慶応高校が107年ぶりに優勝を果たした、105回高校野球選手権大会(夏の甲子園)。
一部の応援スタイルが問題視されるなど、慶応高校の優勝の喜びに水を差すようなマナー問題が指摘されています。
しかし観戦マナーについて更に問題となった動画が拡散されてました。
酔った青年が飲酒によるマナー違反を指摘されて逆切れしたのです。
案の定、高校野球の野球観戦においてアルコールを販売・摂取することに反対意見が噴出しています。
酔った青年が観戦マナーを指摘されて逆切れ
慶応高校対仙台育英での一戦、どんな場外乱闘騒ぎがおきてしまったのでしょうか。
夏の甲子園決勝にて、高校球児が真剣にやってるなか、観客が酒飲んで大暴れ。注意され逆ギレ?泣き出す女性も。。。。
pic.twitter.com/cn9rUGlCgb— 進撃のJapan (@roketdan2) August 24, 2023
動画を見ると、青年が知人に取り押さえられながら誰かに食ってかかっているという内容です。
慶応校高校 対 仙台育英高校 との決勝戦、青年は仙台育英側の応援スタンドにいたそうですが慶応高校を応援していました(これは特に悪いことでは無い)。
- ビールや酎ハイを前の席の方にこぼした
- 段々と声が大きくなって周囲を威圧した
- 女性にハイタッチを要求した
この飲酒をして酔った青年のこういった観戦マナーを指摘した勇気のある人が現れました。すると青年はこの人に逆切れをして食って掛かり、最後は警備員が主導した挙句、警察感に取り押さえられたのです。
青年の行動はよほど目に余るひどいものだったのでしょう。
周囲の人の話では、注意をすることにより反撃が容易に予想されるだけに注意することを控えざるを得なかったほどの酔態ぶりだったようです。
この青年はもしかしたら、普段は心優しい人のいいあんちゃんなのかもしれない、だとしたらこういった一件で叩かれることはこの人にとっては本意ではないでしょう。
しかしこういった動画が公になった以上は普段がどうこうとは言っていられません。周囲の人をどれだけ嫌な気持ちにさせたのか・・・。
世の為、人の為、また一から徳を積み直して欲しいものです。
慶応校高校 対 仙台育英高校 との決勝戦、酔って逆切れしたのは?
特定を望む声が多数挙がっているこの事件、残念ながらこの青年についての詳細はわかっておりません。
また事件化しないということで氏名などを公にすることはならないですし公にすることは難しくなったということですね。
とはいえ、少しずつ暴かれていくのでしょう・・・。
兵庫県警の甲子園署は24日、取材に対し、23日夕にライト側の観客席でかなり酒に酔った観客がおり、警察官がこの観客が暴れるのを制止したと答えた。暴力行為やけが人の発生はなく、この騒ぎについて事件化しない方針を明らかにした。なぜ観客が暴れたのかについては、広報事案ではないため詳細は答えられないという。
J-CASTニュース
高校野球観戦でのアルコール販売についてどんな反対意見が?
このようなことが起こりますと、当選このような意見は出てます。至極まっとうです。
今後、世間を大きく巻き込んで議論となる予感すらあります。
甲子園(高校野球)ではアルコールの販売をしている
こういった事件がおきてしまった甲子園球場ですが、生ビール以外にも、もちろん他のアルコール類(日本酒・チューハイなど)を販売しています。
高校野球とは言え甲子園は全国規模のイベント、といったところでしょうか。
一番搾りで1杯750円ですね。 pic.twitter.com/YiNkPr0xVm
— たかっち (@La0x7janXI5BQbj) August 24, 2023
一時、コロナ対策で甲子園ではアルコール提供無しに
そんな甲子園でのでのアルコールですが、一時期販売がありませんでした。
93回 選抜高校野球(2021年) アルコール販売無し
ここだけ見たら甲子園は教育の一環を念頭にいた高校野球連盟の毅然とした態度の表れだと思った人が多くいるのではないでしょうか。
しかしこの年のアルコール類販売や球場内での摂取禁止は新型コロナウイルスの感染予防対策だったようです。
93回選抜大会は一般客へのチケット販売は1万人上限で、感染対策が大きく叫ばれている時でした。人が口にするコップなどを使う事で感染リスクを高めるということはできなかったですよね。
そして同年に2年ぶりに開催した103回選手権大会(夏の甲子園)は一般客へのチケット販売はされませんでした。ということで必然的にアルコール販売もなしでしょう。
94回 選抜高校野球(2022年) アルコール販売無し
翌年2022年の選抜大会も新型コロナ感染対策でアルコール販売無しと球場での摂取禁止。
95回 選抜高校野球(2023年) アルコール販売 再開
2022年の夏の甲子園(104回大会)でアルコール販売が再開となり、翌年春の甲子園でもアルコール販売が再開となったようです。
観戦上の注意書きにアルコール持ち込み禁止の文言がなくなりました。
その代わりに瓶や缶類の持ち込み禁止について触れています。
紙コップなどに入れ替えることが出来ないのですね。
見つかったら即没収・廃棄という事で、球場内でのアルコール類売上向上に一役買いますね。
高校野球観戦でのアルコール摂取は教育上の配慮(?)を
先ほど紹介の通り、この事件をきっかけに学校教育の一環でもある甲子園で酒類販売なんてけしからん!という多くの人のアルコール類販売を疑問視する声が挙がっています。私もこの声に一部賛同します。
しかし同時に、諸関係者の営利上の事情にも理解を示したいと思います。
高校野球の大会会場でアルコール類販売や摂取という問題は関係者にとって非常にグレーゾーンだということですよね。
春と夏の甲子園の運営事情には詳しくないのですが、アルコールの販売というのは高校野球における甲子園の運営上においてきっと大事な要素の1つなのだと思われます。
今回のように球場でのアルコール摂取が教育上の配慮という問題に踏み込まれないよう、球場でのアルコールの摂取はほとんどの人がそうしているようにスマートな楽しみ方が一番ですよね。
甲子園で高校野球見ながらビール飲むの楽しみって人もおるから酒に飲まれる弱い奴は飲まんといてくれw
— トロサンポ (@paroparo_ton) August 24, 2023
こういった野球観戦でのアルコールを楽しみしている人たちへの気持ちにも大きく賛同します。
球児たちの憧れの場所が変な醜聞で汚されたり存続しないなんてことが無いよう、そして多くの人の楽しみがわずかな人の為に奪われないよう、飲酒マナーにはくれぐれも注意しましょう!
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