mほどの浅瀬にいたとされています。
当サイトでもNHKなどの空撮映像を参考に、周辺の道路や住宅地、海岸線の形状をGoogleマップと照合しました。
以下は、今回の調査で使用した推定地点です。
2頭目の発見地点(Googleマップ)
推定地点の座標
緯度:35.6308777
経度:140.5621294
※報道映像などを参考にした推定地点です。クジラの正確な位置を行政が公表したものではありません。
1頭目と2頭目の漂着場所を地図で比較|距離は約1.9km
今回、特に注目したいのが2頭の発見場所の近さです。
9月19日に発見された1頭目と、9月30日に確認された2頭目の位置を、同じGoogleマップ上に表示しました。

地図の北東側が1頭目、南西側が今回の2頭目です。
両地点は、同じ九十九里浜北部の海岸線上にあります。
2頭の発見地点・比較表
| 項目 | 1頭目 | 2頭目 |
| 発見日 | 9月19日 | 9月30日 |
| 体長 | 約17m | 10m超 |
| 発見場所 | 新堀浜 | 栢田浜付近 |
| 発見時の状態 | 死亡していたとみられる | 生存を確認 |
| 位置関係 | 北東側 | 南西側 |
※この距離は当サイトの地図上での測定値であり、公式な発表値ではありません。
1頭目が発見された新堀浜の場所
緯度:35.6428819
経度:140.5784675
1頭目の埋却と2頭目の発見は同じ9月30日だった
今回の出来事を時系列で整理すると、もう一つ興味深い点があります。
1頭目のクジラは、発見から処理まで10日以上を要していました。
台風による海の荒れや、大型の死骸をどのように処理するかといった問題もあり、現場での対応が続いていたのです。
そして9月30日、ようやく学術調査と埋却作業が行われました。
しかし、その同じ日に2頭目が確認されています。
2頭のクジラをめぐる時系列
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 9月19日朝 | 新堀浜で1頭目(約17m)を発見 |
| 9月下旬 | 台風による海の荒れなどもあり、処理に時間を要する |
| 9月30日朝~ | 国立科学博物館による1頭目の学術調査、解体・埋却作業 |
| 同日15時ごろ | 別の海岸で2頭目を確認。県へ通報 |
| 10月1日 17時ごろ |
ANNがヘリコプターから2頭目を撮影 |
| 10月1日夕方 | 現地から生存を伝える動画がXに投稿される |
1頭目は学術調査後に海岸へ埋却
千葉日報によると、1頭目のクジラは9月30日に現地で学術調査が行われ、その後、千葉県海匝土木事務所によって海岸の一角に埋却されました。
大型重機を使用した処理の様子も報じられています。
関連報道:集英社オンライン|17mの巨大クジラ、学術調査と埋却へ
2頭目のクジラはまだ生きている?10月1日夕方の現地映像
2頭目については、1頭目とは異なり、発見当初に生存が確認されています。
9月30日午後3時ごろには、岸から20~30mほどの浅瀬におり、潮を吹く様子が目撃されていました。
さらに10月1日夕方、Xには現地で撮影されたとみられる動画が投稿されています。
投稿したのは、もに山。さん(@goodnightTANAKA)。
投稿には、クジラがまだ生きていることを伝える文章が添えられています。
映像には、波に洗われるクジラの大きな体が確認できます。
ただし、これは投稿者による現地報告であり、10月2日朝現在の生死や、その後の移動状況まで確認できたものではありません。
千葉県は発見後、職員を現場に派遣し、クジラの動向を見守っていると報じられています。
関連報道:ABEMA TIMES|千葉・匝瑳市の海岸にクジラ漂着 上空からの様子(10月1日)
なぜ匝瑳市でクジラが相次いだ?九十九里沖の海流と地形
約11日という短い期間に、約1.9kmしか離れていない海岸で2頭の大型クジラが確認されたことになります。
なぜ、同じ地域で相次いだのでしょうか。
現時点では、2頭の漂着原因や関連性は明らかになっていません。
ただし、九十九里沖の地理的な特徴は、今回の出来事を考えるうえで参考になります。
銚子沖は黒潮と親潮系の海水の影響を受ける海域
房総半島の東側を流れる黒潮は、銚子沖付近から東方向へ向きを変えて流れていきます。
また、東北地方の沖合から南下する親潮系の冷たい海水も、周辺海域の海洋環境に影響を与えています。
このため、房総沖から三陸沖にかけては、水温や海流の変化が見られる海域となっています。
※海流の位置や流路は季節・時期によって変化します。今回のクジラの移動経路を示したものではありません。
九十九里浜は遠浅の砂浜が続く
もう一つの特徴は、九十九里浜の地形です。
長く続く砂浜と、比較的緩やかな海底地形を持つ九十九里浜では、波や潮の流れによって海岸付近の状況も変化します。
大型のクジラが何らかの理由で浅い海域に入り込んだ場合、身動きを取りにくくなる可能性も考えられます。
ただし、今回の2頭が海流によって運ばれたのか、何らかの理由で浅瀬に迷い込んだのかは不明です。
1頭目は死亡した状態で発見されたとみられる一方、2頭目は発見時に生存していたという違いもあります。
同じ海岸に現れたからといって、必ずしも同じ原因によるものとは限りません。
まとめ|2頭の発見地点は約1.9km、今後の動向にも注目
千葉県匝瑳市で、9月19日と9月30日に相次いで大型のクジラが確認されました。
今回、Googleマップで両地点を比較したところ、発見場所は海岸線に沿って約1.9kmという近い位置にありました。
さらに、1頭目の学術調査と埋却作業が行われた9月30日、その同じ日に2頭目が発見されていたことも分かりました。
2頭目については、10月1日夕方にも生存を伝える現地投稿が確認されています。
無事に沖合へ戻ることができるのか、今後の状況が気になるところです。
新たな公的発表や報道が確認できた場合は、この記事にも追記していきます。


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