「都道府県魅力度ランキング」ワースト5県の名誉が回復可能か独自視点で調査。

「都道府県魅力度ランキング」ワースト5県の名誉が回復可能か独自視点で調査。 社会
「都道府県魅力度ランキング」ワースト5県の名誉が回復可能か独自視点で調査。
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魅力度ランキング 2009年~2022年「平均」順位

2009年から2022年までの14年間で獲得した順位を全て足して14(年)で割り順位の平均値を出しました。

北海道と京都府は調査開始以来、不動のワンツーフィニッシュを飾っているということになります。

【都道府県魅力度ランキング】2009~2022 順位平均
順位 都道府県 順位計 平均順位 順位 都道府県 順位計 平均順位
1 北海道 14 1 24 大分県 367 26.21429
2 京都府 28 2 25 新潟県 377 26.92857
3 沖縄県 47 3.357143 26 山梨県 378 27
4 東京都 51 3.642857 27 三重県 389 27.78571
5 神奈川県 77 5.5 28 岩手県 405 28.92857
6 奈良県 88 6.285714 29 山形県 409 29.21429
7 大阪府 97 6.928571 30 高知県 411 29.35714
8 福岡県 120 8.571429 31 香川県 418 29.85714
9 長野県 130 9.285714 32 和歌山県 435 31.07143
10 長崎県 136 9.714286 33 愛媛県 445 31.78571
11 兵庫県 159 11.35714 34 福島県 473 33.78571
12 石川県 164 11.71429 35 岡山県 487 34.78571
13 静岡県 187 13.35714 36 鳥取県 507 36.21429
14 宮城県 205 14.64286 37 岐阜県 514 36.71429
15 千葉県 234 16.71429 38 山口県 517 36.92857
16 愛知県 236 16.85714 39 滋賀県 520 37.14286
17 鹿児島県 247 17.64286 40 島根県 522 37.28571
18 青森県 248 17.71429 41 福井県 549 39.21429
19 熊本県 260 18.57143 42 栃木県 592 42.28571
20 広島県 272 19.42857 43 徳島県 596 42.57143
21 宮崎県 284 20.28571 44 埼玉県 599 42.78571
22 秋田県 298 21.28571 45 群馬県 612 43.71429
23 富山県 343 24.5 46 佐賀県 628 44.85714
47 茨城県 651 46.5

2022年度でワースト5位に入った5県ですが、山口県のみ平均順位が突出しています。

山口県を除く4県は、順位に関してのみ現実を受け入れざるを得ません。

しかし諦めてはいけません。

次の項目では、獲得点数の平均の順位表の考察においてワースト5位県の名誉を回復します。

2022年点数と14年間平均点数の比較で、ワースト5位の名誉を回復。

2009年から2022年までの14年間で獲得した点数を全て足して14(年)で割って点数の平均値を出しました。

【都道府県魅力度ランキング】2009~2022 点数平均
順位 都道府県 点数計 平均点数 順位 都道府県 点数計 平均点数
1 北海道 901.4 64.38571 24 大分県 226.1 16.15
2 京都府 724.1 51.72143 25 新潟県 224.9 16.06429
3 沖縄県 623.9 44.56429 26 山梨県 221.9 15.85
4 東京都 585 41.78571 27 三重県 216.4 15.45714
5 神奈川県 471.9 33.70714 28 岩手県 213.7 15.26429
6 奈良県 447.2 31.94286 29 山形県 212.1 15.15
7 大阪府 427.7 30.55 30 高知県 211.2 15.08571
8 福岡県 391.5 27.96429 31 香川県 208.7 14.90714
9 長野県 372.8 26.62857 32 和歌山県 204.6 14.61429
10 長崎県 363.9 25.99286 33 愛媛県 200.4 14.31429
11 石川県 340.3 24.30714 34 岡山県 191.5 13.67857
12 兵庫県 336.7 24.05 35 福島県 189.7 13.55
13 静岡県 317.6 22.68571 36 岐阜県 185.4 13.24286
14 宮城県 301.7 21.55 37 鳥取県 180 12.85714
15 千葉県 285.6 20.4 38 島根県 177.1 12.65
16 愛知県 280.3 20.02143 39 滋賀県 177 12.64286
17 鹿児島県 277.1 19.79286 40 山口県 176.5 12.60714
18 青森県 275.2 19.65714 41 福井県 170.5 12.17857
19 熊本県 266.3 19.02143 42 栃木県 156.4 11.17143
20 宮崎県 261.8 18.7 43 徳島県 155.3 11.09286
21 広島県 260.8 18.62857 44 埼玉県 149.5 10.67857
22 秋田県 251.9 17.99286 45 群馬県 148.4 10.6
23 富山県 231.7 16.55 46 佐賀県 135.1 9.65
47 茨城県 118.9 8.492857

さぁ、ここでワースト5県の名誉を回復しましよう。

下の2022年ワースト5位の魅力度ランキングの点数をご覧ください。

そしてこの「2022年単年の点数」と上記「各都道府県の14年間の平均点数」と比較して下さい。

2022年最下位の佐賀県の13.2点はは、なんと36位岐阜県の平均約13.2点とほぼ同じです!

