2026年10月26日(月)早朝、香川県高松市庵治町の漁港で、フォークリフトが海中に転落する事故が発生しました。
事故が起きたのは、鉄骨とコンクリート板で造られた固定式の桟橋です。フォークリフトが走行していたところ、桟橋の一部が破損し、車両が海に落下しました。
運転していた人は周囲の人に救助され、軽いけがをしたと報じられています。
今回、Komu-chan Journalでは、報道写真とGoogleマップ、2024年9月撮影のストリートビューを照合し、事故が発生したとみられる桟橋の位置を調査しました。
すると、事故前の桟橋は陸地の舗装道路とほぼ同じ高さでつながり、一見すると道路がそのまま海に延びているように見える構造だったことが分かりました。
この記事では、事故の発生状況や運転手のけが、フォークリフトの引き揚げ、桟橋が破損した原因を整理するとともに、事故前の現場を地図で詳しく紹介します。
さらに、事故現場となった庵治漁港の特徴や漁業、100年以上にわたる港の整備、源平合戦や戦国時代にまでさかのぼる庵治の海の歴史についても調べました。
この記事の要点|2026年10月27日午前の確認情報
- 10月26日早朝、香川県高松市庵治町の漁港でフォークリフトが海中に転落しました。
- 鉄骨とコンクリート板で造られた固定桟橋の一部が破損した事故です。
- 運転手は周囲の人に救助され、軽傷でした。
- 高松市は、桟橋を支える鉄骨がフォークリフトの重さで折れたとみています。
- 現場周辺は立ち入り禁止となり、油の流出を防ぐフェンスが設置されました。
- Googleストリートビューには、2024年9月当時の事故前の桟橋が写っています。
- 庵治漁港は1952年に第2種漁港に指定された、歴史のある漁業拠点です。
庵治漁港でフォークリフトが海中転落!事故の概要一覧
まず、今回の事故について、KSB瀬戸内海放送が10月26日午後6時9分に配信した報道をもとに整理します。
| 項目 | 確認できた内容 |
| 発生日 | 2026年10月26日(月) |
| 発生時間 | 早朝(正確な時刻は未確認) |
| 発生場所 | 香川県高松市庵治町の漁港 |
| 関連施設 | 庵治漁業協同組合周辺の固定桟橋 |
| 事故車両 | フォークリフト |
| 事故の状況 | 走行中に桟橋の一部が破損し、海中に転落 |
| 桟橋の構造 | 鉄骨とコンクリート板で造られた固定式 |
| 負傷者 | 運転手1人が軽傷 |
| 救助状況 | 周囲にいた人が救助 |
| 救助後 | 運転手は自力で帰宅 |
| 事故原因 | フォークリフトの重さで支持鉄骨が折れた可能性 |
| 現場の規制 | 立ち入り禁止措置 |
| 油の流出対策 | 汚濁防止フェンスを設置 |
| 環境への影響 | 10月26日の報道時点で確認されず |
| 車両の引き揚げ | 今後実施予定と報道 |
| 今後の対応 | 原因究明と港湾施設の安全点検 |
出典:KSB瀬戸内海放送「漁港の固定桟橋が破損しフォークリフトが水中に転落」
事故はどのように発生した?桟橋の一部が破損
高松市の説明によると、事故は10月26日の早朝に発生しました。
フォークリフトが漁港内の固定桟橋を走行していたところ、桟橋の一部が破損し、車両が海中へ転落したということです。
事故現場の桟橋は、鉄骨とコンクリート板で構成されていました。
高松市は、コンクリート板を支える鉄骨がフォークリフトの重さによって折れたとみています。
ただし、事故当時の積載物やフォークリフトの総重量、桟橋の設計上の許容荷重については確認できていません。
また、桟橋の破損がどのような順序で進んだのかについても、詳しい調査結果は公表されていません。
フォークリフトの運転手は無事?救助やけがの状況
今回の事故では、フォークリフトを運転していた1人が軽いけがをしました。
報道によると、運転手は周囲にいた人に救助され、その後、自力で帰宅したということです。
海中に転落した車両から、どのような方法で脱出したのか、救助までに何分かかったのかなど、詳しい経緯は確認されていません。
病院への搬送の有無についても、今回確認できた報道では明らかになっていません。
