一軒家の位置予想
熊本県と宮崎県の県境に近い山深い場所に一軒家が存在すると思われます。
日本一の酷道と揶揄されるほど過酷な国道、265号線と綾北川のすぐそばに一軒家があります。
綾北川がダムの存在によりまるで人造湖になっているようです。
一軒家のすぐ近くに人の手により埋め立てられたかのような広い敷地が現れていますね。
何のための敷地なのか?何の目的なのか?
こちらも気になります。
国道265号線から一軒家に行くまでは立派な橋を渡る必要があります。
立派な橋と言い、埋め立てられた敷地の存在と言い、この一軒家にはもしかしたら並々ならぬ存在理由があるのかもしれません(深読みしすぎ)。
流石に私有地の不可侵領域だけにGoogleカーも進めなかったか?
この長い橋の先に「一軒家」が存在します。
この一軒家はどれだけポツンとした存在なのか・・・。
どれくらいポツン? 【方向①】8km進んで住居無し
この一軒家がどれほどポツンとしているのかを検証していきましょう。
まずは【方向①】の北東方面です。
同じ宮崎県内の西米良村を目指すルートです。
8km進むまでに民家が2か所に存在しますが、どうやら人気が無く窓ガラスは所々に割れているような廃屋でした。
航空写真で見てみるといかに山深いところに一軒家が存在し、このルート最寄りの民家までの道のりも険しいということがわかりますよね。
これらの民家までの道中にダムや水力発電尾の管理事務所などがあり、時間帯によっては誰かが駐在しているかもしれません。
この方面で人気を求めるならばそれに頼るのがベストかもしれません。
どれくらいポツン? 【方向②】謎の建造物群
次に【方向②】の北西方面です。
県道144号線を通り、槻木集落を経て熊本県の人吉盆地に位置する多良木町を目指すルートです。
約5km進んだところに、密集した建造物が現れます。
この密集具合・・・住宅ではなく、何かの工場のような、そんな雰囲気がありますよね。
ストリートビューで見てみようと思いましたが・・・・
これら建造物群の手前までしかGoogleカーが進まなかったようです。
この先の通行止めの情報を入手して引き返したのでしょうか?
最前線付近でストリートビューに切り替えました。
画像をご覧いただきますと、矢印が手前側にしかない事に気付くと思います。
つまり、矢印が無い以上建物群に向かって進むことができません><
しかし遠くに建造物群が見えます。
県道144号線を走破するこちらの動画の2分37秒あたりでこの建造物群の前を通過していますが、どのような属性の建造物群かはわかりませんでした。
この動画をしばらく見ていましたが、この建造物群を過ぎて相当進んでも民家らしきものは見当たりませんでした。
この方面の検証だけでも相当ポツンとしていることがわかりますね。
どれくらいポツン?【方向③】小林市方面に約13kmでやっと
次に【方向③】の南西方面です。
国道265号線を通り小林市の市内に抜ける道です。
この道を13km程進みますと、居住不明の民家があることに気付きました。
一番最寄りにある民家①は、国道265号線から少し離れた場所に位置しています。
居住用なのか作業用の建造物なのか判断が付かない状況ですが、いずれにしましても広大な土地を管理しているように見えますね。
民家②は住居用の建造物のようです。
しかしこちらも民家①同様に国道から離れた場所に位置しており居住しているかどうかはわかりません。
民家③は民家群です。
屋根が光って見えますが、ソーラーパネルを設置した家庭が数件あるようです。
見たところ新しい設備に見えますので、こちらの民家には人が住んでいるようです。
一軒家からは13kmも離れており、一軒家から比べるとかなり生活しやすいようにも見えます。
しかしながら民家③から小林駅までは約22kmも離れており、小林市の市街地居住の方からすると不便な生活に見えてしまうのかもしれませんね。
どれくらいポツン? 【方向④】宮崎市方面へ約25kmで
最後に【方向④】の南東方面です。
紹介される一軒家は綾北川のほとりにありますが、ここから南東に伸びる県道340号線は綾北川と並行するように走っています。
綾町を経て宮崎市方面に向かう道です。
つまり宮崎市内から一軒家に向かうには綾北川沿いをずっと走るとよいのです(綾北川は途中から出てきます)。
途中途中でダムや水力発電所の施設があるものの、民家らしい民家は見たらず、一軒家から約25km離れた場所に集落が現れます。
この方向の検証では、なんと25kmもポツンとしたということになりました。
一軒家に通じる道路全て通行止めになることも
全四方向(①~④)のポツン度合いを検証しましたが、これらははっきり言って机上の空論に過ぎません。
なぜなら、一軒家に通じる道路は日々どこかしらで通行止めを実施しており、最寄りの民家に到着するもしないも通行止め如何に関わってくるからです。
令和5年5月19日の一軒家周辺の交通規制状況です。
なんと、全方向通行止めを実施しており孤立したかのような様相を呈しております。
取材クルーはまるで道なき道を進んで一軒家に到達をしているようですが、通行止めに引っかからないルートを予め模索したのですね。
我々市街地住人にとって、いかに過酷な環境かわかる資料ですね。
国道265号線、災害の爪痕を見てみる
これは先ほど検証した【方向③】と同じ方向です。
小林市の中心市街地に通じる国道265号線の災害の様子です。
山間部を縫うように走る国道265号線が突如不自然な砂地のような箇所を通過しているということがお判りいただいけると思います。
現場付近を拡大するとこのような感じです。
明らかに地滑りをしていますね。
復旧工事に従事しているであろう車両や重機が列をなしているのがわかります。
まさに命がけですよね・・・。
↓
ストリートビューによる道路標示を設定するとこのような感じです。
道路の一部分が山頂部付近からの土砂ともども流されており、ガードレールがだらりとぶら下がった状態です。(ガードレールがよくぞ流されずに済んだものです)
道が押し流された付近をストリートビューで確認しますと、地滑りを映した俯瞰画像と異なり、災害前の道路の様子がそのまま残っています。
路肩が崩れてしまうことは想像できても、この景色が上から押し寄せる土砂に押し流されることなんて誰にも予想できませんよね。
この箇所の災害の詳細について調べましたが、該当する記録にはたどり着けませんでした。
2022年に宮崎県を襲った台風14号によるものなのでしょうか。
先ほどの規制マップの拡大図です。
崩落個所と通行止めの箇所は近いですが地点が異なっています。
先程の地滑りがもし2022年秋の台風で起きたものならば、わずか半年で復旧するものなのでしょうか。
逆に台風で発生したものでなければ熊本の地震などが原因なのでしょうか。
果たして今現在どこまで復旧しているのでしょうか。
崩落個所が現状どのような様子なのかは、現地にも入ることが出来ないので推察のしようがありません・・・。
一軒家がある地域に近づくことさえも尻込みをしてしまいますね。
一軒家は本当に「ポツンとしているのか」のまとめ
独自に検証をしてみた結果、5月21日放送の「ポツンと一軒家」の一軒家は本当に山深い秘境にポツンと存在していることがわかりました。
加えて一軒家に通じる四方の道はどれも過酷で、一軒家にたどり着くまでに命がけの行軍をしなければならないこともよくわかりました。
番組制作者の皆さんの並々ならぬ意気込みを痛感致しました。
皆さんも製作者サイドのそういう命がけの思いを共感しながら番組を視聴しましょう!
では。
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