映画「メジャーリーグ」に登場のクリーブランド・インディアンス
カリンチャク投手所属のクリーブランド・ガーディアンズは、映画「メジャーリーグ」に登場した実在の球団「クリーブランド・インディアンス」と同じです。
球団名を変えた理由は特定の人々への配慮からで、2021年に実施しています。
映画メジャーリーグはご存じの通り旧名称の「インディアンス」を舞台にしています。
弱小球団インディアンスが最終的に優勝するというストーリーです。
そしてリアル・リッキー・ボーンのカリンチャク投手所属もガーディアンズ(旧インディアンス)。
カリンチャク投手と映画「メジャーリーグ」、共通点の1つです。
ジェームズ・カリンチャク投手
カリンチャク投手は最高球速は159km弱、平均球速は約154kmの剛腕です。
持ち球はフォーシームとブレーキの効いた力強いカーブの2種類です。
映画メジャーリーグのリッキー・ボーン投手に引けを取らないスピードボール(101マイル:161km)を持ったパワーピッチャーです。
本名 | ジェームズ・スティーブン・カリンチャク |
英語名 | James Stephen Karinchak |
ユニフォーム名 | Karinchak |
生年月日 | 1995年9月22日 |
右投右打 | |
出身 | アメリカ合衆国ニューヨーク州オレンジ郡ウォルデン |
出身高校 | バレー・セントラル高等学校 |
出身大学 | ブライアント大学 |
ドラフト順位 | 2017年のMLBドラフト9巡目(全体282位) |
指名球団 | クリーブランド・インディアンス |
メジャーデビュー | 2019年9月14日 |
身長は約190cm、体重は104kgと恵まれた体格です。
次に成績です。
先発は0で全て試合途中からの登板です。
カリンチャク投手はガーディアンズの貴重な中継ぎ投手です。
2021年の60登板が光っていますね。
メジャーのシーズン最多登板数は1974年のマイク・マーシャル投手で106!
日本記録は2007年阪神タイガースの久保田智之投手で90!
登板数 | 勝ち | 負け | セーブ | ホールド | 防御率 | |
2019 | 5 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.69 |
2020 | 27 | 1 | 4 | 1 | 8 | 2.67 |
2021 | 60 | 7 | 0 | 11 | 13 | 4.07 |
2022 | 38 | 2 | 6 | 3 | 8 | 2.08 |
2023年のカリンチャク投手の年俸は推定150万ドルとなっています。
ベルトの先が何度も取れるカリンチャク投手
日本時間5月13日のエンジェルス戦で7回表に中継ぎ登板したカリンチャク投手。
途中何度もベルトの先が飛び出る様子がありました。
2アウト1.2塁のピンチの場面で三振を取って小躍りするカリンチャク投手ですが、ここでもベルトの先が飛び出してしまっています。
I’ll never not be mesmerized by James Karinchak’s strikeout celebrations. pic.twitter.com/RwHp2h0ROb
— Discuss Baseball (@discussbaseball) May 13, 2023
解説の新井宏昌さんは、カリンチャク投手の太ももの太さと太もも裏の筋力の発達にまるで野手のようだと驚いていました。
そしてベルトのハマり心地が悪いのはこのパツパツの下半身の筋力のせいかな?と推察していました。
はち切れんばかりの筋肉を駆使して投げるあまり、ベルトの先も飛び出してしまうのでしょう。
james karinchak’s pants so tight he’s about to get a scrunch leggings sponsorship from gymshark. pic.twitter.com/it2ci4hnm7
— trashwina (@yashwinacanter) May 7, 2023
映画メジャーリーグのリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)
弱小球団(設定)のインディアンスをわざと負けさせて人気から遠ざける事を目論んでいる女オーナー。
その為に寄せ集められたポンコツ?選手の一人がチャーリー・シーン演じるリッキー・ボーン投手。