山口県は24位まで上昇します。

14年間の平均と単年の比較は何の意味もないかもしれません

しかし気が晴れたらそれでいいんです。

2022年ランキング
順位 点数
山口県 43 15.4
群馬県 44 15.1
埼玉県 45 14.3
茨城県 46 13.5
佐賀県 47 13.2

次でさらに5県の名誉を回復

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(参考)5県のワースト5は3回目

最新調査でワースト5位に入った5県が、同じ組み合わせになったのはこれが最初ではありません。過去2回ありました。

2015年 2021年 2022年
山口県 43位 42位タイ 43位
群馬県 44位 44位 44位
埼玉県 46位 45位 45位
茨城県 47位 47位 46位
佐賀県 45位 46位 47位
※2021年42位タイ :徳島県

誰しも魅力的に思えるこれらの県。

いくら私達がそう思っていても、調査に協力する人がこれら5県に抱いているイメージだけに致し方ないところです。ではどんな理由から低点数をつけているのか?

※北関東に対する考察

  1. 各県にある魅力的な資源(草津温泉、日光、メロンなど)が、その県のイメージと直結していない
  2. 大消費地(東京)から距離が近いがゆえに、これまでブランドイメージを高める努力をしなくても人口や産業が活性化していた。
  3. もともと裕福な地域で、奥ゆかしい(発信力が弱い)人が多い。言い換えれば、伝え下手
  4. 西日本からの評価が低い

その結果、各県の魅力が地域外の消費者に十分に伝わらず、魅力度が低いという結果になっていると思われる。

出典:地域ブランドニュース

やはり決してポテンシャルが低いが故の低順位ではなく、正しく理解されていないからですね。

では、今後このような状況が続くのでしょうか?いつまでも各県の素晴らしい魅力が評価されないのでしょうか?いえ、変わりつつあるようです!

コロナ禍がきっかけとなり、オンライン化が進み、新たな生活様式が普及したことで、いま北関東の各地がワ―ケーションやリモートワークの適地として、とくに若い世代に見直されつつある。そういった背景から、北関東各県の魅力度の点数自体は上昇傾向にあり、今後、新たな魅力を積極的に打ち出すことで、順位についても上昇する可能性は大いにあるだろう。

出典:地域ブランドニュース

2023年以降の順位の変動に期待したいですね。

5県の最高順位と最低順位

最新調査ではワースト5位に入ってしまった5県ですが、そうではない年度ももちろんあります。

特に山口県は最高位31位と全体順位では決して高くないながらも、ワースト5位というくくりからははるかに高い順位経験があります。

他4県もちょっとした評価の相違で、今後改めて40位以内にランクインする可能性が大いにあります。

最高順位 調査年 最低順位 調査年
山口県 31位 2017年 43位 2015年
2017年
群馬県 40位 2020年 47位 2012年
埼玉県 38位 2020年 46位 2015年
茨城県 42位 2020年 47位 2009年
2010年
2011年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年
佐賀県 38位 2016年 47位 2022年
※2020年の47位は栃木県
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茨城県の魅力度は最下位を争うものではない?

茨城県の過去最低点数は2015年の5.9点。2022年の13.5点は実に2倍以上のスコアです。それだけ魅力度も上がっています。もちろん茨城県以外の都道府県全体において点数は上昇しています。そんな中でも順位最下層の北関東地域のスコアは上昇傾向にあるようです。

そして最下位47位を一番多く獲得?してしまっている茨城県ですが、最新の調査による点数「13.5点」を過去の各調査年度の順位に当てはめますと、下記の表の通りになりました。

先程は「2022年単年」VS「14年間平均」でしたが、今回は「2022年単年」VS「各年度単年」です。

各年横並びの比較であれば、茨城県は確かに最下位付近かもしれません。しかし各年度の世相にも違いはあれど、過去に遡れば茨城県は中位付近に食い込むんです。特に2016年出れば全国で24位です。

茨城県の魅力度は決して低くないと思いませんか?(こじつけかもしれませんが・・・^^;)

13.5点の各年順位
2009年 24位
2010年 28位
2011年 30位
2012年 32位
2013年 28位
2014年 30位
2015年 33位
2016年 24位
2017年 27位
2018年 39位
2019年 36位
2020年 39位
2021年 46位

山口県、佐賀県、埼玉県、群馬県にも同様の事が言えると思います。(もちろん他の都道府県も同じですが・・・)

茨城県には、全国的に人口増加率上位の市が3件あります(つくば市、つくばみらい市、守谷市)。その背景にはつくばエクスプレス開業の存在があり、鉄道インフラの向上と共に周辺自治体は住環境の整備が著しく、まさに茨城県は未来が大変明るい自治体の1つとも言えるでしょう。

(参考)ランキングの調査方法

ただ単に順位だけではなくランキングの調査方法に関心のある方は、引用元の「地域ブランド調査」ホームページをご覧ください。

まとめ

「都道府県魅力度ランキング」ワースト5県について、順位や点数などの「表面的」な面で5県の名誉を回復してみました。自己満足な点は否めませんが、実際にワースト5県各県には魅力がたくさんあるという本質的なところには誤りはありません。

魅力が無いのではなく、魅力が知られていない、ただそれだけなのです。各県においては今後ますます魅力をPRしていただき、実際のランキングに少しでも反映したら嬉しく思います。

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