「トラウデン直美」の先祖でとても偉大な剣道家、庄子宗光先生とは?

トラウデン直美 曾祖父は全日本剣道連盟4代目会長 スポーツ
トラウデン直美 曾祖父は全日本剣道連盟4代目会長

トラウデン直美さんと言えば、抜群のルックスとスタイルを持つモデル・とんでもない才女・そして華麗なる一族の一員として有名ですよね。

かねてより家系の中で高名な剣道家がいるとささやかれてきました。

実は剣道家庄子宗光先生その人が曾祖父(ひいおじいちゃん)です。

高名な剣道家であり、トラウデン直美さんのひいおじいちゃんについて調べてみました。

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トラウデン直美のひいおじいさん、庄子宗光先生の経歴

庄子宗光先生

庄子宗光先生

曾祖父(ひいおじいちゃん)とは祖父母のお父さんを指します。

直美さんにとって父方、母方どちらかのひいおじいさんかと言えば、やはり日本人のお母様方のひいおじいさんでしょう。

なんと庄子宗光さんは、全日本剣道連盟4代会長でした。

この方の詳細についてはほとんど見られせん。

それもそのはず、情報が少ないのです。

そんな中、「剣道百年」という著書に庄子先生の略歴がありました。

なかなかレアな情報です。

  • 明治37年:宮城県柴田郡槻木町(現柴田町) 生まれ
  • 旧仙台第一中学(現仙台一高)、旧制第二高等学校(現東北大学)を経て昭和4年東京帝大法学部卒業
  • 報知新聞入社
  • 昭和14年:満州鉱業開発株式会社入社 満州へ(昭和21年帰国)
  • 満州在住時に満州帝国武道会常務理事、剣道部委員長となり大日本武徳会満州本部常任理事兼任
  • 昭和27年:全日本剣道連盟創立時に専務理事就任
  • 昭和29年3月:理事長就任
  • 昭和39年3月:任期満了で理事長職引退
  • 全日本剣道連盟審議員
  • 剣道範士八段

引用/時事通信社「剣道百年」庄子宗光先生著 著者略歴より

※引用元の略歴には、全日本撓(しない)競技連盟理事就任について記載がありませんでした

宮城南部で生まれ、仙台で青春時代を過ごし、社会人になってから満州に渡ったんですね。

満州時代の剣道組織の要職を経て日本でも最重積の地位に就きました。

範士八段 は雲の雲の雲の上の神様のような存在

範士とは最高位の称号で、八段は最高段位でこれまで取得した人数は中で800人とのこと。(※過去十段まで存在しましたが現在は九段と十段の審査は無くなりました。)

前述の通り、トラウデン直美さんの曾祖父庄子宗光先生は範士八段。とにかく凄い存在なのです。銭本剣道連盟の会長でなくても凄い方だったのです。

身近な人で剣道をやっている人って結構いますよね。

高段者ほど少なくなっていきますが、八段という最高峰の段位を得ることが出来る方は格段に少ないのです。

剣道家にとって八段の先生は、神様や界王神どころではなく、更に上の大界王神様くらいの存在です。

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「連盟会長」は剣道の頂点に君臨する存在

次に、全日本剣道連盟会長はどのくらい凄いのか?を現代剣道に置き換えて記載しましょう。

剣道の競技人口は、現在170万人近くと言われています。

平成19年と少々古いですが、当時と同じ比率を用いますと、170万人のうち子供から大人まで現役でプレーしている方の数は約55万人程ということになります。

さらにそのうちの数は有段者は約33万人で、内訳は男子は25.6万人(77%)女子は7.6万人(23%)といったところでしょうか。

※あくまで仮計算です。

平成19年(2007年)全日本剣道連盟による「剣道人口国勢調査」

  • 有段者:148万人 無段者:18万人 合計:166万人(①)
  • ①のうち実際の活動人口(現役):約48万人(②)
  • ②のうち有段者数:29万人(男子77% / 女子23%)

出典:「女子剣道の誕生に果たしたしない競技の役割
新里知佳野 、矢野裕介、,高野一宏,八木沢誠

なんと、日本国内で現役で稼働してる剣士の数はこんなに多数の方がいるのです。

直近で言うと、10代会長網代先生は170万人の頂点に君臨しているということになりますね。

女子剣道の普及は庄子宗光先生の功績

実は日本では、戦後日本を占領したGHQ(連合国軍)の取り決めにより剣道が禁止されていた時代があります。剣道が軍国主義に協力したという理由からです。

そこで剣道から武道色を払しょくしたスポーツとして競技(しないきょうぎ)が考案されました。ほぼ剣道の競技ですが、当時の関係者の苦悩は相当のものでしたでしょうね。

撓競技(引用:Wikipedia)

この撓競技が、剣道と女子との懸け橋となりました。

撓競技は、戦前剣道にほとんど触れてこなかった女子も競技の対象としました。

【女子に撓競技をさせる】⇒【剣道の基礎を培わせる】⇒【剣道を魅力的なものに見せる】⇒【剣道に移行する気にさせる】⇒【女子も撓競技から剣道に移行実】⇒【剣道の裾野を拡大する】、という素敵な目論見です。

この庄子先生をはじめとした全日本撓競技連盟の理事の先生方の目論見や誘導によって、その後の女子剣道の隆盛に繋がったのです。

つまり庄子先生がいなければ、女子が剣道に触れる機会がいつになったのかわかりません。今では当たり前の女子剣自体がどうなっていたのか・・・。

トラウデン直美さんの曾祖父(ひいおじいちゃん)の 総括

そしてトラウデン直美さんの曾祖父(ひいおじいちゃん)は、ただの剣士ではありませんでした。

ざっくりとですが、このようになります。

    • 全日本剣道連盟4代会長・当時の剣道界の頂点に君臨
    • 現代では最高位の八段の実力
    • 範士という剣士として最高位の称号
    • 女子剣道の父
    • 剣道五十年、剣道百年、といった壮大な剣道書物の著者

 

そして私は、庄子宗光先生と撓競技についてもっと調べて多く語りたくなりました

別日にてこれらについて調べたことを記事にしたいです!

関心のある方は当ブログに是非またお越し下さいね!

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