球はめっぽう速いのですが、札付きのワルで短気で気性が荒い若者といういわくつき。
襟足に稲妻カットを入れたり、ユニフォームの袖を破ったりしていましたね。
映画「プラトーン」でチャーリー・シーンが演じた気の優しい役柄(実質主役)と「メジャーリーグ」での気性の荒い役柄とのギャップに戸惑ったものです。
ちなみに、映画「メジャーリーグ」で共演しているトム・ベレンジャーはリッキー・ボーンの良き理解者で女房役のキャッチャー役を演じていますが、「プラトーン」では表向き?主役で憎い役柄を演じています。
リッキー・ボーンの実践は、球が速いのに荒れていて四死球連発。
置きに行ったボールは痛打される悪循環。
ついに監督からクビ宣告という時に、極度の近視を見抜かれたリッキー・ボーン。
トレードマークとなった太いフレームの眼鏡を掛けたら見事に生まれ変わったリッキー・ボーン。
優勝争いの原動力となったのです。
#映画で印象に残っているメガネ#メジャーリーグ#チャーリーシーン
眼鏡がキーアイテムでしたので。 pic.twitter.com/EmYIY7c3Y9
— いぬ (@haughtydog) October 1, 2017
映画「メジャーリーグ」リッキー・ボーンと同じ髪型と背番号99
カリンチャク投手の背番号はリッキー・ボーンと同じ99番。
そして入場曲はリッキー・ボーンと同じ「ワイルド・シング(Wild Thing)」を使用。
それもそのはず、カリンチャク投手は映画「メジャーリーグ」の大ファン!
リッキー・ボーン仕様の髪型は2020年9月のヤンキースとのワイルドカード争いの時に実現したものです。
映画の中でのインディアンスの宿敵はヤンキース。
現実世界でヤンキース戦に挑んだカリンチャク投手の気合いの現れですね。
しかしその結果は・・・。
James Karinchak vs. Ricky Vaughn, Hair Mechanics. pic.twitter.com/eJ2JtXHzDX
— Rob Friedman (@PitchingNinja) September 28, 2020
リッキー・ボーンと同じで球が速くて荒れ球?
カリンチャク投手の投球動作前。
イカつい体でボールを何度も指から空中に弾いてはキャッチする繰り返し。
その動作から垣間見える「投げるぞ!」と言う雰囲気。
投げるボールはちょっと暴れているというか荒れているというか。
カリンチャク投手の投球フォームはリッキー・ボーンとは異なりますが、ボールの雰囲気が似ていますね。
(眼鏡をかけずに視力不足で投げていたリッキー・ボーンに)
球が速くて力強いところはリアル・リッキー・ボーンですね!
映画「メジャーリーグ」さながらにヤンキース戦で満塁本塁打あびる
2020年9月のポストシーズン。
ニューヨーク・ヤンキースとのワイルドカード争いの第2戦の4回に登板したカリンチャク投手。
先発投手の残した無死満塁のピンチに登板し無念の被満塁本塁打。
映画の中でもリッキー・ボーンはヤンキースの4番バッターに満塁本塁打を浴びており、カリンチャク投手は現実世界でリッキー・ボーンと同じシーンを演じてしまったことになりました。
リッキー・ボーンはやられっ放しでいませんでした。
映画の中でクライマックス、リッキー・ボーンは優勝を決めるヤンキースとの大一番に登板。
見事101マイルのスピードボールで4番打者を三振に仕留めてリベンジを果たしています。
この映画最大の山場であり、チャーリー・シーンの有名なポーズはこの瞬間に生まれています。
カリンチャク投手はその後登板した試合の活躍で見事に信頼を取り戻したようです。
カリンチャク投手の試合観戦はできる?
2023年現在、ガーディアンスには日本人選手が在籍していないため、ガーディアンス戦の無料放送は日常的に行われておりません。
なので普段カリンチャク投手の試合を観戦することは出来ません。
しかしガーディアンスは大谷翔平所属のエンジェルスとの交流戦があります!
もしかしましたらその時はカリンチャク投手の登板機会があるかもしれません。
5/14
9/8.9/9.9/10.9/11
6/7.6/8.6/9
※放映有無確認願います
リアル・リッキー・ボーンのカリンチャク投手の活躍を是非目の当たりにして下さいね!
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