大きな事故でしたが、運転手が救助されたことは何よりでした。
事故現場の庵治漁港はどこ?高松市中心部との位置関係
事故が発生した庵治漁港は、香川県高松市庵治町にあります。
高松市中心部から北東方向に位置する庵治半島にあり、瀬戸内海に面した漁港です。
庵治半島の周囲には大島、兜島、鎧島などの島々が点在しています。
今回の事故現場は、庵治半島の西岸に位置する庵治漁港周辺です。
上の広域地図では、高松市中心部、小豆島、庵治半島、事故現場の位置関係を確認できます。
フォークリフトが転落した桟橋をGoogleマップで確認
今回、報道写真に写っていた岸壁や船、周辺の建物をGoogleマップと照合しました。
その結果、庵治漁港内にある固定桟橋が、事故現場とみられることが分かりました。
以下の航空写真では、現場とみられる桟橋の位置を確認できます。
地図の赤いピンは、今回の画像照合によって事故現場とみられる場所を示しています。
なお、正確な転落位置について公的機関の座標発表を確認したわけではありません。
現場特定の根拠は?報道写真とストリートビューを照合
今回の場所の検証では、単に港の風景が似ているという理由だけで判断したわけではありません。
報道写真とGoogleストリートビューを比較し、次の特徴に注目しました。
- 岸壁や桟橋の配置
- 背後にある建物や民家の位置関係
- 白い漁船の船体形状や設備
- 周辺の港湾施設
- 桟橋と停泊船の位置関係
特に、岸壁や建物など動かない構造物の一致は、場所を絞り込むうえで重要な手掛かりになります。
一方、船舶は移動する可能性があるため、停泊船の一致だけを現場特定の根拠とはしていません。
複数の特徴を総合すると、今回確認した桟橋は、報道写真に写る事故現場と一致する可能性が高いと考えられます。
事故前の桟橋はどんな姿だった?2024年のストリートビュー
今回の事故で特に注目したいのが、Googleストリートビューに残されていた事故前の桟橋の姿です。
2024年9月撮影の画像には、事故が発生したとみられる桟橋が、破損する前の状態で写っています。
正面から見ると道路と一体化しているように見える
正面からの画像を見ると、陸側の舗装道路と桟橋のコンクリート路面が、ほぼ同じ高さでつながっています。
そのため、一見すると普通の道路がそのまま海に向かって延びているようにも見えます。
しかし、実際には桟橋の下に海水があり、陸地とは異なる構造になっています。
以下のストリートビューでは、事故前の桟橋を実際に確認できます。
横から見ると桟橋の下が海になっている
こちらは、同じ桟橋を横方向から確認したストリートビュー画像です。
正面から見たときとは異なり、桟橋が海上に張り出した構造物であることが分かります。
側面には、コンクリート板の下に部材が配置されている様子も見えます。
ただし、写真だけでは内部の鉄骨配置や、海底まで続く支持構造を詳しく確認することはできません。
また、一部には変色やさびのように見える部分もありますが、それだけで事故原因が老朽化や腐食だったと判断することはできません。
この2方向からのストリートビューは、事故前の桟橋の構造を理解するための貴重な資料といえそうです。
桟橋は海に浮いていた?固定式桟橋の構造を解説
今回の事故で疑問に感じるのが、桟橋がどのような構造だったのかという点です。
海上に設けられる桟橋には、固定式と浮体式などがあります。
| 種類 | 構造 | 特徴 |
| 固定式桟橋 | 鉄骨や杭などの支持構造で床を支える | 潮位が変化しても床の高さは基本的に変わらない |
| 浮桟橋 | 浮体の浮力で床を支える | 潮の満ち引きに合わせて上下する |
| 一般的な岸壁 | 護岸や背後の地盤などで支える | 陸地と連続した構造を持つ |
高松市によると、今回破損したのは鉄骨とコンクリート板で造られた固定桟橋です。
つまり、海に浮かんでいたわけではなく、鉄骨などの構造物によって路面を支えていたことになります。
ただし、今回の桟橋がどのような基礎や支持方式を採用していたのか、詳細な構造図は確認できていません。
なぜフォークリフトの重さで桟橋が壊れた?老朽化が原因?
高松市は、コンクリート板を支える鉄骨がフォークリフトの重さで折れたとみています。
フォークリフトは、車体そのものに重量があるうえ、荷物を積載すると車輪を通じて路面に大きな荷重が加わります。
一般論として、桟橋の支持部材に設計上の想定を超える荷重が加わった場合、部材が変形したり破損したりする可能性があります。
しかし、今回の事故でフォークリフトが桟橋の許容荷重を超えていたかどうかは確認されていません。
また、鉄骨の腐食、経年劣化、過去の損傷などが事故に関係していたかどうかも不明です。
現段階では、老朽化による事故と断定することはできません。
高松市は今後、詳しい原因の究明と港湾施設の安全点検を行う方針です。
海に落ちたフォークリフトは引き揚げられた?油の流出は?
10月26日の報道によると、事故後、高松市は現場付近を立ち入り禁止としました。
さらに、海への油の流出や拡散を防ぐため、汚濁防止フェンスを設置しています。
同日の報道時点では、環境への影響は確認されていないということです。
海中に転落したフォークリフトについては、今後引き揚げる予定とされています。
10月27日午前までに、引き揚げが完了したことを確認できる追加情報は得られていません。
車両の引き揚げ時期や桟橋の復旧見通しについては、今後の発表が待たれます。
事故現場の桟橋は今後どうなる?安全点検と再発防止
高松市は今回の事故を受け、原因を詳しく調べるとともに、港湾施設の安全点検を行い、再発防止に努めるとしています。
現場の桟橋について、いつ建設されたのか、過去にどのような補修が行われていたのかは確認できていません。
また、今回の事故によって漁港内の作業や漁船の利用にどの程度の影響が出ているのかについても、詳しい情報はありません。
今後は、破損した鉄骨の状態や桟橋の耐荷重、点検記録などが調査のポイントになると考えられます。
庵治漁港とはどんな港?プロフィールと100年以上の歴史
ここからは、事故が発生した庵治漁港について紹介します。
庵治漁港は、高松市庵治町に位置する第2種漁港です。
第2種漁港とは、地元の漁業を主な利用対象とする第1種漁港よりも、利用範囲が広い漁港を指します。
| 項目 | 内容 |
| 名称 | 庵治漁港 |
| 読み方 | あじぎょこう |
| 所在地 | 香川県高松市庵治町 |
| 漁港の種類 | 第2種漁港 |
| 管理者 | 高松市 |
| 漁港指定 | 1952年7月29日 |
| 近代的な整備の始まり | 1914年4月の船留建設計画 |
| 主な役割 | 漁船の係留、漁業活動、水産物の取り扱いなど |
| 関連する漁協 | 庵治漁業協同組合 |
高松市の公式資料によると、庵治漁港では1914年(大正3年)4月に船留の建設計画が立てられました。
その後、桟橋や防波堤などの整備が進められ、1949年には修築計画が策定されました。
1950年度には物揚場の建設や泊地の浚渫が行われ、1952年7月29日に第2種漁港に指定されています。
さらに1957年度から第2次漁港整備計画が始まり、その後も施設の整備拡充が続けられました。
現在の庵治漁港は、こうした長年の整備によって形成された漁業拠点です。
出典:高松市「庵治漁港」
庵治漁港はなぜ漁業に適した場所なのか?
庵治半島は瀬戸内海に突き出した地形をしており、その周囲には大小の島々が点在しています。
庵治漁業協同組合によると、周辺には大島、兜島、鎧島、稲毛島、高島などの島々があり、魚介類の豊富な漁場が形成されています。
この地域では古くから漁業が営まれてきました。
島々や入り江があることは、漁船の活動や停泊場所を考えるうえでも重要な地理的特徴です。
ただし、個々の漁港施設がどの程度風浪から守られるかは、防波堤の配置や水深、風向きなどによって異なります。
庵治漁協によると、現在も底びき網や込し網などの漁船漁業に加え、魚類養殖





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